TOPIX: 1957.86, -1.4% (1w), +10.1% (YTD)
Nikkei225: 28029.57, -2.5% (1w), +5.2% (YTD)
S&P500: 4538.43, -1.2% (1w), +22.6% (YTD)
USD/JPY: 112.82, -0.3% (1w), +9.2% (YTD)
EUR/JPY: 127.58, -0.5% (1w), +1.1% (YTD)
Oil(WTI Futures): 66.26, -2.8% (1w), +36.8% (YTD)

 WHOは11月26日に南アフリカなどで新たに見つかった新型コロナウイルスの変異型を最も警戒レベルが高い変異ウイルスと警告し、株式市場はオミクロンショックとなった。その後、10日以上経過したが、オミクロンの実態はまだわかっていない。感染力はデルタより強く、既存のワクチンの効果が弱まることが指摘されているが、肝心の毒性については、不明なままだ。予断は許されないが、少なくともデルタ等より毒性が強いという証拠はまだ見つかっていないという点で、それほど致死率が高くないとの期待もある。

●週刊金融日記 第499号 オミクロン襲来!終わらない世界のコロナ禍と日本人の鎖国への憧憬
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52196895.html

 さて、コロナ禍拡大は、個別銘柄で見れば航空や旅行などのリオープン銘柄にはマイナスだが、IT企業の株高などにつながり、中央銀行のさらなる非伝統的金融緩和を期待できるため、株式相場全体にはプラスに働くことが多かった。しかし、いよいよこの言わば「コロナバブル」が終焉を迎えたのかもしれない。
 FRBパウエル議長が、オミクロンという未知の変異株が現れても、はっきりと金融正常化に向けての姿勢を示しているからだ。株やクリプトがいくら上がったところで、恩恵を受けるのは一部のアメリカ国民であり、金持ちがもっと金持ちになっても、大多数の市民はインフレによって生活が困窮する。当たり前だが、中央銀行にとって、インフレを起こさないことが最も重要な使命なのである。

●FRB、テーパリング加速検討すべき 次回会合で=パウエル議長
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-powell-inflation-idJPKBN2IF1ZH

 週末にかけて、これまでのコロナバブルの中心であったテスラ株やビットコインが大きく下落した。いよいよコロナバブルの崩壊が訪れるのかもしれない。

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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社

サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2021/11/26-2021/12/03)
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種

個別銘柄の週間パフォーマンス(2021/11/26-2021/12/03)
個別銘柄の週間パフォーマンス
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス

直近1年のドル円とユーロ円の推移
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資

イールドカーブ(2021/12/03)
イールドカーブ
出所: Bloomberg.com

主要通貨の週間パフォーマンス(2021/11/26-2021/12/03)
主要通貨の週間パフォーマンス
出所: セントラル短資

外国株とコモディティ
外国株とコモディティ
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com

地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2021/11/26-2021/12/03)
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)

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