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「菅政権の地方経済潰しをくい止めろ(前半)」三橋貴明 AJER2020.12.15

    

 

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望月慎先生登場! 改めてMMT(現代貨幣理論)について学ぼう! [三橋TV第332回] 三橋貴明・望月慎・高家望愛


https://youtu.be/gj3531zP-y0
 

 間もなく2020年も終わりますが、
「何も良いことはなかったのか?」
 と、問われると、そんなことはなく、日本政府はまたもや輝かしき社会実験の成果を披露したのです。


 すなわち、過去最大値の三倍のPB赤字であるにも関わらず、国債暴落(金利急騰)もハイパーインフレも起きなかった


「変動為替相場制の独自通貨国で、かつ供給能力が十分な「主権通貨国」は、政府に財政的な予算制約はない」
 という、MMTが説明した「事実」を、「やはり事実だった」と証明したのが我が国なのです(今回は日本だけではないですが)。

【年度別プライマリーバランス赤字額(左軸)、長期金利・インフレ率(右軸)の推移】


http://mtdata.jp/data_73.html#PB

 財政破綻論者、あるいは財政破綻を理由に緊縮財政を推進していた政治家は、「説明」を求められることになります


 なぜ、過去最大値の三倍のPB赤字であるにも関わらず、金利もインフレ率も上がらないのか。もちろん、わたくしにはできますが、彼らにはできません。
 

 何しろ、わたくし共が説明する「日本が財政破綻しない理由」はデータに基づく事実です。というか、ただのデータです。
 

 ここで「正しく」金利とインフレ率が上がらない理由を説明してしまうと、彼らは過去に延々と「嘘」をついてきたことを認めることになります。あるいは、自分が「事実」すら認識できなかった「バカ」であることが社会にさらされる。

 

 まあ、バカと、嘘つきと、バカな嘘つきの三種類がいると思いますが。


 というわけで、各所でリサーチしたところ、彼らは主に2パターンの言い訳をしているため、共有しておきましょう。(恐らく、というか間違いなく「1」のレトリックの出どころは財務省。「2」は自然発生だと思います)

1.日本の財政赤字化拡大が問題なく見えるのは、「外国」も財政赤字を拡大しているため

 これ↑、自民党の政治家に多いです。というか、財務省の官僚が自民党政治家を中心に「ご説明」をして回ったのでしょう。


 いやいや、理解不能なんですが、外国の財政赤字と、日本の財政赤字が、何の関係があるというのでしょう。
 

 日本の財政赤字拡大が全く問題ないのは、
デフレで総需要が不足し、総需要<供給能力のデフレギャップ状態が続いているため、インフレ率が上がらない
デフレで民間の資金需要が乏しく、インフレ率も低く、かつ日銀が国債を「無制限買取」しているため、金利が上がらない
 と、上記二つの理由によります。要するに「デフレだ」という話に過ぎませんが。

 

 と言いますか、インフレ率がマイナスになっている以上、政府の財政赤字は「足りない」のです。


 また、日本の低インフレ、低金利について「外国」に説明を求めるなど、意味不明です。


 ちなみに、ある方が自民党議員たちに、
「なぜ、外国が財政赤字を拡大すれば、日本の財政赤字拡大が問題なくなるのか?」
 と(意地悪で)聞いてみたところ、誰も説明できなかったそうです。当たり前です。そんなロジックは成立しようがないのです。

 

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2.今は問題なく見えるかも知れないが、ある日、突然、金利やインフレ率が一直線に跳ね上がって破綻する

 先日、野田佳彦の記事を取り上げましたが、野田は、
「何を弾みに金利が上がるか分からない」
 と、語っていました。


 つまりは、あまりにも「問題がなさすぎる」ため、彼らとしてはもはや、
「これこれこういう理屈で、金利やインフレ率が上がっていく」
 という、ロジカルな説明は不可能になってしまったのです。


 だからこそ、「突然、世界が破滅する」系の予言しかできなくなっている。
 

 というわけで、
「何を弾みに金利が上がるか分からない」
 といった破綻論を主張する連中には、しつこく、
「なぜ? プロセスを説明しろ?」
 と問いかけて下さい。(絶対に説明できないので)


 相手は確実に話を逸らすでしょうから、1の「インフレ率や金利が上昇しない理由」を含む「知識」を武器に、しつこく追い詰めて下さい。特に、一対一ではなく、衆人環視の下でやるのが重要です。


 財政破綻論者が改心することは、まず、ありません。重要なのは「衆人」に真実を伝えることです。そして、破綻論者を衆人と共に蔑み、嘲笑して差し上げて下さい。


 悪魔が最も恐れるのは、嘲笑されることなのです。

 

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