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「PB黒字化目標は民間赤字化目標 でしょ?!(前半)」三橋貴明 AJER2020.2.9
令和の政策ピボット呼びかけ人に「俳優 伊原剛志様」が加わって下さいました。
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富民安全! 緊縮の転換のために、我々は何をするべきか! [三橋TV第350回] 三橋貴明・松本勝・高家望愛
https://youtu.be/xxEk3b6nsWQ
【Front Japan 桜】日本を亡国に導く菅内閣の中小企業『改革』 / 日本政府のインフラ外交 その後[桜R3/2/10]
https://youtu.be/808vFlvhNtI
【ch桜・別館】三橋流、人生を楽にする2つのテクニック[桜R3/2/10]
https://youtu.be/UC9kbxn-GLQ
さて、毎度お馴染みの「クニノシャッキ~ンッ」でございます。
『国の借金、1200兆円突破 1人983万円―昨年末
国債と借入金、政府短期証券の残高を合計したいわゆる「国の借金」が2020年12月末時点で1212兆4680億円となり、初めて1200兆円を突破した。財務省が10日、発表した。同年8月1日時点の日本人の人口(1億2333万人)を基に単純計算すると、国民1人当たりの借金は約983万円に上る。』
すでに百回以上繰り返している気がしますが、改めて書いておきます。
国の借金ではありません。政府の負債です。(日銀の統計では、そうなっている)
また、政府が負債を増やした分は、確実に民間に支出され、我々の貨幣となっています。
すなわち、1212兆円の貨幣発行の履歴です。
国民1人当たり983万円の借金、ではありません。
国民1人当たり983万円の貨幣を、政府は発行した。が、正しい表現になります。
政府の貨幣発行の履歴を、「国の借金」と抽象的表現に呼び変え、しかもそれを人口で割り、「国民1人当たり983万円の借金!」と数字のみをクローズアップして煽る。
今さらですが、悪質なプロパガンダとしか表現のしようがありません。
しかも、国債が償還される負債だったとしても(実際は、借り換えられる)、すでに国債・財投債の48%を「政府の子会社」である日本銀行が保有している。
【2020年9月末時点 日本国債所有者別内訳】
http://mtdata.jp/data_73.html#kokusai20Sep
自分が自分に貸している借金、までをも含み「1212兆円!」と騒ぎ立てている。
頭がおかしい、わけではありません。単に、財務省が国民の恐怖感を煽り、緊縮財政を継続したいだけの話です。すなわち、恐怖プロパガンダです。
【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】
特別コンテンツ「ベルばらに魅せられて」公開中!
http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/
ちなみに、政府短期証券とは、財務省と日銀が日常的な予算執行をする際に使われている証券です。
政府短期証券がないと、財務省は計画的な予算執行ができなくなってしまいます。「絶対に無くせない」政府短期証券まで「国の借金」とやらに積み上げて恐怖を煽る。
ならば、日銀保有の国債・財投債・政府短期証券分の数字は減らさなければ、筋が通りません。(通す気もないのでしょうけど)
もっとも、どれだけ間違っていようとも、財務省の恐怖プロパガンダは有効です。
結局のところ、国民の多くが「正しい貨幣観」を共有しない限り、巨大な権力を持ち、財政研究会を通じてマスコミをコントロールする財務省の緊縮路線を覆すことは困難です。
貨幣観といえば、経世史論の特別コンテンツで、佐藤健志先生に「嘘のような、本当の話」をお話し頂きました。
三橋貴明×佐藤健志 【フランス革命を大いに語る 信じがたい歴史的真実!フランス革命とMMT(現代貨幣理論)】
https://youtu.be/j-lLu2feXfU
皆様、上記の動画もご参考に、正しい貨幣観を広めるために、お一人お一人が是非とも周囲と「コミュニケーション」して下さい。
財務省は確かに権力や情報チャネルを抑えていますが、我々には「事実という武器」があるのです。
「事実を武器に、財務省の緊縮プロパガンダを打倒しよう!」に、ご賛同下さる方は、