野原氏れいわ離党 「規約がデタラメ、独裁」と語って

昨夏の参院選東京選挙区に立候補を表明した時の野原氏。=2019年7月、都内 撮影:田中龍作=

 昨夏の参院選に東京選挙区から公明党への刺客として立候補し健闘した、現役学会員の野原善正氏。氏は25日、れいわ新選組に離党願を提出した。

 離党のきっかけとなったのは、野原氏のツイート(17日付)だった。「命の選別発言」をした大西つねき氏への処分をめぐる内容で、山本代表への不信とも受け取れる表現があった。

 翌18日、沖永明久事務局長が、事実誤認があるとして訂正、削除を要求した。

 野原氏によると、沖永事務局長は「削除の際は謝罪文を出すように」と言い、謝罪文のヒナ型を送ってきた。

 この件について沖永事務局長は田中の電話取材に対して「コメントできない」と回答した。

 謝罪文に納得できなかった野原氏はツイートの削除要請に応じなかった。(最終的には削除した)

都知事選最終日。=4日、新宿駅南口 撮影:小杉碧海=

 野原氏は25日昼頃、離党願をメールで提出した。

 この日の夕方、沖永事務局長から電話があった。「話し合いましょう」ということだった。

 野原氏が離党願を出した最大の理由は党の規約だ。田中の電話取材に氏は「規約がデタラメ。代表である太郎さんが独裁できるようになっている」と語った。

 れいわ新選組の規約は党のHPに公開されていて、誰でも閲覧できる。

 規約への批判はSNS上でも数多く見かけられ、16日にあった総会後の代表記者会見でも改善を促す質問があった。

 れいわは規約を綱領と位置付けている。綱領は党の憲法である。憲法が独裁を可能にするようであれば、党の未来はない。

 安倍政権を倒すには野党第一党に奮起してもらわなければならないのだが、その第一党は、低所得者を苦しめる消費税を下げようという気もない。

 これが野党共闘のリーダー役なのだから、庶民の絶望は大きい。

 ニッチもサッチも行かなくなった日本の政治を変えてくれるのは山本太郎しかいない・・・生活弱者は山本太郎に期待した。

 真の支持者であれば「太郎ちゃんが責任持って規約改正に取り組まなければならないんだよ」と言って、山本代表の尻を叩くべきだろう。

 太郎も支持者も今が正念場だ。手続きと組織運営の透明化は欠かせない。独裁は密室で始まる。

参院選の れいわフェス に詰めかけた有権者。創価学会の三色旗もひるがえった。=2019年7月、都内 撮影:田中龍作=

   ~終わり~

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