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「ナショナリズム対グローバリズム(前半)」三橋貴明 AJER2020.10.19

    

 

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令和2年10月25日(日) saya x ハーモニカ 配信ライブ

令和2年11月12日(木)「今こそ奮起の時!豊かになるために一人ひとりがやるべきこと」(※オンライン講演会)

 

戦争は「経済」 林千勝先生に「秋丸機関」について教わったよ [三橋TV第304回] 三橋貴明・林千勝・高家望愛

https://youtu.be/ORdXNoDfg4Q
 

【都構想緊急対談Part2】現役市会議員が明かす“二重行政解消で経済発展”の嘘 三橋貴明 × 川嶋広稔(大阪市会議員)
https://youtu.be/HrV_Qh26Oss

安倍政権が推進した「オールジャパン鉄道輸出」の悲惨な実態(三橋貴明×室伏謙一)
https://youtu.be/B1B9AEUV7zc

 さて、都構想(厳密には大阪市廃止構想)緊急対談として、前・大阪市議の柳本あきら氏、大阪市議の川嶋広稔と、大阪市の「地元」の政治家のお二人と会談し、色々と整理されてきたことがあります。


 お二人は、まさに「地元に密着」した政治家であり、大阪市民の有権者のために動いています。
 

 つまりは、一人一人は小さい大阪市民の「主権」を、「中間組織」として束ね、市政に反映させるという、本来の意味における政治家、あるいは「代議士」なのです。当然ながら、地元の町内会など、様々な「中間組織」に顔を出し、市民の声を聞かれたりもしているでしょう。


 幾度か解説しましたが、我々日本国民の主権は、国政で言えば一億分の一。本当に小さいのです。
 だからこそ、「人間」と「権力」の間で、主権を束ねていく中間組織が重要になる

【主権者と権力を繋ぐ中間組織】


 図は国政の例ですが、市政にしても、市民の主権を束ね、市政へとつなぐ各種の中間組織が機能しなければ、政治は「権力の報道(マスコミ)」によってのみ動かされることになります。


 そして90年代以降、政治における「中間組織」や、中間組織と政治家の結びつきを「しがらみ」「癒着している」「古臭い」といったレトリックで攻撃し、報道(マスコミ)を最大限に活用し、エニウェア族の票で権力を握る手法が大流行します。五十五年体制崩壊後、自民党を含め、政党は「都市型政党」に変わっていきます。


 有権者の中間組織に近い国会議員に至っては、「族議員」という謎のレッテル貼りで攻撃される始末。


 中間組織とは、一つの「共同体」です。有権者の集まりである共同体を無視し、報道(マスコミ)により一方的にメッセージを送りつけることで、政治力を高める。国政の自民党もやってきたことですが、より巧みなのが「維新」というわけです。
 

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市民は住民投票の正式名称で大阪市廃止を初めて知った
 大阪市で実施される住民投票(11月1日投開票)の正式名称は「大阪都構想の賛否を問う住民投票」ではなく、「大阪市廃止・特別区設置住民投票」である。これは大阪市選挙管理委員会が決めた名称で、ここには「大阪都構想」の文字はない。
 いわゆる都構想とは大阪維新の会が最大の政策とする彼らの政治的理念であり、本来は役所が使う用語ではない。今回は市民からの陳情もあり、この名称になった。
 「今回は」と断ったのは、前回は「大阪市における特別区の設置についての投票」が正式名称で、そこには「大阪市廃止」の文字がなかったからだ。だが、大阪市の廃止こそが同構想の最大のポイントであり、維新にとっては“不都合な真実”のようである。(後略)』

藤井聡 @SF_SatoshiFujii
#大阪都構想 の「財政効率化で1兆1千億」という話は学術的には完全に間違いである事が明白(https://satoshi-fujii.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/fujii.pdf)。
にも関わらず吉村知事がその「間違った値」をそのままチラシで使って有権者に賛成を促すなど、法の精神からいって完全に許されざる暴挙だと考えます。』

 そもそも、2015年の住民投票時、大阪維新の会は、
「今回が大阪の問題を解決する最後のチャンスです。二度目の住民投票の予定はありません」(大阪維新の会の公式HPより)
 公式に宣言していたのです。ところが、平気で前言を翻した。つまりは、嘘をつく。


 なぜ、維新は平気で嘘をつけるのか。もちろん、報道(マスコミ)を味方につけているという点も重要ですが、より本質的な理由として、彼らは自身もエニウェア族なのです。つまりは、特定の共同体に属しているわけではない。
 

 我々は、なぜ嘘をつくことを逡巡するのか。それは、属している共同体からの「視線」「批判」が怖いためです。


 ということは、自分が共同体と無関係に生きられると確信(というか、勘違い)をしている連中は、嘘をつくことに躊躇いがないということになります。あるいは、躊躇いが無くなる可能性が高まる。


 今回の「大阪市を廃止し、特別区を設置する住民投票」では、反対派の議員たちが懸命に「大阪市は廃止されます」と人々に説明しても、支持者からまで、
「そんな、維新のような政党が、そこまで堂々と嘘をつくわけないじゃないか」
 と、妙な反発をされてしまったそうです。


 そこまで、嘘をつくのですよ、彼らは。そして、「共同体からの視線」が気になり、嘘をつくことを躊躇う我々には、「堂々と嘘をつく」彼らの手法の「存在」自体を信じられず、騙される。


 それにしても、前にも書きましたが、維新や松井市長、吉村知事らが嘘をつくのは、これは彼らの腐敗に過ぎません。彼らの嘘が、ここまで批判されずに拡散してしまうことこそが、「政治の腐敗」です。


 嘘が蔓延る政治の腐敗を、正しましょう。これは、日本国の有権者である我々にしかできず、我々がやらなければならないのです。

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