三橋経済塾第九期の入塾申し込み受付中!

株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。

『現金給付10万円から解る貨幣の真実』(後編-1)』三橋貴明 AJER2020.6.2

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。
また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

 

【一般参加可能な後援会のお知らせ】
三橋経済塾 第九期 第六回講義 令和2年6月20日(土) TKP札幌カンファレンスセンター
※三密を回避するため、広めの会場で人数を絞った開催となるため、お申込はお早めに。

 

6月16日 オンラインライブ「saya 初夏の配信スぺシャルライブ2020
sayaさんのライブ告知は、こちら。(是非とも、チャンネル登録を!)

 

 財政破綻論者は、吃驚するくらい、平気で嘘をつきます。頭の中で「結論」が決定されているため、
「妄想の結論」---「異なる現実」
 の二つを結びつけるために、嘘をつくしかないのです。

 その嘘も、
1.それっぽいという話に過ぎず、実は本人も本当か嘘なのかどうか分かっていない
2.本人は真実を知っているが、「どうせ、誰も調べやしないだろ」と、世間や国民を舐め切ったスタイルで、嘘をばらまく
 の二種類があるのですが、小林慶一郎は前者が、土居丈郎は後者が多いように思えます。あくまで、わたくし個人の「印象」ですが。

 例えば、土居丈郎(慶應義塾大学 経済学部教授)はドイツが消費税を減税したことを受け、慌てて、
 
『ドイツが「消費税率3%下げ」に踏み切る意味 歳出削減を徹底、単なる景気対策ではない

(前略)ドイツの消費減税は、財政収支が黒字になるほど税収を多く得ていたから減税するという話である。ただでさえ財政赤字なのに減税してもっと財政赤字を膨らますという話とは次元が違いすぎる。加えて、ドイツでは、歳出削減を徹底した後で減税するという話である。医療費を含む歳出削減を批判しつつ、減税に賛成するという辻褄の合わない話ではない。

 ドイツの消費減税の真の狙いは、経緯をきちんと踏まえて理解する必要がある。』
 
 と、「ど、ドイツが消費税を減税したからって、日本はできないんだからねっ!」と、懸命に主張していますが、その際に、
◆ 民家企業の収支+家計の収支+政府の収支+海外(外国)の収支=0 
 という、地球上で生きている限り、誰も逃れられない事実は伏せておく。

 さらには、ドイツの財政黒字化が、徹底した「貿易黒字(外国の貿易赤字)」に依存したものであることは語らない。
 
【ユーロ主要国の貿易収支の推移(百万ドル)】
 
 2018年のドイツの貿易黒字は、対GDP比7%(!)にも達しています。日本で言えば、何と38.5兆円もの貿易黒字を計上したことになります。(現実の日本の2018年の貿易収支は、1兆1265億円の黒字でした)

 ここまで「海外の収支の赤字(外国の貿易赤字)」が大きいのであれば、それはまあ、民間企業や家計の収支を黒字化した上で、政府の財政を均衡させることは可能でしょう。

 さらに、土居は、あたかもドイツが「財政支出を抑制した」かのごとき印象で記事を書いています。何しろ「歳出削減を徹底した」と、表現しているのです。

 あのな、一応、経済学の教授ならば、「データ」という言葉は知っているよな?
 
【ドイツと日本の政府支出(2001年=1)】
 
 間違えるなよ。青がドイツで、オレンジが日本だ。

 歳出削減というか、歳出「抑制」をしているのは、ドイツ? それとも日本? 「ドイツだ」というならば、目玉を取り換える必要がありますね。
 
 財政破綻論者は、本当に、平気で嘘をつきます。
 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
皇統論「第十六回 仏教伝来」、歴史時事「第十六回 疫病の人類史」がリリースになりました。

 

 というわけで、土居丈郎がいかに「嘘をついているか」について、様々な媒体で、様々な人々に教えて差し上げて下さい。

 この手の嘘つきの財政破綻論者を放置しておくと、第三次補正予算は組まれず、さらにコロナ禍が収束に向かった途端に、すぐに「増税」の話が始まります。というか、すでに話は始まっています。単に、まだ政治的なイシューになっていないだけです。

 ところで、税制の話をするならば、今の政治的課題は「消費税廃止」以外はありません。ところが、現実の自民党の政治家は、こんな連中ばかり。
 

『自民・石原氏「保守政党は『消費税ゼロ』言っちゃダメ」

 

 

■自民党の石原伸晃元幹事長(発言録)

 社会保障を根幹から支える税制をつくるのに幾たび内閣が倒れ、また選挙で苦しい思いもしながらも、高齢化社会、少子化社会を乗り切るためにはどうしても間接税が必要だと、先人たちが努力をして今日に至っていることも忘れてはならない。
 消費税ゼロだ、と声高に叫んでいる方が大勢、我が党の中にいる。これから選挙を迎えるとき、その人たちは逆に苦しいと思う。消費税ゼロなんてことを言ったら、どこかの政党と一緒だ。自民党は保守政党。私たちはその矜持(きょうじ)を持って、国民から直接声を聞いて、本当に国民が望んでいる政策を取りまとめていきたい。』
 
 いやあ、バカ低レベルですね。

 保守だろうが、革新だろうが、「消費税ゼロ」が国民を豊かにするならば、推進する。そうでないならば、やめる。ただ、それだけの話に過ぎません。

 そもそも、バリバリ「構造改革」に邁進している自民党が「保守政党」とは笑わせる。構造改革って、イタリア共産党が言い出した言葉だぞ。あまりにもレベルが低すぎて、他人事ながら情けなくなるよ、石原伸晃。

 土居にせよ、石原にせよ、
「こ、こんな連中が政治の中枢にいたのか・・・・」
 と、呆れ返るほどに低レベルな連中です。今回のコロナ危機により、この手の低レベルな連中の正体が露呈し、全国的に知れ渡っていっていることは、救いです。

 というわけで、嘘つきの財政破綻論者、低レベルの政治家を駆逐するためにご協力ください。我々がやるしかないのですよ、結局のところ。
 

「嘘つきの財政破綻論者と低レベルな政治家を駆逐しよう」に、ご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!

本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。
◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。
㈱日本富民安全研究所のブログ「絶望の先に」はこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。