第428号の目次です。

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// 週刊金融日記
// 2020年7月14日 第428号
// 陰キャと陽キャの恋愛戦略と"Post COVID-19"での展望
// GoToHellキャンペーン開始
// レストラン紹介コーナーは自粛中
// Bubbleの中に病原体を持ち込ませないことが大事
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 先週ぐらいに香港で3週間ぶりに市中感染(空港検疫以外での香港内での感染)が見つかったのですが、そこからいつものように数千件以上のコンタクトトレーシングによる検査を行って、連日数十件規模のクラスタがみつかり、あれよあれよと言う間に感染者は100人を超えました。これまでほぼ経済活動は全開状態だったのですが、香港は瞬く間に対ウイルスの戦時体制になりました。

★レストランやバーは18時以降は持ち帰りのみで、ジムなどは営業停止です。公共の交通機関などでマスクを付けなければ罰金です。あっという間にこうしたことが決まり、実施されます。

★飲食店は雇用もたくさんあるので、ここへの制限はとりあえず1週間の期限ですね。一気呵成に叩く作戦です。はたして上手くいくでしょうか。

 そろそろ外食も飽きてきて、家で料理でも作りたいなぁ、と思っていたところなので、ちょうど良いと言えばちょうどいい感じです。香港は1月の第一波はすぐに抑え込み、欧米ロックダウンによる帰国ラッシュでの第二波もすぐに抑えこみました。その後は市中感染者はゼロをずっと続けており、2、3週間に一度ぐらいポツンの見つかるのですが、これまでは見つかった感染者の家族ぐらいしか芋づる式に見つからず、コンタクトトレーシングによって大量の検査をしているにもかかわらず、奇妙なことに孤発例で終わっていました。いったい、どこからウイルスが来たのか不思議でした。しかし、とうとう今回はしっかり大規模クラスタにつながりました。
 封じ込め地域/国でも、国境を開いていればいつかは入ってくるわけです。香港は入境者にはPCR検査と2週間隔離を実施していますが、この隔離は自宅でも良く、家族にも友達にも会おうと思えば会えるわけで、たとえば、潜伏期でPCR検査をすり抜けた人からの感染をゼロにはできないでしょう。また、飛行機のクルーなど、例外的に免除されている人もいました。それでも孤発例に終わればいいのですが、たまにクラスタが発生してしまいます。今回は検査と隔離の厳しい検疫により域内で封じ込めてからのはじめての大きなクラスタ発生で、どれぐらいの期間で制圧できるのか、興味深く見守っています。
 とりあえず、僕の香港の友人は、また、在宅勤務(WFH)になったみたいで、とても喜んでおります(笑)。

週刊金融日記 第418号 なぜ新コロはゼロを目指して抑え込むべきなのか

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-「時間分散で買ってもリスクを軽減させるわけではない」ということが理解できません
- 都内で働く弁護士ですが地方で開業するメリット・デメリットを考えています
- 在宅勤務が増えたのでいい椅子を教えてください
- 花粉症の舌下免疫療法を開始しました
- 10歳年上のハイスペ秘書に非モテコミット
- 海外在住の比較的裕福な既婚者ですが日本滞在中にはどういう女性とつきあうかで悩んでいます
- 上手くいくのはBクラスの女子ばかりなのでAクラス以上の女子をゲットしたい
- 「Pretender」を聞いて恋愛工学の偉大さを改めて思い知りました

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.陰キャと陽キャの恋愛戦略と"Post COVID-19"での展望

 心理学において、内向的性格と外向的性格の違いは、さまざまな観点から非常に多くの研究がありますが、そうしたことは以前、バックナンバーに書きました。

週刊金融日記 第304号 楽しいのはパーティーか読書か

 今週ではこのことについて読者の方から相談があったので、新型コロナウイルス禍で「陰キャ」が生きやすくなったとも言われており、そのことを掘り下げたいと思います。

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- 第304号「楽しいのはパーティーか読者か」のアップデートをお願いします

いつも大変お世話になっております。
およそ2年半以上前の第304号「楽しいのはパーティーか読書か」のアップデートについて解説頂きたいと存じます。
というのも、バリバリ働いているハイスペ男性やキャリアウーマンの中にも、今回の数ヶ月に及ぶステイホームで自身の内向性を新たに発見された方々に出会う機会が最近とても多い気がします。
私自身はもとから内向的で、一人の時間が大好きです。
パーティーは憂鬱で、終了後はこの上ない開放感に浸っております。
ホリエモンのメルマガを読んだら、彼は週7で飲み会、週6でマッサージ、週の半分はゴルフというスケジュールで、このアクティブさは本当にすごいと思いましたが、私自身が内向的な人間なので、それが羨ましいとは思えませんでした。
Post COVID-19における、隠キャvs陽キャの展望について、所長の見解をご教示頂ければ幸いです。
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 内向的vs外交的で分けてもいいですが、もっとわかりやすく陰キャvs陽キャにすることにしましょう。これらは似て非なる概念ですが、まずは粗い分け方として十分でしょう。言うまでもなく、陰キャとは高校で教室の片隅で本を読んでいるようなやつのことであり、陽キャとはサッカー部などに所属し、いつもみんなでワイワイやっているようなやつのことです。社会人になっても、陰キャは会社が終わったあとや週末をひとりで過ごすことが多いのですが、陽キャは合コンをしたり週末に仲間たちとバーベキューをしたりして過ごしています。明らかに、陽キャのほうが楽しそうであり、陰キャは人生の負け組のように見られています。
 さらに追い打ちをかけるように、心理学の多くの研究では、会社での出世からドラッグディーラーの生存率まで、社交的なやつのほうがパフォーマンスがいいことが示されています。つまり、陽キャのほうが会社で出世するし、ドラッグディーラーでも友だちが多いやつのほうが殺されにくいのです。
 ちなみに、陰キャの悲哀については、ポール・グレアムのエッセイが秀逸なので読むといいでしょう。もっともオタク(=nerds)と陰キャもまた似て非なるものではあるのですが……。

●オタクが人気者になれない理由 Paul Graham
http://www.blog.net/nerds-jp.htm

●Why Nerds are Unpopular, Paul Graham
http://www.paulgraham.com/nerds.html

●ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち Paul Graham
https://amzn.to/306EaA2

週刊金融日記 第416号 新コロ禍で陰キャの時代が来たのか?

 一方で・・・

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2.今週のマーケット

※ 2020年7月3日-2020年7月10日の週間パフォーマンス

TOPIX: 1535.20, -1.1% (1w), -10.8% (YTD)
Nikkei225: 22290.81, -0.1% (1w), -5.8% (YTD)
S&P500: 3185.04, +1.8% (1w), -1.4% (YTD)
USD/JPY: 106.93, -0.5% (1w), -1.6% (YTD)
EUR/JPY: 120.83, -0.1% (1w), -0.8% (YTD)
Oil(WTI Fut): 40.55, +0.6% (1w), -33.8% (YTD)

●日米で新コロ感染拡大止まらず、"Go To Hell"キャンペーン満を持して開始(金融日記 Weekly 2020/7/3-2020/7/10)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52175324.html

 日米ともに新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。・・・

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3.ブログではいえないお店

 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を抑えるため今週はこのコーナーをお休みします。

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

-「時間分散で買ってもリスクを軽減させるわけではない」ということが理解できません

XXXXXと申します。
資産運用についての質問です。
所長はよく「時間分散で買ってもリスクを軽減させるはわけではない」とおっしゃいます。
今話題の積立NISAでは、少額をコツコツと毎月投資信託へ回すことで資産運用ができますが、私の認識では、毎月コツコツと長期間にわたって積立を続けることで、すっ高値で買ってしまうリスクを防げるのではないかと考えています。
もちろん、安い時に大金で買って上がった時に売れば儲かるのでしょうが、素人にはそのタイミングを見極めるのは難しいかと思います。
所長がおっしゃる本意は、「同じ100万円で同じ投資信託を買うなら、一括で買っても、積立で買っても同じ」ということなのでしょうか?
もしそうなら、その辺りの理論を学べる方法をお教えください。

- 藤沢数希の回答

これは拙著を読んでください。

『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』 http://amzn.to/2ixi3QH

基本的には・・・

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