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「反グローバリズムの日本国民よ連結せよ!」(前半)三橋貴明 AJER2022.7.26
  

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増税の三年間 隠れ増税の三年間 我々はどうするべきなのか?[三橋TV第583回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/-GkjCX9RtrY
 

 

 三橋TVで、高家さんが、
「なんか政府って何のためにあるんだろうって思っちゃいます」
 と、的を射た発言をされていますが、本当に日本政府って、何のためにあるんだろう・・・?


 予想通り、日本の実質賃金が下がり続けています。デフレ(総需要不足)が続き、同時に輸入物価上昇に起因したコストプッシュ型インフレが起きている以上、当然ですが。


 輸入物価上昇とは、日本国民ではなく「外国の生産者の所得」上昇です。


 生産活動が国内であれば、物価上昇は生産者の名目所得を引き上げます。とはいえ、輸入物価上昇の場合は、我々は支出は増えるものの、所得は増えない。


 GDPで言えば、民間最終消費支出の拡大にはなりますが、輸入(※控除項目)増大によりオフセットされてしまう。結果、需要不足は終わらない。


 需要とは、所得です。所得が増えないにも関わらず、支出だけが増え、可処分所得は減少。消費税増税と同じですね。


 日本の物価上昇は、4月から始まりました。実質賃金は、三か月連続で対前年比マイナス。

6月の実質賃金 3か月連続マイナス 物価上昇に追いつかず
 働く人1人当たりのことし6月の現金給与総額は去年の同じ月を2%余り上回り、6か月連続でプラスとなりましたが、物価の変動分を反映した実質賃金は3か月連続でマイナスとなりました。(後略)』

【日本の実質賃金指数の推移(対前年比%)】


http://mtdata.jp/data_80.html#RI2206

 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

第四十二回「皇統論 藤原純友の乱」「歴史時事 サラーフ・アッディーン」がリリースになりました。
ぜひ、ご入会下さい。

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 しかも、今後、エネルギー価格や食料価格が(やはり輸入物価上昇により)高騰していくことは確定している。


 となれば、日本国民の可処分所得、実質賃金はさらに落ち込んでいくことになるでしょう。


 つまりは、貧困化です。


 貧困化した国民は、「次」の消費を減らします。消費税増税がそうであるように、コストプッシュ型インフレもまた、デフレ化要因なのです。


 現在、食料・エネルギーを除く消費者物価指数(コアコアCPI)で見たインフレ率は、対前年比で+0.2%。


 もっとも、コアコアCPIといえども、例えば、
「電気代高騰により、値上げをせざるを得なかったサービス業」
「ガソリン代高騰により、値上げをせざるを得なかった運送業」
 など、食料・エネルギー価格上昇の影響は受けざるを得ません。


 食料・エネルギー価格上昇が、サービス価格に転嫁された分を除くと、現在もコアコアCPIは確実にマイナスです。「デフレギャップが小さめに出る」内閣府の統計ですら、日本は約20兆円のデフレギャップを抱えている以上、当然です。


 日本国民を救うためには、政府の財政政策で、まずは所得の補填を行わなければなりません


 最も適した政策が、もちろん消費税の減税・廃止です。さらにはガソリン税廃止といった減税政策を組み合わせ、直接給付の政策も進める。


 それにも関わらず、第209回臨時国会は、補正予算の議論は全くなく、閉会してしまいました。
 

 挙句の果てに、岸田総理は内閣改造・自民党役員人事を行おうとしている。現時点で残留が決定している閣僚は緊縮派、親中派ばかりです。


 大変なことになる。


 今後、さらなる国民の貧困化が進むでしょうが、その際に「自己責任論」に流されないで下さい。


 悪いのは、日本政府であり、政府の政策なのです。

 

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