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7月19日(火) 無党派層で一位だった山添さんの運動に学ぼう [コメント]

〔以下の談話は『しんぶん赤旗』日曜版、7月17日付に掲載されたものです。〕

 参院選の結果で大いに学びたいのは、東京選挙区で3位当選した山添拓さんのたたかいです。NHKの出口調査で無党派層の投票先1位でした。選挙ボランティアに若い人の姿も目立ちました。
 山添さんは「憲法が希望」と憲法9条にもとづく平和構築を直球で訴え、ほかの野党との違いが明確でした。大軍拡や9条改憲に反対する都民の願いを受け止め、維新の候補を退けて当選することができたのです。
 他方、日本共産党は比例で改選議席から2議席減らしました。野党共闘を進めるとともに、共産党の自力を強め支持をどう増やすのかを考えなければなりません。共同通信の出口調査によると、60代以上と20代で共産党の支持率が5%を超えます。貧困化や物価高が直撃する若い世代に支持が広がっているのは「希望」です。
 今回、自民党は比例で1議席減ったにもかかわらず、選挙区を含めた全体では議席を伸ばしました。これは野党共闘が不十分で、一人区で漁夫の利を与えたからです。
 立憲民主党は昨年の総選挙の総括を誤り、政権批判や共闘に及び腰でした。一部の一人区で候補者を一本化しましたが、限定的なものにとどまりました。
 これから最大の課題となるのは、大軍拡・改憲を止めて平和を守ること、新型コロナと物価高から命と暮らし、営業を守ることです。
 改憲勢力が3分の2超といっても、9条改憲への態度は一様ではありません。野党が結束して国会論戦で岸田政権を追い込み、市民が草の根で世論を喚起すれば、改憲の企てを阻止することは可能です。
 野党共闘の本気度が伝わって初めて、政治に緊張感が生まれ、国政選挙での投票率が上がり、政権交代の展望も開けます。活路は本気の共闘にしかありません。


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