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　新型コロナの感染者は本日２０２０年７月２９日に初めて全国で１０００人を超え、いきなり１２６０人に。　

　「聖域」だった岩手県でも２人の方が感染されました。

　東京では１００人超えが２１日間連続の２５０人、大阪府で221人、愛知県で167人（河村たけし市長の名古屋市が93人）、福岡県で101人、沖縄県で44人、京都府で41人、岐阜県で30人、栃木県で16人の陽性がそれぞれ判明したので、いずれも1日当たりの過去最多を更新しました。

　しかも、東京・大阪・愛知・福岡の4都府県では感染経路が分からない人の割合が上昇していて、東京都は7日までの1週間は39%だったのが28日までの1週間は59%に。

　7月28日までの1週間は愛知県63%、大阪府66%、福岡県51%といずれも半数以上になっていて、もはや緊急事態前後には功を奏したクラスター対策だけではコロナ感染を防止できないが故の、1260人なのです。

　これは１週間前から始まったＧｏｔｏキャンペーン以降の旅行者による感染拡大はまだ含まれていませんので、８月初旬にどういう数字が出てくるのか、空恐ろしいものがあります。

　しかも、恐ろしいことに、東西の両横綱、東京と大阪で中高年層の感染者が徐々に増えています。

　東京都は、7月1～7日は20～30代の感染者が71%を占めていましたが22～28日は64%に低下し、40～50代以上は同じ期間に17%から23%、60代以上も7%から9%に増えました。

　７月29日に過去最多の266人の感染が報告された大阪府も、同じ期間に20～30代の割合が75%から60%に下がり、その分、40代以上の割合が増えています。

　その他の大都市圏も感染者数の増加が東京大阪と同じ曲線を描いていますから、いずれ全国で再び中高年の感染者が増え、重症者と死者も増えるのは必定です。

　４連休に感染した人が症状が出るのが２週間後、その数日後に重症化すると考えると、８月のお盆前後に日本に再び医療崩壊の危機が迫るかもしれません。

　さて一方、我らが安倍首相はこの４連休の間１勤３休、月曜日も午後からの重役出勤。

　星野源ちゃんの動画にかぶせたみたいな優雅な週末をお過ごしで遊ばされたようですが、未だに充電後に記者会見をしようと言う様子は全くなく、これで６月１８日から記者会見をしない日々も一か月半になりました。

　国会の閉会中審査にも一回も出ませんし、こんなにやる気がないのなら、もう辞めたらどうなんでしょうか。

　他方、信じがたいことに、本日７月２９日、通常国会が終わってから４３日目にして初めて、立憲民主党の安住国対委員長が自民党の森山国対委員長に直接、臨時国会召集を求め、与党がこれに応じなければ憲法５３条に基づき、臨時国会召集を要求すると述べました。

　与党も野党もなんてスピード感のない国なんだ。

 

　新型コロナウイルスの感染者は29日、全国で新たに1260人が確認され、1日当たりの感染者が初めて1000人を超えた。これまで感染者が確認されていなかった岩手県でも2人の陽性が判明し、感染者は全都道府県に広がった。クルーズ船の乗客乗員らを合わせた国内の感染者は計3万4158人となった。死者は4人増えて計1019人。

　東京都の新規感染者は250人で、感染者が100人を超えるのは21日連続となる。重症者は前日より1人増えて22人だった。他地域でも拡大に歯止めがかかっておらず、大阪府で221人、愛知県で167人、福岡県で101人、沖縄県で44人、京都府で41人、岐阜県で30人、栃木県で16人の陽性がそれぞれ判明し、いずれも1日当たりの過去最多を更新した。

　また、神奈川県（70人）、千葉県（49人）も緊急事態宣言解除後で最多だった。【まとめ・大島祥平】