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『現金給付10万円から解る貨幣の真実』(後編-1)』三橋貴明 AJER2020.6.2

    

令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。
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「何らかのバブル、謎の状態」って、大丈夫か、小林慶一郎大先生!?[三橋TV253回]
https://youtu.be/z6nHQdNd6aw
 
 チャンネル桜「Front Japan 桜」に出演しました。
 
 1929年に始まった世界大恐慌期、世界のGDPは毎年10%程度落ち込んだと考えられています。
 発信源となったアメリカでは、1929年から1933年まで、GDPが約45%も減りました。

 もっとも、今回の危機も、GDP縮小ペースが相当に早い。まさに「第二次」世界恐慌と呼ぶべきなのでしょう。
 各国が「経済活動(生産活動)の停止」に踏み込まざるを得なかったため、GDP急減は当たり前といえば当たり前なのですが。
 
『20年世界経済見通し 大恐慌に次ぐマイナス4.9% IMF「前代未聞の危機」

 国際通貨基金(IMF)は24日発表した最新の世界経済見通しで、2020年の世界全体の成長率をマイナス4.9%(前回4月時点はマイナス3.0%)に引き下げた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う各国の経済的損失が想定以上に深刻化し、回復も緩慢になると分析した。感染の収束を前提にして21年の成長率はプラス5.4%に急回復すると予測したが、感染の第2波のリスクなどから「見通しの不確実性は高い」と警告した。

 世界経済はリーマン・ショックに伴う金融危機の影響を受けた09年(マイナス0.1%)をはるかに超える落ち込みとなり、1930年代の世界大恐慌に次ぐ規模の景気後退に陥ることになる。下方修正の理由についてIMFは「4月以降の経済データで、いくつかの国の景気後退が想定以上に深刻化している」と説明。感染への警戒や先行きの不透明さから、消費の低迷や企業活動の停滞が長引き、景気回復には一段と時間がかかると見込んだ。IMFは「前代未聞の危機であり、回復も不確実なものになる」とみている。
 国・地域別の20年成長率では、新型コロナの感染・死者数が世界最多の米国はマイナス8.0%となり、19年のプラス2.3%から大幅な悪化を予測。大恐慌が起きていた32年のマイナス12.9%や、第二次世界大戦直後だった46年のマイナス11.6%に次ぐ深刻な景気後退になるとの見通しを示した。(後略)』
 
 アメリカ以外の経済成長率の見通しは、日本▲5.8%、ユーロ・英国が▲10.2%、中国が+1%(ホンマかいな・・・・)、新興・途上国が▲3%。但し、第二波が起きれば(起きているような気がしますが)、さらに落ち込むとのことです。

 世界の貿易総量は、対前年比▲11.9%に落ち込む見通し。

 とりあえず、この状況で、
「外需回復」
 だの、
「インバウンドを戻す」
 などと少しでも考えるならば、普通に欠陥品だから、脳みそを取り換えるべきですね。

 というわけで、第三次補正予算以降の大規模経済対策が必須なのですが、「前回」の大恐慌期と異なるのは、
「前回より今回が、セーフティネットが整備されている」
「財政拡大や財政政策に関する議論が、前回よりは深まっている」
 の二点だと思います。

 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
評論家・中野剛志世先生の「通貨論争史 イギリス編」がご視聴頂けます。

 

 特に、重要なのは後者ですが、特に「変動為替相場制の独自通貨国は財政破綻しない」という正しい財政観、正しい貨幣観が(MMTなどの広がりで)政府関係者に共有されつつあるのは大きいです。

 無論、いまさら言うまでもありませんが、正しい財政観・貨幣観の「政治における共有」の度合いは、国ごとによって差があります。我が国は・・・・、今更言うまでもありませんね。

 とはいえ、できることをやりましょう。
 
 正しい財政観・貨幣観を、政治家を含む多くの国民に伝える。同時に、出鱈目の財政破綻論を吹聴してきた財政破綻論者を「黙らせる」のです。

 そのためにも、今後は冒頭の「嘲笑 小林慶一郎」「平気で嘘をつく土居丈郎」等のコンテンツを継続して出していきたいと思います。

 ちなみに、知っている人は知っていますが、わたくしの作成したチャートは↓ここに保存されているので、自由に使ってください(データ元もリンクしてあります)。データ・グラフ系では、間違いなく日本最大のアーカイブだと思います。
 90年前、我々の先祖は「正しい政策」により、世界で最も早く恐慌から脱することに成功しました。とはいえ、当時は高橋是清に代表される「真っ当な政治家」がいた。

 現在は、まともな政治家がいない。高橋是清は、令和の御代にはいないのです。
 ならば、我々がやるしかない。国民自らの手で恐慌からの脱出を成功させ、子孫に誇れる日が来るよう、皆様、できることをやって下さい。

 

「祖国を早期に恐慌から脱出させよう!」に、ご賛同下さる方は、

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