株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。
チャンネルAJER更新しました。
「潜在成長率の誤解に殺される(前半)」三橋貴明 AJER2020.10.26
令和の政策ピボット呼びかけ人に、林千勝先生(近現代史研究家)が加わって下さいました。
また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!
【一般参加可能な講演会のお知らせ】
令和2年11月12日(木)「今こそ奮起の時!豊かになるために一人ひとりがやるべきこと」(※オンライン講演会)
令和2年11月21日(土)三橋経済塾 第九回第十一回講義(会場 福岡) 一般参加可能です
文化が育む共同体 そして文化を悪用する者たち、野蛮人たち [三橋TV第310回]
https://youtu.be/FBGkxywKKco
真相はこうだ!桜便り 特別版「『大阪都構想』破綻とその未来・米大統領選同時中継」
https://youtu.be/uXbrwWKgiuc
すみません、「勝利の盃を掲げよう」は、やはり音声を何とか致したく(室伏さんとsayaさんの声がほぼ聴こえない)、一度、配信停止にしました。巧く、再調整出来たら、再アップします。
いずれにせよ、「大阪市を廃止し特別区を設置する住民投票」の総評は、桜の番組で一通りできたと思います。
『バイデン氏、激戦州ミシガンで勝利 米報道
3日投開票された米大統領選は、共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が前回辛勝した中西部の激戦州ミシガンで、民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)氏が勝利した。米テレビ局のCNNとNBCニュース(NBC News)が伝えた。(中略)
同州の選挙人は16人で、バイデン氏の選挙人獲得数は264人となり、当選に必要な270人まで残り6人となった。
ミシガン州では2016年、トランプ氏が対立候補のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏を0.5ポイント未満の僅差で抑え、予想外の劇的な勝利を収めていた。』
アメリカ大統領選挙の行方は、現時点でも判然としませんが、「歴史的な流れ」としては、桜の番組で解説した通り、下図の「ナショナリズム」と「グローバリズム」の戦いになっています。
もちろん、トランプ大統領は単純な反グローバリズムではありませんが、少なくとも支持者に「ナショナリズム側」が多いのは確かです。
【ナショナリズム 対 グローバリズム】
http://mtdata.jp/data_72.html#NvsG2
【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】
特別コンテンツ「歴史に魅せられて、myが聞いてみた~第一回 歴史時事編~」公開中!
http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/
図は、一番下に「国際的」と「ボーダーレス的」を加える形でアップデートしたものです。
国際的とは、文字通り「国の際をわきまえて、外国とお付き合いしましょう」ということで、ナショナリズムです。そして、グローバリズムは「ボーダー(国境)レス的」。
思い返すと、日本におけるグローバリズムは、1989年に大前研一の「ボーダレス・ワールド」連載が、ハーバード・ビジネス・レビューの読者投票でトップになって(書籍の刊行は1990年)以降、広がりをみせ始めます。奇しくも、1989年は昭和の終わり、平成の始まり。
無論、本格的に日本でグローバリズムが始まったのは橋本龍太郎政権以降ですが、1989年、昭和天皇崩御が一つの切っ掛けになったのは間違いないと思います。(ついでに、1989年は消費税が導入された年でもある)。
さて、歴史的に視る限り、世界中で「ナショナリズム」と「グローバリズム」が鍔迫り合いをしているのは確実だと思いますが、日本における「決戦」となった11月1日「大阪住民投票」では、辛うじて「ナショナリズム」が勝利を収めました。
もっとも、本格的な反転攻勢になるかどうかは分かりません。押し込まれ、土俵際で何とか押し戻した、といった感じでしょうか。
というわけで、反転攻勢のためにも、グローバリズムの尖兵たる「大阪維新の会」が、いかに「嘘をついていた」のかを、多くの国民は知る必要があります。チャンネル桜の番組で使用した、大阪維新の会のパンフレット、チラシを記録としてWEBに掲載いたしますので、「真実」を知らしめる際のツールとしてご活用下さい。
まずは、大阪市選挙管理委員会のパンフレットから。
【2020年11月1日 大阪住民投票 選挙管理委員会のパンフレット】
http://mtdata.jp/data_72.html#senkan
ご覧の通り、住民投票の正式名称は「大阪市廃止・特別区設置住民投票」です。
対する、大阪維新の会のパンフレット、チラシ。驚くべきことに、住民投票の正式名称が全く使われていません。
【2020年11月1日 大阪住民投票 「大阪維新の会」のパンフレット・チラシ】
http://mtdata.jp/data_72.html#ishin
リンク先に飛び、画像をクリックすると、PDFがダウンロードされます。
特に凄いと思うのは、二番目のチラシの、
「日本の副首都 大阪4区になるか」
ですね。いつから日本に「副首都」なんて制度ができたのでしょうか。
また、2011年11月の大阪市長選挙における「大阪維新の会」のビラも掲載いたしました。
【2011年11月27日 大阪市長選挙 「大阪維新の会」のビラ】
http://mtdata.jp/data_72.html#sichosen
「だまされないで下さい!!大阪維新の会は、
其の壱 大阪市をバラバラにしません
其の弐 大阪市は潰しません(後略)」
って・・・・。
ここまで堂々と市民を騙しておきながら、「だまされないでください!!」って、本当に凄まじい連中です。
結局のところ、「嘘のない政治」、厳密には「相対的に嘘が少ない政治」は、共同体に根差した政治家、政党でなければ、実現できないということが分かります。
11月1日の住民投票で賛成派が勝利していた場合、日本は「平気で嘘がまかり通る政治」の時代に突入したこと疑いなしです。
そういう意味で、大げさでも何でもなく、大阪市民の皆様は、11月1日に「日本の政治」を救ったのです。本当に、心の底から感謝を申し上げます。
「平気で嘘がまかり通る政治など、ごめんだ!」に、ご賛同下さる方は、