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「もはや洒落にならない日本の食料危機」(前半)三橋貴明 AJER2022.11.8
  

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一般参加可能な講演会のお知らせ
2023年1月29日(日) 三橋貴明先生の仙台勉強会
http://mtdata.jp/data_81.html#sendai

 

財務省の暴走 我々は財務省から財政主権を取り戻したのか?[三橋TV第623回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/gDE9oOWDqLo

 


 防衛費、あるいは防衛力増強をめぐる攻防が熾烈さを増してきています。
 とにかく、財務省は防衛費を増やしたくない。同時に、増税をしたいという二つの目標を達成するため、
1.防衛費の定義を変更し、他の予算からの付け替えで水増ししてお茶を濁す
2.防衛予算拡大にかこつけ、増税を実現する
 という、二つの路線で進んでいます。

岸田首相 “防衛費に研究開発やインフラなど経費含め検討を”
 防衛力の抜本的な強化に向けた防衛費の在り方について、岸田総理大臣は、関係閣僚に対し、従来の防衛省や海上保安庁の予算を補うものとして研究開発や公共インフラなど4つの分野を防衛力強化に資する経費とする新たな仕組みをつくり、必要な規模を検討するよう指示しました。(後略)』

防衛費増の財源「幅広い税目による国民負担必要」 政府が考え示す
 政府は9日、防衛力の強化策を検討する「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」の第3回会合を開き、防衛費を増やすための財源について「幅広い税目による国民負担が必要」との考え方を示した。防衛力強化によって国民全体が利益を受けるとし「国民全体で広く負担」すべきだという認識を示した。(後略)』

 それに対し、自民党の「相対的にまともな国会議員」たちが反論。

防衛費は水増しではなく…自民・小野寺氏、「真水で増額を」首相に要望
 岸田文雄首相は9日、自民党の小野寺五典安全保障調査会長と官邸で面会した。小野寺氏は防衛費を巡り、海上保安庁など安全保障に関わる予算を組み入れた枠組みで「水増し」するのではなく、防衛省の予算を「真水」で増額するよう要望した。(後略)』

防衛費増、当面国債を活用=自民保守派
 自民党の保守系議員でつくる「保守団結の会」(代表世話人・高鳥修一衆院議員ら)は8日の会合で、安全保障強化に関する提言をまとめた。防衛費を5年以内に国内総生産(GDP)比2%以上にするよう求め、財源については「直ちに増税する環境になく、当面国債を活用する」と明記した。近く、政府に申し入れる。 』

 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

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特別コンテンツ「三橋貴明×大石久和氏 『特別対談』災害死史観の日本は生き残れるのか?(前編)」が掲載されました。

ぜひ、ご入会下さい。

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 高取議員は、「積極財政を推進する地方議員連盟」にもご協力下さった積極財政派の自民党国会議員です。
 いわゆる「気がついた」方のお一人ですね。


 自民党議員に限らず、貨幣・財政の真相に「気がついた」人間にとって、現在の防衛費をめぐる議論は滑稽というか、「情けない」の極みでしょう。
 単に、国債を発行すれば済む話。国債こそが安定財源です。


「国の借金は税金で返さなければならないんだ!」
 と、頑なに主張するバカ頭の弱い方が少なくないですが、ならば、日本の政府債務が明治時代から名目で3740万倍、実質(物価変動の影響を除いた、という意味だよ。分かるかな?)で546倍になっている事実を説明しなよ。


 日本政府は「現実」として国債を税金で返済したりしていない。単に、借り換えを続けているだけです。


 明治時代からではピンとこない方には、1970年度以降のグラフをプレゼントします。

【日本政府(中央政府・地方公共団体)の長期債務残高の推移(兆円)】


http://mtdata.jp/data_81.html#saimu

 2022年度はもちろんまだ「見込み」ですが(第二次補正予算が組まれるので、増えるはずです)、
「日本政府の長期債務は、1970年度から22年度までに171倍に膨らんでいる」
 これ、単なる事実。


 で? クニノシャッキンとやらで破綻したの? 国債金利が急騰したの? ハイパーインフレとやらになったの?


 そもそも、なぜ「国の借金」とやらが五十年前の171倍になったにも関わらず、債務不履行になっていないの? 理由は、政府の債務(地方公共団体分は別ですが)は「返さなければならない借金」ではなく、単なる貨幣発行の履歴だからです。


 日本銀行券(現金紙幣)にしても、日銀当座預金にしても、銀行預金しても、あるいは国債にしても、全ては会計上「負債」として仕分けされ、バランスシートの貸方に負債計上されます。


 国債が「返さなければならない借金」というならば、現金紙幣や銀行預金も日銀や銀行にとって「返さなければならない借金」になってしまうね。


 いい加減に、貨幣のプール論から脱しましょう。


 日本は防衛費を増やせばいい。というか、増やす必要がある。そのために必要なのは「財源」は増税ではなく、政府の国債(=貨幣)発行なのですよ。


 これが、真実です。
 

「防衛費増額は国債発行で実現を!」に、ご賛同下さる方は、

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