番組では、衆院選での野党共闘の話題を取り上げた際に、八代弁護士が「志位委員長がつい最近、『敵の出方』という言い方をやめようとは言ってましたが、共産党は『暴力的な革命』というのを、党の要綱として廃止してませんから。よくそういうところと組もうという話になるな、と個人的には思います」と、共産党と連携する可能性がある野党について言及していた。

同局は、八代弁護士の発言について「共産党の綱領には記載がなく、発言は誤りでした」とコメント。共産党に対して「真摯(しんし)に対応して参ります」と今後の対応を示した。また番組での対応については「月曜日の放送で対応することになります」と回答。関係者によると、月曜日の放送で謝罪するとみられる。

共産党の志位和夫委員長は同日、自身のツイッターで、「TBS系『ひるおび!』で出演者が『共産党は暴力的な革命を廃止していない』などと述べたことに対し、党広報部植木部長は、局の担当者に抗議し、番組としての謝罪と訂正を求めました。担当者は『申し訳ない』とのべ、訂正については検討すると答えました。事実無根の卑劣なデマは絶対に許せません」と投稿していた。

 

 

「安倍政権は末期」共産党党大会開幕 党綱領改定案で中国の覇権主義を批判

 共産党は14日、第28回党大会を静岡県熱海市の党施設「伊豆学習会館」で開いた。覇権主義を強める中国への批判を盛り込んだ、16年ぶりとなる党綱領の改定案が提案された。党大会は18日まで5日間の日程で、野党連合政権を目指すとした大会決議案や党幹部人事などを協議する。

 党大会は、2017年1月以来3年ぶり。志位和夫委員長は大会で、「安倍政権は政権末期の様相を呈している。いいかげんにこんな政治は終わりにしなくてはならない」と訴え、次期衆院選後の野党連合政権の成立に向け、共闘路線を強化する考えを示した。

 

 党綱領改定案では、中国やロシアを念頭に、「いくつかの大国で強まっている大国主義・覇権主義は、世界の平和と進歩への逆流となっている」と指摘。「『市場経済を通じて社会主義へ』という取り組みなど、社会主義をめざす新しい探究が開始」などと、これまで中国を評価していた部分を削除した。志位氏は、「東シナ海における中国の覇権主義的な行動がエスカレートしている。香港における人権侵害も深刻化している」と中国を名指しで批判し、中国共産党との立場の違いを鮮明にした。

 新たに社会問題化している性差別に関しては「ジェンダー平等社会をつくる。性的指向と性自認を理由とする差別をなくす」と明記。エネルギー問題でも「原子力発電所は廃炉にし、核燃料サイクルから撤退し、『原発ゼロの日本』をつくる」との見解を新たに加えた。

 最終日の18日には党役員人事を提案し、決定する。志位委員長や小池晃書記局長ら主要幹部は留任する見通し。06年に議長を退任した不破哲三氏が、常任幹部会委員などの役職から退くかが注目される。【浜中慎哉】

悲願の連合政権構想へ現実路線、野党共闘強調

 共産党大会には、立憲民主党の安住淳国対委員長、国民民主党の平野博文幹事長、社民党の吉川元幹事長ら3党2会派の幹部らが出席した。志位氏はあいさつで「前回の党大会以降3年間、市民と野党の共闘は困難や試練を乗り越えて大きく前進している」と述べ、成果を強調した。

 共産は昨年8月、野党各党に、提唱する「野党連合政権」構想の協議開催を申し入れ、これまでに立憲、国民、社民、れいわ新選組の各党首と会談を重ねてきた。志位氏は会談について「安倍政権を倒し、政権を代え、立憲主義を取り戻す方向での一致が確認されたことは重要な前進だ」と評価。「総選挙に向けて希望ある政権の選択肢を作るため、胸襟を開いて話し合う」と意欲を示した。

 共産は近年、悲願である連合政権構想の実現のために、党独自の主張を抑制する「現実路線」にシフトしている。党大会決議案には「共産党は自衛隊や日米安全保障条約について独自の見解を持っているが、(野党連合)政権に見解を持ち込むことはしない」と明記した。志位氏はこの日も「私たちは独自の政策と展望を大いに語るが、同時にそれを共闘に押しつけることは決してない」と他党の警戒感の払拭(ふっしょく)に努めた。

 他党も共産の歩み寄りを歓迎する。安住氏は「ようやくそびえたつ山から皆さんに下りてきていただいた」と評価した。かつて自民党に所属し、現在は野党共闘の仲介役を担う中村喜四郎衆院議員(無所属)もゲストとして出席。「10年がかりで政権を取るためには次の衆院選の小選挙区で100議席を勝たなくてはならない。共産党の力がなければ絶対勝てない」と述べ、共産の役割の大きさを強調した。

 ただ、合流協議を進める立憲、国民両党は、共産まで含めた政権を見据えているわけではない。政権を目指す枠組みを巡っては、野党間で今後も曲折が予想される。【浜中慎哉】

 

 

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