ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

武蔵、上智、成蹊、法政の4ゼミで「調査情報デジタル」合同レビューを行いました

TBSメディア総合研究所が発行している「調査情報デジタル」の合同レビューを、武蔵大学奥村ゼミ、上智大学水島ゼミ、成蹊大学吉見ゼミ、法政大学藤代ゼミで行いました。

きっかけは、TBS総研から「調査情報デジタル」の記事に対する大学生の感想を聞きたいというお話でした。記事を読むだけでもゼミ生の勉強にはなりますが、多面的な視点から、より深く理解してもらおうと、旧知の3方に連絡をして合同レビューとなりました。

各ゼミには事前に「調査情報デジタル」から興味ある記事を読んでもらい、アンケートを参考に「テレビとネット展開」「言葉」「取材方法」などのテーマに分かれて議論してもらいました。

取材手法のグループでは、災害報道について「熊本でも地震被害があったが、見ることが少なくなった。被害の大きさで放送されるのは問題ではないか」「被災者に寄り添うで終わるのではなく、防災意識の向上につながり有意義だと感じてもらう必要があるのでは」などの意見が出ていました。

言葉のグループでは、若者言葉が取り上げられ「否定的に扱っているように見える」「無理に言い換えることなくそのまま使うべき。言葉は生まれては消えていくものでは?」「正しい言葉ではなくても、伝わればいいだと、メディアとしての信頼度を失うのではないか」などの意見が出て、ゼミ生も刺激を受けたようでした。