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「公共交通インフラの建設計画が必要だ!」(前半)三橋貴明 AJER2022.8.30
  

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長期交通インフラ整備計画こそが起爆剤 三橋とリニア新幹線を見ろ![三橋TV第592回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/m54bj6Oeajw

 

 


 大石久和先生との対談で「紛争死史観」と「災害死史観」の違いについて語っています。
 災害死史観は、
1.災厄のリスク(%)を考えない。常にオールオアナッシングになる
2.長期的な災厄への対策を考えない(大震災には、人類は立ち向かえない)
3.災厄が短期で終わると考える(台風襲来でも、精々が一週間で終わる)
4.災厄が始まった時点で、すでに復興について考える
5.平時に災厄に備えるという発想が苦手(結局、大震災にどれだけ備えても、死者をゼロにはできない)
6.災厄に備えることで、災厄を防ぐという発想が不可能(大震災に備えても、大震災は起きる)
 といった、現代においては、かなり「致命的」なのではないかと思われる思考基盤を日本人に植え付けました。


 そこに、財務省主導の「緊縮財政」の発想が加わると、
「平時に国債発行で防衛費を増やすのはムダ。戦争が始まったら、国債を発行すればいい」
 という、まさにナイーブ(幼稚)な防衛「財政」理論が出来上がるわけです。

『「防衛力の抜本的強化」のための増税はありうるか 来年予算の概算要求で防衛省が異例の増額要望
 8月31日に、2023年度予算の概算要求が締め切られる。各省庁が、目玉政策を推し進めようと予算要求にしのぎを削る中、防衛省は、過去最大の5兆5947億円を計上したうえで、具体的な金額を示さない「事項要求」を多数盛り込む概算要求案を作成した。
 事項要求は、今後の来年度予算編成の折衝の中で、金額を具体化していき、最終的に12月の予算政府案を閣議決定する際に金額が確定するもので、概算要求提出段階ではいくらになるか、未確定として要求するものである。
 25日に与党はこれを了承した。今年6月に閣議決定された「骨太方針2022」で、防衛力の抜本的強化をうたったことを追い風にした形だ。(後略)』

 

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皇統論:第四十三回「天暦の治」、歴史時事:第四十三回「獅子心王対サラディン」がリリースになりました。

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 平時において、国債を発行し、防衛力を強化すれば、軍事バランスが保たれ、戦争は起きない
 戦争反対!と叫ぶ勢力こそ、今、国債発行と防衛費拡大に賛成しなければならないのです。災害史観&緊縮路線では、この思考が不可能になる。


 ちなみに、記事で防衛増税を主張している土居教授は、相変わらず日本銀行の存在を知らないらしい。慶応大学、本当に「こんな教授」で良いの?


 頭の中が完全に災害死史観で、「今の軍事力を強化し、将来の戦争被害を無くす」という発想が皆無。その上、財務省主導の財政破綻論に染まり、日銀について「嘘」を言っている。

『(引用)与党内には、防衛費の増額をすべて国債で賄うべきとの意見もあるといわれる。一見すると、国民に直近の負担増を求めずに防衛力を強化する、と勇ましいように見える。しかし、直近の国債発行は、大半が10年以下の満期での発行となって借り換えを余儀なくされる。100年満期とかと超長期の国債は、市場で民間金融機関の買い手はつかないし、そんな国債を日銀は市場で買い入れられないから、発行は困難だ。』

 うん。日本銀行が買い取れば、終わりじゃん。


 日本銀行が保有する国債については、返済が不要。地球滅亡の日まで、借り換えを続けるだけです。


 というか、それが政府の貨幣発行です。


 100年満期の国債だろうが、金利が付くならば市中銀行は普通に買います。何しろ、日銀当座預金の金利は(基本的に)ゼロ。それに対し、国債は金利が付く。


 「そんな国債」であっても、日銀は買い入れる。土居教授は、いったい何を根拠に「そんな国債を日銀は市場で買い入れられない」と語っているのでしょうか? まあ、妄想なんだろうけど。


 どうせ、永遠に借り換えになるのだから、償還期限が100年だろうが1万年だろうが、同じ話です。


 結局、「ザイセイハタ~ン」を理由に防衛国債発行に反対する連中は、土居教授の如く「嘘」をつかざるを得ないわけです。


 彼奴らの「嘘」により、防衛力強化が果たせず、日本が亡国に到るとなると、さすがにそれは情けな過ぎるでしょう・・・・。というか、そうなったときは、嘘を振りまいた土居丈朗教授らの責任ですよ。あんたたちは、まさに「売国奴」なんですよ。


 わたくしは祖国への恩を返すために、最後の瞬間までやれることをやりますが。
 

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