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10月2日(金) 日本学術会議の6人の任命除外を撤回し任命することを要求する [首相]

 しばらくブログを書くつもりはなったのですが。そうもいかなくなりました。先ほど、『日刊ゲンダイ』からの取材の電話もありましたが、黙っていられなくなってブログでも書くことにしました。
 それはどうしてかと言えば、菅政権のやり方に我慢ができないからです。あまりにも酷いじゃありませんか。

 菅首相は日本学術会議の次期委員として推薦された名簿の中から6人だけを除外して任命しました。形式的になされるはずの慣例を破ったのです。
 この措置を撤回し、推薦された名簿通りに6人の方を学術会議の会員として任命することを要求したいと思います。この6人には私の知人も含まれており、なぜ任命されなかったのか理解できません。
 菅首相も、任命しなかった理由を説明できないでしょう。政府の気に入らない人たちだということ以外に、何の理由もないのですから。

 馬鹿なことをやったものだと思います。6人が学術会議の会員になってもならなくても、議論の内容にそれほどの違いがあるようには思われないからです。
 今回の措置によって菅内閣が得られるメリットはほとんどなく、デメリットしかありません、それなのに何故、このような誰にでも分かる強権発動を行ったのでしょうか。
 自ら進んで「地雷」を踏んだようなものではありませんか。今回の事例で、国民の多くは「ああ、菅さんてこんな人だったのね」と思ったことでしょうから。

 安倍政権での官房長官として、菅さんは汚れ仕事をして支えてきました。官僚への統制やマスコミへの介入など、人事に関与することで言うことを聞かせることは常套手段だったのです。
 そうすることで長期政権を実現した「成功体験」を過信してしまったのではないでしょうか。人事に介入して言うことを聞かせれば良いのだと。
 それが「躓きの石」になりそうです。菅政権における「モリ・カケ」問題の発生ではないでしょうか。

 これまでのどの政権もやらなかったことです。安倍首相でさえやらなかったことを、何故、今回やったのでしょうか。
 説明責任が問われるのは当然です。しかし、国民を納得させられるような説明が、そもそも説明の苦手な菅さんにできるのでしょうか。
 自ら招いた正念場です。逃げることなく、真正面から向き合っていただきたいものです。


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