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2月7日(金) 都知事選に向けて〝市民と野党の共闘〟で小池都政の転換をめざす「呼びかけ人会議」が開かれた [選挙]

 八王子市長選挙が終わったと思ったら、今度は東京都知事選挙です。昨日、〝市民と野党の共闘〟で小池都政の転換をめざす「呼びかけ人」会議が開かれました。
 場所は四谷の主婦会館エフプラザで、40人ほどが出席されました。昨年の9月18日に革新都政をつくる会の呼びかけで開かれて以来、2回目の会合になります。
 私は、浜矩子同志社大学大学院教授、永山利和元日本大学教授とともに「呼びかけ人」の一人としてこの会合に出席し、お二人と共にあいさつしました。

 「市民と野党の共闘」で小池都政の転換を実現するためには、第1段階として、市民と野党が共闘の意思を確認しあうことが必要です。第2段階としては、小池都政の公約の実現状況を検証し、要求を持ち寄って政策を練り上げ、希望ある都政の未来像を明らかにすることが必要です。
 そして第3段階として、最終的には市民と野党の共闘によって支援できる統一候補を擁立しなければなりません。しかし、そこには微妙な問題もあり、具体的な候補者名は慎重に検討されなければなりません。
 焦って早く名前を出しすぎるとつぶされてしまう危険性がありますし、慎重すぎれば遅れて浸透する時間が足りなくなるリスクもあります。適切なタイミングで、小池都政転換の希望を託せる有力な候補を見出し擁立することは、そう簡単なことではありません。

 共闘の意思の確認ということでは、一昨日、中村喜四郎衆院議員の呼びかけで、立憲・国民・共産・社民4党の幹事長・書記局長会談が開かれ、都知事選を野党共闘で闘うという確認がなされたと報じられています。これに新社会党や緑の党などを加えた東京都レベルの政党間協議も始まっているようです。
 基本的には、第1段階の共闘の意思は確認されており、現在は第2段階にあるように思われます。しかし、野党共闘という点では、京都市長選のように立憲・国民・社民が自公の推す現職候補に相乗りしてしまう「逆流」が生ずることもありますから油断できません。
 市民と野党の共闘を盤石なものにするためには、地域や草の根から野党共闘を求める市民の声を高め、後戻りできないようにしなければなりません。中央のレベルでの政党間協議をただ眺めているというのではなく、様々な運動を背景にした多様な団体や個人からの強い働きかけが必要です。

 あいさつの中で、私は「3つのゼロ」公約や築地市場移転問題についての検証が必要であること、羽田新ルートや横田基地へのオスプレイ配備、都立病院の独立行政法人化、カジノ誘致の動きなどが大きな争点として浮上してきていることを指摘しました。その後も、これらの問題に加えて、水道民営化、防災、教育、地球温暖化、貧困と格差、福祉、中小企業、投票率の低さ、若者へのアピールなどについての発言が続きました。
 これらの多様な要求と運動の勢ぞろいという形で市民と野党の共闘が実現するというのが、望ましい姿ではないでしょうか。共闘それ自体を自己目的化するのではなく、要求実現と都政刷新のために手を結ぶ必要があるという意味での共闘こそが望まれているように思われます。
 途中の発言で、私は「命を守る都政の実現」「世界をリードする未来社会を東京から」のような大きな「哲学」を示す必要があること、30代の若者と70代の高齢者のコラボによる政治変革が世界のトレンドになっていること、若者にアピールするためにはネットやSNSなどを活用すべきことを指摘しました。これらの点についても、引き続き議論と工夫が必要であるように思います。

 会合の最後に、3回目の「呼びかけ人会議」を2月24日の午後に開催すること、野党への申し入れを始めること、4月の上旬に大規模な集会を開催することが提案され承認されました。この会の趣旨に賛同される方の沢山のご参加を呼びかけたいと思います。

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