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「食団連発足とコストプッシュ型インフレの正体」(前半)三橋貴明 AJER2022.5.3
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「HAL YAMASHITA東京 エグゼクティブシェフ 社団法人日本飲食団体連合会 副会長 山下春幸」様が加わって下さいました。

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祝!食団連設立!そして、おぞましき政治の現実[三橋TV第542回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/-NzwbrFIoK4

 


 例えば、野菜を売る際に、
「この野菜は確実に腐っています。買ってください」
 と、売り込む人はいないでしょう。

 それをやっているのが、財務省、というわけです。

個人国債、コロナ禍で低迷 発行20年目、続く試行錯誤
 個人向け国債が2003年3月の発行開始から20年目を迎えた。ピーク時に年間7兆円超を発行したが、新型コロナウイルス禍で対面販売の機会が減り、ここ数年は3兆円前後に低迷。財務省はインターネット交流サイト(SNS)を活用した情報発信に取り組むなど試行錯誤を続けている。
 個人国債の発行は、販売先を機関投資家以外にも広げることで安定的に国債を消化する目的で始まった。金利タイプには変動型(期間10年)と固定型(同3年・5年)がある。(中略)
 同省はコロナ前の水準への回復を目指すが、投資家には投資信託など幅広い選択肢があり、巻き返しは容易ではない。担当者は「元本割れしないことや0.05%の最低金利保証があることなど、商品の魅力を引き続き伝えていきたい」と話す。』

「日本は財政破綻する~っ!」
 と事務次官が叫びつつ、「元本割れしない(これは事実)」をアピールして国債を売らなければならないんですね。大変ですね、財務省も。

 

【池田悠 一次資料が明かす南京事件の真実 アメリカ宣教師史観の呪縛を解く】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

中国共産党が「南京大虐殺!」と喧伝する南京事件とは、何だったのか? 実は「日本」や「中国」にのみ注目していると、その真実を理解することは絶対に不可能です。今回、南京事件の真相を「パーフェクト」に暴いた「一次資料が明かす南京事件の真実」を刊行された池田悠氏にご登壇頂きました。「驚愕」としか表現のしようがない「真実」を知って下さい。
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 そもそも、よく分からないのですが、財務省は「安定的な国債消化」というお題目で、2003年に個人向け国債を売り出しました。
 個人が国債を買う際には、当たり前ですが「預金」という資産が必要です。資産で、資産を買うわけです。
 とはいえ、その個人の預金は、少なくとも1997年のデフレ化以降は、「政府の国債発行(=財政赤字)」によって生み出されている。
 
【金融機関、非金融法人企業、一般政府、家計、海外の資金過不足(兆円)】


http://mtdata.jp/data_78.html#shikinkabusoku

 銀行預金は「貸出=借入」により生み出されます。そして、誰かが借入の方が多くならなければ、反対側で誰かの銀行預金は増えません。
 デフレ化以降の日本では、非金融法人企業は常に資金過剰であるため、貨幣(預金)の創出はしていません(むしろ、消している)。
 昨今、国民に銀行預金を「新たに」提供しているのは、政府の国債発行なのです。


 つまり、日本政府は国債発行で銀行預金を国民に供給しつつ、
「安定消化のため、預金で国債を買ってくれ~っ!」
 と、やっているわけでございますね。


 そもそも、国債は「日銀当座預金」で売買されているわけで、「安定的な消化」云々は日本銀行、あるいは「マクロ経済政策」の問題です。


 ところが、財務省は「貨幣のプール論」に基づき、「安定的な消化」のために個人向け国債を売っているわけですね。


 何ともばかばかしい話ですが、とりあえず、
財務省が、日本国債について元本割れしないと「魅力」を訴えている
 という事実は、一つの武器になるのではないかと思ったわけでございます。

 

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