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刑事訴訟法、いや憲法上の大原則が「推定無罪」。
逮捕どころか、起訴されて刑事裁判になっても、判決が確定するまでは無罪が推定され犯人扱いは許されません。
ですから、河井克行・案里夫妻が公職選挙法の買収容疑で逮捕されたからと言って、もう罪人扱いすることを当ブログではしないです。
というわけで、あくまで今の逮捕状の被疑事実がそのまま裁判で認定されたらという前提での話になりますが、約１７０万円を数人に配ったというだけの案里さんは執行猶予判決が出るでしょう。
ただし、秘書が公職選挙法違反で有罪になっていますから、同法の連座制で議員は失職します。
これに引き換え、１００人に２５７０万円を配布した河井克行さんは、人数から言っても金額から言っても一人の買収行為としては前代未聞です。
なので、もしこれが認定されれば実刑は確実、数年は刑務所に入ることになるでしょう。
そして、克行氏が案里氏の選挙を取り仕切って様々な指示をした録音やＬＩＮＥなどが残ってしまっているそうですから、河井夫妻を弁護することになったらかなり頭が痛そうです。
さて、法的責任としてはもちろん推定無罪ですが、政治責任は全く別。
安倍首相も昨日（２０２０年６月１８日）の記者会見でも認めていましたが、
「選挙は民主主義の基本であり、そこに疑いの目が注がれることがあってはならない。」
のです。
そう、票をお金で買ってはならないというのは基本中の基本。
それを妻のために大々的にやってしまう克行氏をよりによって法務大臣に任命した安倍首相はそれだけで辞職に値します。
そして、安倍首相は
「自民党総裁として、自民党において、よりいっそう襟を正し、そして国民に対する説明責任も果たしていかなければならない」
とおっしゃっていましたから、はい、説明してください、なぜ河井さんを法務大臣にしたのか。
どうして、案里さんにだけ自民党本部から１億５０００万円も出してあげて、彼らは何にそれを使ったという説明を受けているのか。
維新を除く「まともな」野党側は克行氏を法務大臣に任命した理由などについて、安倍総理から説明を聞く必要があるとして、予算委員会で集中審議を行うよう求めることを決めましたから、国会の閉会中審査でも予算委員会を優先的に開くべきです。
安倍さんは皮肉でなくお友達を大切にし、見捨てないことが一番の美徳の人です。
そこが小池さんとか枝野さんのような冷たい人間とはまるで違う魅力。
だからこそ、第一次政権であんなに酷い辞め方になったのにずっと慕ってついてくる人がたくさんいるのです。
安倍さんは、案里さんの出馬で落選した岸田派の溝手さんのように批判者には苛烈ない仕打ちをしますが、特に第一次政権から失墜した後、当選見込みが薄かった２０１２年９月の自民党総裁選挙で支持してくれた人は徹底的に大事にしてきました。
河井克行前法相は安倍首相がその自民党総裁選に出馬するときに、なんと一番に推薦人になったという、安倍さんが党総裁復帰したことへの第一の功労者です。
ですから、安倍第2次政権以降、首相補佐官や党総裁外交特別補佐を務め、首相の名代として「安倍外交」を下支えする役割を果たしてきました。
強制捜査を受けた河井克行前法務大臣と案里夫妻は、安倍首相と菅官房長官の究極のお友達♡
安倍後援会の人は「桜を見る会」に早く入場でき、アベ友の河井克行・案里夫妻には岸田派の候補の１０倍、１億５０００万円の政治資金。この身びいき・えこひいきが安倍ワールドだ。
また、安倍さんと菅さんをともに支える人って少ないのですが、河井さんは当選７期で菅さんと同期。
菅氏を囲む若手・中堅議員グループ「向日葵（ひまわり）会」も結成して、菅さんの第一の側近としても存在感を誇示してきた唯一の人です。
案里氏は県議会議員でしたが、今回の事件についての田舎のクラブのちいママのようなコメント
「いろいろあったのよ～」
に象徴されるように(笑)、見栄えはいいけど中身は政治家向きでない、女小泉進次郎みたいな人です。
その人が国会議員になりたい！と言い出し、克行さんは自分と同じく昭恵さんという配偶者の処遇に苦慮している安倍さんと顔を見合わせて苦笑しながら
「女ってやつは」
などと言いながら、溝手さんの１０倍のお金を自民党の金庫から出してもらったんでしょうね。
選挙対策委員長であった下村博文氏でさえ知らなかったことですから、これを決めたのは安倍・菅・二階さんと言うトリオしかありえません。
この三人は逃げ隠れせずに、ことの経緯を説明する義務があるのです。
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安倍政権四天王の麻生さんが、日本の民度が高いからコロナを抑え込めたと日本人を褒めてくださいました。
しかし、こんな発展途上国（というと発展途上国にも失礼ですが）みたいな選挙をする人たちが、内閣総理大臣であり法務大臣であるような国、民度と言う言葉を使うのもおこがましいと思いますね。
河井夫妻逮捕 野党側は首相責任追及 政府与党は信頼回復努める
自民党を離党した河井克行前法務大臣と妻の案里参議院議員が逮捕されたことを受け、野党側は予算委員会の集中審議を行うよう求めるなど、安倍総理大臣の責任を追及したい考えです。一方、政府・与党は、信頼回復に努め政権運営への影響を最小限に抑えたい考えです。
前の法務大臣の河井克行容疑者と妻で参議院議員の案里容疑者は、去年7月の参議院選挙をめぐって地元議員らに票の取りまとめを依頼し、報酬として現金を配ったとして18日、公職選挙法違反の買収の疑いで逮捕されました。
立憲民主党の枝野代表は「逮捕されるような行動をとっていた方を法務大臣に任命した安倍総理大臣の見識が問われる」と批判しました。
野党側は、衆参両院で予算委員会の閉会中審査を開催し集中審議を行うよう求めるなど、安倍総理大臣の任命責任などについて追及したい考えです。
一方、安倍総理大臣は「法務大臣に任命した者として、その責任を痛感している。国民の皆様に深くおわび申し上げる」と陳謝しました。
政府・与党は、司法の判断に委ねるべきだなどとして集中審議の開催には否定的ですが、信頼回復に努め政権運営への影響を最小限に抑えたい考えで、与野党の間で協議が行われる見通しです。
安倍総理大臣は、18日夜記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大の経験を踏まえ、政府の未来投資会議を拡大し、来月から新たな社会像や国家像を議論していく考えを示しました。また、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画の停止を受け、ことし夏からＮＳＣ＝国家安全保障会議で、安全保障戦略のあり方の検討を進める方針を明らかにしました。
河井前法相夫妻逮捕「国民の皆さまに深くおわび」
通常国会「まさにコロナ対応の150日間だった」
「検査体制をいっそう強化する」
接触通知アプリ 19日から導入
都道府県またぐ移動自粛など 19日から緩和
外国人の入国制限措置 段階的に再開していく方針
来月から新たな社会像や国家像を議論
「備えは十分であったとは言えない」
財政健全化
その上で、「債務残高がどれだけ増えても問題がないわけではない。引き続き、市場からの信任が損なわれ、リスクが顕在化するといった事態を招くことがないよう、事態が収束したあとには、デフレ脱却と経済再生への道筋を確かなものとすると同時に、歳出・歳入両面の改革を続けることによって、財政健全化もしっかりと進めていく考えだ」と述べました。
憲法改正の議論
また、「国会の憲法審査会は行政府が答弁する委員会ではなく、国会議員の力量が試されている場ではないのか。改正に反対か賛成か、どういう意見か、国民は見たく、聴きたいのではないか。国会議員としてその責任を果たさなければいけないことを改めて認識していただきたい」と述べました。
さらに、「日本維新の会はすでに考え方を示しているが、それ以外の野党からも、議論を行うべきという声も出てきていて、国民的な機運が高まる中で、それに応えていこうという雰囲気もだんだん醸成されつつある」と述べました。そして、「自民党の総裁として、総裁任期の間に、憲法改正を成し遂げていきたいという決意と思いにいまだ変わりはない」と述べました。
「イージス・アショア」配備計画の停止
一方、防衛計画の大綱や中期防衛力整備計画の見直しについて、「まだ全く考えていない。まずは国家安全保障会議でしっかりと議論をしていきたい」と述べました。
衆議院の解散・総選挙
その上で、「衆議院選挙をどうするかということについては、きのう通常国会が終わったばかりでもあり、いま現在、新型コロナウイルス感染症対策に全力を尽くしている中にあって頭の片隅にもないが、さまざまな課題に真正面から取り組んでいく中で、国民の信を問うべき時が来れば、躊躇（ちゅうちょ）なく解散を断行する考えに変わりはない」と述べました。
総裁任期を延長して４期目を目指すかどうか
内閣改造や自民党役員人事
「残された任期で全力を尽くしていきたい」
「後継者は育ってくるもの」
その上で、「後継者というのは、育てるものではなく、育ってくるものだ。誰かを育てるというより、活用する中でしっかりと成果を出してもらいたい。地味に成果を出していく人もいれば、うまく説明や発信をしている人もおり、立場、立場で頑張ってもらいたい。次の総裁を目指すというより、国のために全力を尽くした結果、そういう立場に立っていくのだと思っている」と述べました。
北朝鮮による拉致問題
その上で、「状況は今も変化しており、あらゆる手段を尽くしてチャンスを捉え、果断に行動していきたい。なんとか北朝鮮を動かしていきたいと水面下でもさまざまな対応をしているが、今後も政権の最重要課題として、わたしの使命として取り組んでいく」と述べました。
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うちの子ども（とっくに成人だ）、白いスーツを着た河井あんりのニュースを見ながら、
「このオバハン、蓮舫に似てね？ そっくりじゃん ｗ
辻元にも似てね？ 2人を足して2で割ったような」
わたくし「そこに “剛力彩芽” をコーティングして ｗ」
すみませんね、低レベルな会話で。
１億5000万円の活動費のうち、使途が判明しているのは2500万円程度。
フリージャーナリストの山岡俊介氏は、実はかなりの金額が安倍事務所に還流しているのではないか、との記事を書いています。
そこもきちんと捜査してくれっちょ。
ところで、河井あんりと溝手の選挙活動を追った犬エチカマガジンの記事を今読みかえすと、大変味わい深いですね。
最後のとこ、県連関係者の話は
＞「もっとダメージが大きいのは岸田さんじゃ。県連のリーダーとして派閥の仲間を守ることもできんかったし、党幹部として２議席独占を果たすこともできんかった。ポスト安倍は遠のいたわい」
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/20374.html
2019年7月24日
【“仁義なき戦い” 敗者は誰か】
と 締めくくられていますが、ホント、岸田って何やってんだ？！
この選挙では溝手だけでなく、他の選挙区でも岸田派が多数落選した。
党本部が今ひとつ力を入れていなかった、というより意図的に岸田派弱体化を狙っていた、という話もある。
「岸田氏に安倍政権の後継を」
とか言われて喜び、自ら政権を取りに行く気概もないダメ二世。
もう辞職すればいいのに。
こんなヤツに何か期待出来るのか？
それとも何か高等戦術でも隠し持っているのか？
岸田の政略とかわかる人がいたら、ぜひご教示下さいませ。
「私にとっても、ちょっと想像を超えてますね」
↑
他人のことは いいから！
文科大臣当時、加計学園関係者11人から合計200万円の寄付を貰い、政治資金報告書に記載していなかった件、「都議選が終わったら説明する」と言って逃げているが、未だに説明していないぞ！
説明早よ！
何年 待たせるんだよっ！！
（記事中、下村の画像が載っていたので、つい懐かしくなってラブコールしちゃいました、てへぺろ）