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「財政破綻論の断末魔」(前半)三橋貴明 AJER2020.11.9
    

 

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岸田総理、理解してくれ 国債は「借金(返済が必要な債務)」ではない! [三橋TV第469回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/hSlndXh6LNk

 


 2021年7-9月期の経済成長率が発表になりました。対前期比▲0.8%。年率換算▲3%。

7~9月の実質GDP、年率3.0%減 2期ぶりマイナス
 内閣府が15日発表した2021年7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0.8%減、年率換算で3.0%減だった。マイナス成長は2四半期ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言などで個人消費が落ち込み、自動車の減産で輸出も伸び悩んだ。
 年率換算のマイナス幅はQUICKがまとめた7~9月期の民間エコノミスト予測の中心値(年率0.7%減)を大きく上回った。前期比で0.8%減った要因をみると、内需が0.9ポイント分押し下げ、外需が0.1ポイント分押し上げた。(後略)』

 日経は「外需が0.1ポイント分押し上げた」と、バカなことを書いていますが、輸出は対前期比▲2.1%と、大きく落ち込んでいます。


 「外需」とは純輸出のことです。すなわち「財・サービスの輸出-財・サービスの輸入」がGDPにカウントされます。 


 7-9月期の輸入は、対前期比▲2.7%。
 

 つまりは、輸出が大きく落ち込んだにも関わらず、それ以上に輸入が減ったため、純輸出がプラス化しただけの話です。


 民間最終消費支出は対前期比▲1.1%。民間住宅は同▲2.6%。民間企業設備は同▲3.8%。
 

 まさに、民需壊滅です。
 

 ちなみに、政府も碌な対策はしておらず(何しろ、補正予算を組まなかった)、政府最終消費支出は同1.1%。公的固定資本形成は同▲1.5%。

 

【歴史に魅せられて、myが聞いてみた〜皇統論編〜(前篇)】

現在、三橋貴明とmyによる特別コンテンツ「歴史に魅せられて、myが聞いてみる 皇統論編 (前編)」がご視聴頂けます。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

 

 コロナ禍のような非常時には、対前期比よりも「対前年比」を見るべきだと考えています。日本のGDPの対前年比をグラフ化しました。

【日本の四半期GDP(年率換算)の対前年比(%)】


http://mtdata.jp/data_77.html#GDP

 ポイントは、2020年7-9月期が、対前年比▲5.42%と、前期(4-6月期、▲10.16%)同様に大きな落ち込みになっている点です。


 そして、2021年7-9月期の対前年比が+1.34%・・・・・・。
 

 GDPが一年前と比べ、5%以上も落ち込んだ。その落ち込んだGDPと比較し、一年後、1%そこそこしか回復していない。
 

 これが、日本経済の現実なのです。


 理由は、もちろん繰り返された緊急事態宣言に加え、政府の財政支出が「少なすぎた」ためです。
 

 現在、自民党ではコロナ対応の経済対策の議論が展開されています。
 

 特に、菅内閣下での財政支出が圧倒的に足りなかった(安倍内閣にしても十分では、もちろんなかった)ために、日本は他国のようにV字回復ができない。


 この「現実」を踏まえて議論して欲しい。
「日本経済は緩やかな回復傾向にある」
 といった妄想は、もういらないから!

 

「自民党は妄想の議論をいい加減にやめろ!」に、ご賛同下さる方は、

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