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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

「感動」のブルーインパルス感謝飛行、しかし屋上で手を振る300人の医療関係者が自衛隊中央病院の人たちで、NHKだけ病院名を全く出さなかったその報道姿勢は問題だ。

2020年06月01日 | 自公政権の拙劣なコロナ対策
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僕の周りには自衛隊、特にブルーインパルスファンが多くて、2020年5月29日、ブルーインパルスが医療関係者への感謝の気持ちを表す飛行を行った時には、わざわざ出かけて行って撮影した動画が次々とシェアされてきました。

前もって宣伝してたんだね



オレ、自衛隊のこと憲法前文と9条に違反してるから違憲だと思ってんだけど、知らないの?笑笑

そう思いながらも、モールス信号でT.U.=thank youと書いたとか報道もあり、友人のお医者さんたちにも喜んでら人が本当にいたので、

「そんな1億円の金があったら、医療に回せ」
的な嫌味の一つも言わないでいました🤣





喜んでる人たちの笑顔は壊したくなくて、黙ってたんです。
それが一種の同調圧力に屈した姿かもしれないのですが。

そしたら、後になって、屋上に集まって白衣で思いっきり手を振ってた人たちが、私の住む世田谷の自衛隊中央病院のスタッフだと知って、ガッカリですよ。

演出指導はなかったと信じましょう笑笑




ヤラセとまでは言わないけど、身内やん。

自衛隊の護衛艦が出港する時に、家族が手を振ってるのと同じで、一般市民がこぞって手を振ってるなとはまるで違います。

そして、調べてみると、産経新聞でさえ、あの屋上が場面が自衛隊中央病院とは言わないまでも、自衛隊中央病院もブルーインパルスが上空を通った病院名として列挙されてるうちに入っているのがわかりました。




そして、NHKとフジテレビだけは冒頭のように自衛隊中央病院の上を通ったとさえ書いていないことが判明。

これでは、普通にみてたら、一般の病院スタッフが感激しまくってると誰もが思うわけで、ブルーインパルスと自衛隊を持ち上げる逆印象操作と言われても仕方ありません。

よく考えてみたら、仕事中に何百人も病棟からスタッフがいなくなって、屋上に飛行機見に行っちゃうような病院ありえないよね。

のんびりか!笑笑

ちなみに、わたくし、今ガンの手術を終えて絶賛入院中なんですが、毎日顔を合わせて雑談する看護師さんたちからは、ブルーインパルスありがとう的な感じの話は一切出ません(キッパリ

そりゃ、見てる暇ないよね。


自分自身も、情報リテラシーの難しさについて考えさせられる出来事でした。



私の周りの感動してた友人たちも、自衛隊中央病院の人たちが手を振ってる場面だと知って大いにガッカリする人もいたんですが、その人に自衛隊の後援会やってる人がからんでて笑笑、「男」を下げてました(ジェンダーフリー的には問題表現ですが、まさにそんな感じ)。

こういう時こそ、自衛隊後援会長として自衛隊のために、人としていいとこ見せたら良かったのにね🤣

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ブルーインパルスが都心上空を飛行 医療従事者などに感謝の意

航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が、新型コロナウイルスに対応する医療従事者などに、感謝と敬意を示すためとして29日午後、東京都心の上空を飛行しました。


ブルーインパルスは、29日午後0時半すぎから6機が編隊を組んで飛行し、都心上空の高度1000メートルほどに、スモークを使って白いラインを浮かび上がらました。

今回の飛行について航空自衛隊は、新型コロナウイルスに対応中の医療従事者などに、感謝と敬意を示すためとしていて、飛行ルートは、患者の受け入れにあたってきた病院の上空を飛ぶように設定されました。

病院では機体が見えると、スマートフォンで撮影したり、手を振ったりする人の姿が見られました。

航空自衛隊によりますと「ブルーインパルス」による都心上空での展示飛行は、昭和39年の東京オリンピック開会式と、平成26年の国立競技場の改築に伴うお別れイベントでも行われ、今回が3回目だということです。


ブルーインパルス感謝の“航空ショー”は誰の発案?

2020年5月30日 日刊スポーツ

航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」6機が29日、新型コロナウイルス対応に当たる医療従事者への感謝と敬意を示そうと、東京都心上空に白いスモークでラインを描いた。

好意的な受け止めが広がる一方、防衛省は誰の発案で、いつ決まったのか明らかにしていない。約20分にわたった異例の“航空ショー”について、省内からも説明を求める声が上がっている。

「プロセスはどうでもいいだろうと思う」

フライトを直前に控えた当日の記者会見。河野太郎防衛相は概要や趣旨を説明する傍ら、誰が発案したのか問われると、こうはぐらかした。

丸茂吉成航空幕僚長も飛行後の記者会見で「飛行することが重要で、プロセスは控えたい」と述べた。

記者会見では歯切れの悪かった河野氏だが、ツイッターでは一転、飛行経路の地図を示し「入間基地を離陸しました」「二周目、開始」などと逐一投稿した。終了時には「ブルーインパルス、帰投します。ありがとうございます!」と結んだ。

こうした姿勢に、省内では「はしゃぎすぎだ。自分の宣伝に利用したと言われても仕方がない」との指摘も。自衛隊幹部は「ブルーインパルスの飛行が、どうして医療従事者への感謝になるのか」と冷ややかに語った。

東京上空は航路が過密状態でブルーインパルスが飛行する余裕はなく、1964年の東京五輪開会式など限られた機会にしか実現していない。

29日の飛行は、埼玉県の空自入間基地を出発し、千葉、神奈川との境界まで含む経路を2周する異例のものだった。

新型コロナの影響で羽田空港の発着便が減少しているとはいえ、政府関係者は「相当な調整が必要だったはずだが、一気に決まった」と打ち明ける。防衛省幹部は「公表直前まで知らされなかった」とこぼした。

別の防衛省幹部は「政治利用ではないかとの批判を警戒しているのだろうが、誰がどう決めたのか説明しないと臆測が広がりかねない」と話した。(共同)




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コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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Unknown (月風狼)
2020-06-01 08:23:10
 この時期に、こんな都心の上空で、曲芸飛行をさせる事に違和感でした。

 喜ぶ人もいるでしょう、費用で苦言を言う人もいるでしょう。
 しかし、万一の事故について言う人をあまり見かけないのが不思議です。

 普通に飛ぶだけでも、避けるはず所に、超接近した状態で飛ぶのですから、万一不測の事態が生じたらと思わないのが不思議でしょうがない。

 平時でも大変なのに、事故でも起こったら大惨事ですし、災害で避難所での密が云々と言ってるのに、何を考えているのかわかりません。

 その辺りも突いていただければと思います。
四つ目の「密」 (ゴメンテイター)
2020-06-01 08:27:13
画像を見る限り、自衛隊中央病院の皆さん 密集、密接ですね。
屋外とはいえ、この状態はいいんでしょうか。屋上から建物内に戻るときは、もっと密集、密接だったんじゃないですか。

ところで、提案者は秘密だとか。
出ました、出ました、四つ目の「密」。

安倍政権にはこの四つ目の「密」、「秘密」が多いですね。
もっとも、次から次へとばれて、慌ててうそをつく。四つ目の「密」の「秘密」は、さしずめ「三密」から「千三つ」への橋渡し役。
そう、秘密なんかがあるから千三つになるのですよ、安倍晋三さん。
Unknown (hkawai69)
2020-06-01 12:27:03
 医療用資材は不足していても、航空機用燃料は潤沢にあるようですね。

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