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9月27日(月) 「活路は共闘」総選挙でも(その2) [コメント]

〔以下のインタビュー記事は『東京民報』2021年9月26日号に掲載されたものです。2回に分けてアップさせていただきます。〕

◇野党共通政策で決戦へ陣立てが

 ―総選挙を前に、市民連合と野党の共通政策が結ばれました。

 いよいよ総選挙という決戦に向けた「陣立て」ができ、あとは本気になって味方を増やし、結束を固めて国民にアピールするだけという状況がつくられました。
 2009年に自民党が惨敗して、民主党への政権交代が起こったときも、任期満了目前の総選挙で、直前の都議選で自民党が大敗しているなど、今年とよく似た状況でした。
 その際は300の小選挙区のうち148選挙区で共産党が一方的に候補者を取り下げ、一対一の対決構図をつくりました。
 それに対して今回は共産党を含む共闘が積み上げられ、共通政策の合意もつくられ、政権交代後の見取り図が明確になっています。市民と野党の共闘の実績もある。09年の時とは、政権交代に向けた準備の積み重ねも、草の根で支える力も段違いです。

◇未来がかかったかつてない選挙

 ―総選挙に向けて市民と野党の共闘の発展のために重要なことや、東京にとっての課題は。

 野党と市民連合の共通政策で、この「政策を実行する政権の実現をめざす」としている点が重要です。単なる選挙公約とするだけでなく、合意した政党が政権に加わって実現をめざす腹を固める必要があります。
 首都東京の課題は、「活路は共闘にあり」という都議選での戦い方と教訓、「東京モデル」を全国に発信していくことです。立憲野党が共闘すれば「リアルパワー」となって大きな力を発揮できる。それが、横浜市長選でも実証されました。
 都議選では、野党統一となった共産党候補がトップ当選した選挙区もあります。小選挙区で勝てるということです。これを総選挙でも証明してもらいたいと思います。
 同時に、都議選や横浜市長選の時とは、状況が大きく変化していることも直視しなければなりません。自民党は首相を変えて新しい「看板」でアピールしようとしており、メディアの大宣伝と「ご祝儀相場」で支持率も上がるでしょう。「敵失」や「追い風」頼りではなく、何があっても共闘を崩さず勝ち抜くという固いスクラムが重要です。
 今度の総選挙には、日本の命運と進路がかかっています。政権に挑戦し勝利すれば、新しい政治が始まる可能性がある。これほど大きな意義とやりがいのある選挙は初めてではないでしょうか。一票の重要さを自覚して、多くの人が投票に行き間違いのない選択をしていただきたいと思います。

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