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「財務省が掲載している決定的な証拠」(前半)三橋貴明 AJER2022.6.14
  

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「でたらめ」を公共の電波で言ったのは高市早苗・自民党政調会長の方だ[三橋TV第567回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/NVU9lrWTH20

 

 

 

 現在の物価高(コストプッシュ型インフレ)に対する正しい政策は、

1.短期的には国民の可処分所得の減少を補う
2.長期的には輸入製品に対する依存度を下げる
 になります。


 つまりは、短期的には消費税減税、ガソリン税減税、給付金により国民の懐を温かくする。
 さらには、食料自給率、エネルギー自給率引き上げのために技術、研究、設備投資の拡大です。


 もっとも、こんな長期デフレが続く不安定な国で、企業がリスクを取って「将来のため」に投資するのは困難です。


 1にせよ、2にせよ、政府が支出を拡大しなければならないのです。


 一応、今回の参議院選挙において、全政党が政府の支出拡大を訴えていますが、そこにすぐに氷水をぶっかけるのが、マスコミの「財源論」。

各党、歳出拡大競う 財源論、深まらず 参院選【公約比較】
 参院選の各党の公約には、防衛費増額をはじめ少子化対策などでも歳出拡大につながる項目が並ぶ。
 与党の自民、公明両党は財政健全化よりも物価高対策やコロナ禍からの経済回復を優先させる姿勢を強めている。野党では、国民民主党やれいわ新選組が国債発行による「積極財政」を前面に掲げているほか、各党とも物価高対策として消費税減税・廃止を主張。一方で、歳出拡大に見合う財源確保の議論は深まっていない。
◇「国債」頼み
 自民は選挙公約に、防衛費増額のほか、脱炭素分野の成長に向け、新たな国債「GX経済移行債」(仮称)で20兆円規模の資金を確保すると盛り込んだ。また、少子化対策や子育て支援でも「将来的に予算の倍増を目指す」と踏み込んだ。公明は、出産育児一時金の増額や高校3年生までの医療費無償化を掲げた。
 立憲民主党は、子ども・子育て関連予算を倍増し、国内総生産(GDP)比3%台に増やすとしている。国民は、「教育国債」を創設し、教育・科学技術関連予算を年間10兆円規模に倍増すると主張。日本維新の会は、教育の完全無償化や出産費用の実質的な無償化を提唱する。
 ただ、与野党とも「GX経済移行債」や「教育国債」の償還方法を含めた財源確保策にはほとんど踏み込んでいない。(後略)』

 財源?


 そんなもの、国債に決まっているじゃないですか!(枝野幸男・前立憲民主党代表)
 財源など、国債に決まっています。そして、国債は「償還する必要が無い」政府発行の貨幣です。
 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

第四十一回「皇統論 平将門の乱-新皇ー」「歴史時事 神がそれを望んでおられる」がリリースになりました。
ぜひ、ご入会下さい。

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 そうではない!と、主張するのであれば、明治以来、日本政府の債務残高が「3740万倍」になっている事実を、どのように説明するのでしょうか。

【1872年-2015年 政府債務の金額及び実質残高(2015年基準)の推移(単位:億円)】


http://mtdata.jp/data_53.html#Seifusaimu

 先日、三橋TVにご出演頂いた島倉原先生がおつくりになった上図(しかも、インターネット上の公開データから作れるそうです。こんど、やってみます)に対し、まともな反論を受けたことがありません。
 

 何しろ、3740万倍ですから、
「国の借金は返済しなければならない」
 と、妄言を吐く連中は、とにかく「スルー」するしかないのです。


 そういえば、最近、財務省の飼い犬色が強まった日本経済新聞は、
「二十年前と比べると、国の借金は二倍になった!」
 とは煽りますが、
四十年前と比べると、国の借金は168倍になった!
1872年と比べると、国の借金は3740万倍になった!
 とは煽りませんね。


 なんで?


 もちろん、168倍や3740万倍といった数字を出すと、あまりにも荒唐無稽で、
あれ? 実は、国の借金って、返済の必要がないんじゃね? というか、してなくね?
 という真実が露呈してしまうためです。人間、「2倍」には現実感があり、恐怖を抱きますが、168倍、3740万倍となると、「ふ~ん・・・」となってしまうのですよ。


 いずれにせよ、今回の参議院選挙で、「正しい貨幣観」を理解し「正しい国家観」に基づく政策を推進する政治家を一人でも増やさなければなりません。


 ちなみに、完璧に「正しい貨幣観」「正しい国家観」を持つ政治家、政党は少ないです。というか、ありません。


 正直、最も「正しい貨幣観」「正しい国家観」を持つのは、国民民主党だと思いますが、これは「三橋の価値観」に基づいた判断です。皆さんの価値観に照らし合わせれば、他の結論が出るかも知れません。


 というわけで、どうすればいいのか。とりあえず、三橋TV567回のラストで言ったとおりです。今回は、絶対に与党に投票してはいけない。何しろ、正しい国家観を持たず、国民を救う消費税減税に、間違った貨幣観に基づき反対している連中なのです。

 

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