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「公共交通インフラの建設計画が必要だ!」(前半)三橋貴明 AJER2022.8.30
  

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嘘だろ!平時に共食い整備をする軍隊。韓国軍じゃないぞ![三橋TV第600回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/Ad8W_ioVwEI

 


 三橋TV第600回では(記念すべき600回なのですが、全く気が付かなかった)、世界の国々の「本当の大きさ」を把握するための優れたサイト「https://www.thetruesize.com/」についてご紹介しています。


 メルカトル図法では「巨大」に見えるグリーンランドも、実は南北の長さは日本とほぼ同じだったりするわけです。


 また、世界最大の国ロシアにしても、日本と同じ緯度に持ってくると、日本から中国、チベット、アフガニスタンやパキスタン東部にかけた程度の広さであることが分かります。

 

 アメリカと比べてみると、こんな感じ。


 
 確かにでかいですが、メルカトル図法の印象とはかなり違うのではないでしょうか。


 ちなみに、ポーランドのワルシャワからロシアのモスクワまでの距離は、日本の稚内から鹿児島への距離と、ほぼ同じです。確かに遠いですが、我々がイメージできないほどの遠さではありません。そうでなければ、アレクサンドル一世が、あんなに何度もヨーロッパ遠征をできるはずがないですもんね。


 それはともかく、自民党が30兆円規模の補正予算を組むべく、一応、動き出しました。

萩生田氏 補正予算に積極姿勢「30兆円超の去年よりもっと」
 自民党の萩生田政調会長は物価高などに対応するための補正予算について、「去年の補正予算が30兆円を超える規模だった」と指摘したうえで「しっかりと積み上げていく」と述べました。
 来月、政府が新たな総合経済対策をまとめるのを前に自民党では、きょうから物価高対策などについての議論が始まりました。
 対策の裏付けとなる補正予算について、萩生田政調会長は積極的に積み上げていく構えです。
「去年の補正予算が30兆円を超える規模でした。その後、今の物価高や、あるいは世界経済の後退、また円安などを考えると、去年よりもっときめの細かい対応が必要ではないかと私は思っております」(後略)』

 

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 2021年度の補正予算は、昨年の11月に組まれました。総額は31.5兆円。ちなみに、いわゆる「財源」は国債が22兆円、残りの多くは「前年度からの繰り越し」でした。


「いや、昨年度、本当に補正予算で支出したのかよ・・・」
 と、思われた方が多いと思いますが、理由は、最大の支出項目が、
「時短要請等に応じた飲食店等への協力金等(地方創生臨時交付金)〔64,769億円〕 」
 だったためだと思われます。つまりは、飲食店への協力金を支払うための、地方交付税交付金です。


 無論、協力金は必要というか「むしろ補償しろ」という話ではありますが、飲食店以外の一般国民が、直接的に恩恵を被ったわけではありません。もちろん、協力金により飲食店が救われ、「飲食サービスの供給能力」が維持されるという点では、恩恵を受けるのですが。


 協力金以外で目立つのは、「 事業復活支援金〔28,032億円〕」や「雇用保険財政の安定〔17,422億円〕」、「マイナポイント第2弾(仮称)〔18,134億円〕」「子育て世帯に対する給付〔12,162億円〕」辺りですかね。やはり、特定のセグメントが対象で、国民全体的に「支出された」という実感が持ちにくい予算になっていました。(ちなみに、わたくしは子育て世帯なのですが、とある事情で、一切の給付はございませんでした)


 さらに、「防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保 29,349億円」と、公共事業に約3兆円の予算が付きました。とはいえ、補正予算が組まれたのは11月なのでございます。


 11月に公共事業の補正予算を組んで、翌年3月末までに消化できるはずがありません。業者の選定が精々でしょう。


 というわけで、補正で組んだ公共事業予算は当然の話として翌年に繰り越されることになるのですが、結果的に、
「公共事業を組んでも、消化できないじゃないか! ムダだ! 削れ!」
 という、緊縮のプロパガンダに活用されてしまうのです。


 いずれにせよ、21年度の補正予算が、「一部の国民」しか救わない、というコンセプトになっていたのは確かだと思います(故意かどうかは別にして)。結果的に、国民が分断される。
 

 22年度補正予算を組むならば、とりあえず、
「全ての国民を救う」
 というコンセプトを貫いてほしいと切に願います。
 

 何しろ、コストプッシュ型インフレという脅威は、全ての国民に平等に襲い掛かっているのですから。「お金持ちだから、安く買える」などということはあり得ないのです。

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