株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。

「経済産業政策の新機軸と経済学者の間違い」(前半)三橋貴明 AJER2020.6.29
    

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「ジャーナリスト 上島 嘉郎様」が加わって下さいました。

また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

 

 

一般参加可能な講演会のお知らせ。
2021年8月1日 講演会(山形)のご案内

 

原口一博議員登場! 日本の伝統文化を守らず、何が保守だ! 傀儡保守を駆逐せよ! [三橋TV第410回] 三橋貴明・原口一博・高家望愛


https://youtu.be/99BM87DZn_Y

 先日のチャンネル桜「【討論】夏のキャスター大討論[桜R3/6/29]」に出演された葛城奈美さん、佐波優子さん、sayaさんたちが呼びかけ人を務めている「皇統を守る国民連合の会」がYoutubeのチャンネルを始められたようです。

 

 

 皆様、是非ともチャンネル登録してね

 最近にしては、珍しく「前向き」なニュースだと思います。

皇族減少対策、2案に限定 女性宮家と男系皇籍取得
 安定的な皇位継承策を議論する有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)は30日の第8回会合で、皇族数の減少対策として、「女性宮家」創設など女性皇族が結婚後も皇族の身分を維持すること、旧宮家(旧皇族)の男系男子が皇族となることの2案に絞り込み、議論していくことを確認した。清家氏が会合後、記者団に明らかにした。
 有識者会議はこの方針に基づき、菅義偉首相への答申をまとめる方針だ。政府は答申を踏まえ、秋までに議論の結果を国会に報告する。
 清家氏は記者団に「秋篠宮さまの長男悠仁さまの世代で、十分な数の皇族が皇室にいていただく必要がある」と説明した。』

 そもそも、歴とした男系皇統の継承者(皇嗣殿下、悠仁親王殿下)がいらっしゃる状況で、「女系天皇」だの「女性宮家」だの、「伝統」に反する議論をしている時点で不遜なのです。


 ともあれ、「旧宮家の皇族復帰」の議論が始まったのは、前進として捉えたいと思います。
 

 三橋がなぜ皇統について「伝統」を重視するのかといえば、二千年を超える検証をくぐりぬけ、継続しているためです。


 なぜ、日本が男系の皇統を維持する必要があったのかについては、各所で述べているので、くどくど繰り返しませんが、「皇族以外の男性に権威を与えない」「継承戦争を防ぐ」など、諸々あります。(悪いことを考えるのは、大抵は男性ですよ、歴史的に)
 

 勘違いしている人が少なくないですが、男系の皇統により「排除」されているのは、我々日本の「男性」であり、女性ではありません。日本人の女性は、皇族と結婚することで、自らも皇族になれます。それに対し、我々、日本人男性には不可能なのですよ。わたくしの娘が「皇后」になる可能性はゼロではありませんが、息子が天皇になることは不可能です(息子はいませんが)。
 

 男系皇統について「差別だ!」と主張する連中は、せめて「差別」とやらをされているのが日本人男性であり、女性ではないことくらい理解して下さいよ。
 日本人女性は「天皇の母」になることは可能ですが、日本人男性が「天皇の父」になることは不可能なのですよ。


 さて、男系の皇統に反対する方々に言いたいのですが、今を生きる(今でなくても)私たち人間のちっぽけな脳みそで「思いついた!」アイデアなど、歴史的に見れば「ゴミ」みたいなものですよ。と言いますか、貴方は、自分の個人的な考えが「二千年の検証」に耐えうると、本気で考えますか? もし、考えているとしたら、それは誇大妄想というものです。


 長く続いている伝統は「相対的」に正しいからこそ、続いているのです。たかだか一個人の「思いつき」が、「歴史的に検証を受け続けた伝統」にかなうはずがありません。日本の「男系の皇統という伝統」が「相対的」に間違っていたならば、これほど長くは続きませんよ。

 

 あえて、「過去の先人の叡智」といった表現をする気はありません。過去の日本人だって、今の日本人同様に、愚かで、アホだったに決まっています。それでも、日本の男系の皇統は続いてきた。だからこそ「相対的」に正しいのですよ。過去の日本人が「どうしようか・・・」と、足掻き、結局は「男系の皇統が正しい」と何となく判断し、結果的にそれが「相対的」に正しく、だからこそ続いてきた。それだけの話に過ぎません。
 

 わたくしが「遺伝子組み換え食品」に嫌悪感を抱くのは、長期(数百年)の検証を経ていないためです。つまりは、伝統的食品ではないため、安全性の担保が不可能なのです。(人類が遺伝子組み換え食品を口にするようになってから、精々が四半世紀しか経っていません)


 我々が日常的に食べる「非・遺伝子組み換え食品」が安全なのは、伝統的食品だからです。長期の検証を経ていない食品が「安全である」と断言することは、神様にも不可能ですよ。


 ちなみに、男系の皇統が危機に瀕した際、過去の我が国では「継体天皇」「光仁天皇」と、血統を遡って神武以来の男系を維持し続けてきました。くどいですが、そもそも悠仁親王殿下という皇統の後継者がいらっしゃる状況で、騒ぎ立てている時点で間違っています。その上で、「それでも不安」というのであれば、旧宮家の方々に「皇族復帰」を「日本国民」としてお願いするしかないのです。(あくまで「お願い」です)
 ちなみに、次回(第三十一回)の経世史論の皇統論は、まさに光仁天皇の即位のお話になります。


 ついでに、革命前のフランス王朝も、実は「サリカ法」により、女王及び女系継承を禁じ、男系の王統を維持してきました(女王も禁止ですから、日本よりも厳しかった)。ヴァロア朝がアンリ三世の死(1589年)により断絶すると、何と300年以上も系図を遡り、1270年に亡くなったルイ九世(聖王ルイ)の男系直系の子孫であるブルボン家のアンリ四世が即位しました。ブルボン王家の始まりについては、経世史論の歴史時事「第二十七回 アンリ四世」で詳しく解説しています。
 

 経世史論を受講している方はご存じでしょうが、三橋が好きな歴史上の(日本以外の)三大偉人は、ユリウス・カエサル、(神聖ローマ皇帝にしてシチリア王の)フリードリヒ二世、そしてアンリ四世になります。日本史において尊敬する人物は、トップがダントツで聖徳太子。次点が持統天皇です。

 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

リクエスト多数につき再掲載!

作家・古代史研究家 長浜 浩明【日本人はどこからきたのか?】【邪馬台国はどこにあったのか?】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

 

 それにしても、繰り返しになりますが、現時点では悠仁親王殿下までは”男系”の天津日嗣の継承者が存在するのです。悠仁親王殿下に御子ができず、現在の男系皇統が途絶える可能性が生じるのは、少なくとも四十年後以降の話です。


 なぜ、四十年後以降の話を「今」決めなければならないのでしょう(まあ、分かってはいますが)。悠仁親王殿下がご結婚され、男の子が生まれれば、それで終わる話です。


 ちなみに、将来的に悠仁親王殿下がご結婚されたとして、お二人の間に男の子が生まれる確率が50%というのは、あくまで一人っ子の場合のみです。三人の子供が生まれる場合、男の子が生まれない確率は12.5%。四人の場合は、わずか6.25%。
 

 それでも「不安だ」というのであれば、旧宮家の方々に皇族復帰を「お願い」すればいい話です。と、以前から主張してきたわけですが、有識者会議では「旧宮家復帰」の議論がなされたようで、以前よりは一歩、前に進んだと思います。


 堂々と、「旧宮家の皇族復帰」の議論を始めましょう。何しろ、旧宮家を皇族から追い出したのは、アメリカ様、GHQなのですよ。特に、反米色が強い「いわゆる左」の方々が旧宮家復帰の議論を拒否するなばら、それは「アメリカ様のご意向に従います」と言っているのも同然なのですよ。(そういう意味で、アメリカ様が作った日本国憲法を有りがたがり、「護憲」とか言っている時点でダメなのですが)
 

「日本の男系の皇統を守ろう!」に、ご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!

本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。
◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。
㈱日本富民安全研究所のブログ絶望の先にはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。