株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。

「潜在成長率の誤解に殺される(前半)」三橋貴明 AJER2020.10.26

    

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に、林千勝先生(近現代史研究家)が加わって下さいました。
また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

 

【一般参加可能な講演会のお知らせ】

令和2年11月12日(木)「今こそ奮起の時!豊かになるために一人ひとりがやるべきこと」(※オンライン講演会)

令和2年11月21日(土)三橋経済塾 第九回第十一回講義(会場 福岡) 一般参加可能です

 

北海道に「自治区」が作られていく! 日本国を破壊する「アイヌ新法」 [三橋TV第311回] 三橋貴明・小野寺まさる・高家望愛

https://youtu.be/hrUfd7csdDk

 

 大阪住民投票の際に、「大阪維新の会」という政党のプロパガンダ手法について、
1.ルサンチマン・プロパガンダ:国民の一部に網掛けし、攻撃することで、ルサンチマンを抱えた多数派の支持を得る
2.愛国者を装う:「日の丸掲揚!君が代斉唱!」とか、中国・韓国批判とか
3.過去全否定:とにかく、古いものは全てダメ!新しいものは常に善!改革!改革!
 と、グローバリストや全体主義者(ナチス、中共など)が得意とする三つの手法がフル活用されていることを指摘してきました。


 さらには、「中間組織の破壊」「メディア統制」までやっていたわけなので、まんまナチス、中共です。


 もっとも、何しろ「構造改革」に邁進している以上、日本政府にしても大阪維新の会と似たようなものなのです。国民を「苦しめる」政策を推進するための手段は、それほど多くはありません。
 

 ちょっと、今回はなかなか洒落にならない話。

官邸、「反政府先導」懸念し拒否 学術会議、過去の言動を問題視か
 首相官邸が日本学術会議の会員任命拒否問題で、会員候補6人が安全保障政策などを巡る政府方針への反対運動を先導する事態を懸念し、任命を見送る判断をしていたことが7日、分かった。安全保障関連法や特定秘密保護法に対する過去の言動を問題視した可能性がある。複数の政府関係者が明らかにした。
 菅義偉首相は国会審議で6人の任命拒否に関し「個々の人事のプロセスについては答えを差し控える」と繰り返し答弁。拒否理由は今回の問題の核心部分となっていた。日本学術会議法は会議の独立性をうたっており、政治による恣意的な人事介入に当たるとして、政府への批判がさらに強まる可能性がある。』

 ちなみに、わたくしは日本学術会議の学者の方々が好きなわけではないです。というか、嫌いです。ILCを、事実上、潰したから。
 だからといって、日本学術会議に「網掛け」し、「愛国者」ぶって総攻撃して、一部の国民のルサンチマンを晴らすやり方が正しいとは、全く思いません。

【ルサンチマン・プロパガンダ】



 何しろ、「同じ国民」を網掛けして攻撃する手法を認めるとなると、次に網を賭けられるのは「わたくし」かもしれないのですよ。あるいは、わたくしの「家族」かも知れない。
 わたくしは、いかなる相手であろうとも、「同じ国民」を網掛けし、他の国民のルサンチマンを煽り立てる政治手法に反対します

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

特別コンテンツ「歴史に魅せられて、myが聞いてみた~第一回 歴史時事編~」公開中!

http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

 

「全ての国民を守る」
 と、国民国家の基本を繰り返していますが、そこには「例外」を設けてはならないのです。例外とは、要するに網掛けです。


 さて、上記の記事を最初に見たのは、配信元の共同通信のものでした。その後、記事はいくつかのネットメディアに転載されていきます。
 その本家大本の共同通信のページが、こんな感じになってしまっています。



https://www.47news.jp/news/5469466.html

 おいおい・・・・、マジかよ。掲載は、昨日の朝6時。24時間後には「消された」わけで、特定の政治的意思に基づく「メディア統制」に該当する可能性があります。


 共同が配信した記事が正しいならば、政府は「政治的理由」「言論的理由」で学術会議の人事に首を突っ込んだことになり、それ自体が重大な問題になります。権力者が、
「自分(政府)への批判を防ぐため、権力を行使する」
 となると、これはさすがに「独裁的」という表現を使わざるを得ません。


 さらには、共同通信の報道を「権力」で削除させたとなると・・・・
 

◆◆◆

 

【追記】 共同通信の記事、URLが変わっただけのようです。さすがに「そこまで」はやらないようで、安堵しました。

 

『官邸、「反政府先導」懸念し拒否 学術会議、過去の言動を問題視か

https://www.47news.jp/news/5469465.html

 

 となると、問題は政府が「政治的な理由」から「過去の言論」を問題視し、権力をふるったことに絞られます。ちなみに、

「学術会議の連中は、反日親中だから、仕方がない」

 は、通りません。

 

 国民主権の民主制国家では、いかなる理由があろうとも、政治的理由から権力で言論をコントロールしようとしてはならないのです。(犯罪行為等に対しては、別ですよ、もちろん)

 

 理由は、全ての国民が、「不当な権力の行使」の対象になりえるためです。ルサンチマン・プロパガンダ同様に、「次のターゲット」は、わたくしかも知れないのですよ。

 

「政府は政治的な理由から言論に権力を振るってはならない!」に、ご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!

本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。

◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。

㈱日本富民安全研究所のブログ絶望の先にはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。