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3月22日が教えてくれた電力危機の現実」(前半)三橋貴明 AJER2022.6.7
  

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水道橋博士登場!なぜ出馬を決意?大阪の松井市長に「何」をされたのか[三橋TV第557回]水道橋博士・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/yAstd2kJkUc

 

 

 

 電力の「自由化」は、競争を引き起こし、電気料金を「引き下げる」というお題目で推進されました。
 発送電を分離することで、発電事業への「新規参入」を増やす。小売り自由化で、多様な電力サービスを実現する。
 などなど、妄想に染まった連中により電力の「改革」が進められたわけですが、現実は?


 発電への投資はほぼゼロ。新電力と称する連中は、卸売市場で電気を買い、「安い価格」で提供する中抜き商売を拡大しただけでした。
 結果的に、LNGの価格が高騰すると、新電力は次々に破綻。撤退。

 

 こうなるに決まっている。電気代など、鉱物性燃料の価格で決まるんだから。
 

 電力サービスの改革を推進していた連中は、一言くらい釈明しろよ。ちなみに、わたくしは原発停止、FIT導入、小売り自由化、発送電分離、全てに対して反対していました。誰が正しかった?

 

 LNG価格高騰を受け、新電力と呼ばれる電力の小売り業者の倒産が急増。さらには、FITのメガソーラが増えすぎ、送配電会社が再生可能エネルギーの受け入れを一時停止する「出力制限」が続出。さらには、燃料高で東京電力ホールディングスなど大手電力が相次いで法人向けの新規契約を一時停止。


 一体、何をしたかったの?

夏の電力逼迫、政府が節電要請 休止火力の再稼働求める
 政府は7日午前、首相官邸で電力需給の逼迫に備えるための関係閣僚らによる会合を開き、2022年度に取り組む総合対策を取りまとめた。足元の電力需給に関して「極めて厳しい状況」との見解を示し、家庭や企業に7月から9月にかけての節電を要請した。電力会社には休止中の火力発電所の再稼働や燃料の追加調達を求めた。
 「電力需給に関する検討会合」を開くのは17年以来5年ぶり。全国規模の節電要請は7年ぶりとなる。松野博一官房長官は会合で「今年の夏は全国で生活や経済活動に支障がないよう一律の節電の数値目標は定めないが、できる限りの節電・省エネへのご協力をお願いしたい」と呼びかけた。
 松野氏は「電力需給の安定に向けて全力で対応するとともに、国民に対して適切なタイミングでわかりやすい情報発信につとめる」とも強調した。(後略)』

 政府が節電要請。発展途上国だぜ、ヤッハ~っ!!!

 いや、情報発信とかどうでも良いので、原発を再稼働しろよ。他に方法はないよ。
 

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 何か、未だに、
「三橋は原発推進派だ」
 とかレッテル貼りするアホが少なくないのですが、原発なんてどうでもいいよ。日本のエネルギー安全保障が確立するならば。
 

 原発推進に反対する連中は、「ならば、どうする」を真面目に答えてください。他に方法があるなら、それでいいよ。
 

 要するに、「せんそうはんた~い」と同じく、現実から目をそらし、リアルな思考、議論をすることを拒否していた連中が、この期に及んで原発再稼働に反対するわけですよ。その「政治的な声」に押され、政府が原発再稼働を政治的に進めることができない。


 そして、近々、恐らくは東電管轄区で「ブラックアウト(大停電)」が起き、多くの国民が死ぬことになるでしょう。
 

 その時、原発反対派は、こう言うわけですよ。
「政府は、何をやっていたんだ~っ!」
 と。


 まさに「クズ」としか表現しようがないのですが、エネルギー安全保障に限らず、平和を前提に「なんとかなるよ」と、様々な安全保障を軽視してきた我々日本国民全員が「クズ」なのです。
 

 現在のエネルギー安全保障や食料安全保障の崩壊は、完全に我々日本国民の責任です。無論、わたくしは電力自由化や食料自給率を引き下げる改革に反対し続けましたが、責任者であることに変わりはないのですよ。
 

 現在の我々の苦難は、完璧に自業自得です。つまりは、子孫にツケを残す前に、我々自身がツケを支払うことになった。これこそが、救いであり、チャンスでもあると思うのです
 

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