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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

遅すぎた東京アラート。警戒警報は台風が来る前に出すものだ。東京アラートの基準はステップ2に移行を決める前の先週から満たされていた。

2020年06月02日 | 小池百合子東京都知事の迷走
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 東京都で2020年6月2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに34人確認されました。

1日あたりの感染者が30人以上となるのは、5月14日(30人)以来のことです。

それで東京都は、次の波への警戒を呼びかける「東京アラート」の発動を検討しています。

 


 
 

見えてたよね



ちょっと引用します。

5月29日、新たに患者7人の感染が判明したと発表した。同病院の感染者は計16人となりました。

東京都内の感染者は同日22人。
4日連続で前日を上回り、感染再拡大の兆候が表れた際に都が独自に出す警戒宣言「東京アラート」の目安を超えました。

小池都知事は休業要請の段階的な緩和に当たり
1 一日の新規感染者数が直近7日間平均で20人未満

2 感染経路不明者の割合が50%未満

3単位の感染者が減少傾向

とする指標を定めています。




小池都知事はこれら3つの指標を一つでも達成できなかった場合、都は原則として医療体制など他の四つの指標も踏まえながらアラートの発令を検討するとしました。

ところが、29日に感染者が15日ぶりに20人を超えた上に、2も54・9%に上昇。

3も増加傾向が進んでいる
ということで、1つどころか2つで失格、3つとも全滅の危機です(^◇^;)





つまり、5月29日には東京アラートは発令すべきでした。

そしたら、30・31日の週末の人の動きが少しは変わったかもしれない。

今日6月2日の感染者が感染したのは5月18日日から25日くらいのことです。

その兆候は29日には掴めていたのに、小池都知事は自分の都知事選再選を優先したのです。



指標はさらに悪化した
 



つまり、大阪の軽挙妄動の維新に対抗して、東京も経済活動復活をアピールするために、もう6月1日のロードマップにおけるステップ2に行くことに決めていたから、それに水を差す東京アラートは鳴らさなかったのです。

私は、コロナについては素人ですが、規則の解釈とその遵守についてはプロですし、子どもの頃から社会問題のことは考えてきましたから、5月29日にアラートを出さないとおかしくて、あえてそれを出さない理由は分かりますよ。

小池都知事の貧しい道義心と人命尊重意識の乏しさには、自分が主役に立てる東京オリパラにこだわってコロナを過小評価していた3月からガッカリし続けです。


 
 
 
 

私からみたらこんなに政治家に向いていない人もないのに、支持率はいまや7割。

このままだと再選は確実です。

世論調査ではコロナ禍で政治に関心が高まった人が約半数もいますし、安倍さんの呪縛からは解かれようとしているのに、東は小池、西は吉村さんの新しい呪文にすぐやられてしまう。

みんな、排除の論理は忘れちゃったの?

人はそんなに変わりません。

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1 コメント

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頑張ってる? (ゴメンテイター)
2020-06-02 19:03:28
よく、「若い人が頑張っている」と言う人を見かけます。よく聞くと、中身は関係ないんですね。何かやっている。やっているように見せている。それだけ。なんでもいいんです。騒いで、動いているように見えれば。
そう、関西方面が発祥の「維新の会」がまさにそれです。いまだに、これしか無いと言われる「都構想」にしがみついていますね。だんだん中身のいかさまがばれてきているのですが、マスコミが持ち上げるから、いいように見えてしまうようです。
そして、それを真似て、やっているように見せようと頑張っているのが小池百合子さん。
西のヒロロン、東のユリリン、ということですね。
どちらも、具体的で速く見えればいい、というお考えのようです。
ヒロロンは、モデルチェンジを知らぬ間にやってしまうスゴ技の持ち主でもあります。
ユリリンは、カタカナ語が大好きで、これで周りを煙に巻く荒業の持ち主です。

東京アラートなどと言わず、第二波の気配とか言ったほうが、みんなにはわかりやすいと思うんですがね。
もっとも、小池さんがどう言うかは関係なく、ここまで来たらいろんなデータを見て自身で判断して行動するほうが身を守れると、みんな思っているんじゃないですか。
勿論、自粛を実質的に強要される事業所などは、言葉より補償だと、声をあげることが身を守ることにつながるのですが。

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