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by ruhiginoue

予想した通りだった京都市長選挙

 京都市長選挙は予想した通りの結果だった。
 志位委員長が「一票を争う大接戦です」と言っていたので、共産党が推す候補者は絶対に落選すると確信していた。これまで志位委員長が「一票を争う大接戦です」と選挙で言うと、共産党が推す候補者は当選しないものだった。一票を争うどころか接戦にもならない。

 そもそも「一票を争う大接戦です」という志位委員長の決まり文句は、共産党が推す候補は落選するという暗喩である。すでに諦めているとか、もともと乗り気でないとかの場合に、せめて善戦にしようという意味だ。党の事情とか、他党との付き合いとかで、仕方ないと出て来る紋切り型であり、党員にむけた暗号のようなものだ。
 そして今回の京都市長選挙は、盛り上がらない選挙だから投票率は低く、組織力で勝る現職の圧倒的な優位であると、とうに解っていた。


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 やはり現職支持派も、勝ちは確実と見ていた。そして余裕綽々ついでにと、汚らしい共産党誹謗の新聞広告を出した。
 まるで、よく選挙前にばらまかれる怪文書と同じ内容だ。そんなものを載せてしまう新聞社も金のために自らの品位を貶めているが、現職支持派としても、そんなことをしては逆効果であるから普通はやらない。
 しかし、優位が動かないと見て、やったのだ。つまり市長選挙のためではなく、その後の野党共闘を妨害するためだ。例によって前原誠司の仕業だろうと指摘されているが、現職市長を担いだりの人脈からして、そうである確率は相当に高いのではないか。

 どうであれ、最も滑稽だったのが、れいわ新選組の一部支持者である。
 あの広告は、現職支持派が焦って出したものだと言っていた。同組が対抗候補者を推したうえで山本組長が応援のために京都入りするから、これに脅威を感じてなりふり構わず汚い手を使ったに違いない、と。
 まったく、手前味噌の過大評価もいい加減にしないといけない。

 とにかく、もともと期待できない市長選挙だから、汚らしい広告に迎合した一部の立憲党という事実にもかかわらず、共産党は甘い対応をした。立憲は出来たばかりで組織の統率力が弱いからと大目に見た。
 方や立憲の枝野代表は空々しく惚けていた。広告を見ていないから知らないとか言って。
 あんな挑発と妨害、その手に乗ってはいけない、ということで両党は一致したのだ。現に、立憲にガッカリという人だけならまだいいが、品の悪い左翼の連中が「共産党は被害者ヅラするな」と、広告よりもっと汚らしいことを言って、広告を出した連中の思うツボにしようとした。
 こうなるとシカトするしかないだろう。ひどい対応だが、あれでも最善の対応だったのだ。



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by ruhiginoue | 2020-02-05 05:01 | 政治