取り立て屋が税金・ガス電気料金の滞納を回収 自公が目論む「サービサー法改正」

サラ金からの借金もないのに、ドアをノックする音に怯える日が来る。=写真はイメージです。=

 これまで取り立て屋が持って行くのは銀行の不良債権や個人・法人の借金のカタだった。

 ところが、今後は年金、税金、ガス電気料金など公共料金の未払い(滞納)を行政に代わって取り立てて行く・・・

 自公や一部の野党議員が議員立法で今国会での成立を目論む「債権回収業に関する特別措置法(通称:金融サービサー法)」の改正だ。

 近日中に法案提出されるとの情報がある。法案提出を阻止するため、一部の有力国会議員、法律家、被害者が、きょう19日、情報交換会を国会内で持った。
 
 国会議員の多くは、この恐ろしい法案に対する知識があまりに薄い。法案の実態を知らないのだ。そこがサービサー業界の狙い目であった。

 コロナ不況により税金や公共料金の滞納は急増している。薄いが広く取り立てることが可能だ。サービサー業界のロビーイング、金融業界の需要もあり、与党と一部の野党議員が法改正に走った。

 与党が圧倒する国会は、法案を出せば通る。

サービサー業界の新年賀詞交歓会。とかくの噂が絶えない先生たちが顔を連ねる。=写真:「貸し手責任を問う会」提供=

 サラ金の取り立て屋が、サラ金から借金をしていないのに取り立てにやってくるのだ。

 税金、年金、健康保険料、電気、ガス・水道料金、果ては奨学金まで・・・滞納を見逃してくれない。

 田中家は税務署に踏み込まれかけたことがある。税務署員は「中に入れろ」と言って我が家の中に入ろうとしたが、女房が体を張って阻止した。

 PCや一眼レフカメラなど金目の物があり、持って行かれる恐れがあったからだ。

 公務員である税務署員だったため手荒なことはされなかったが、プロの取り立て屋だったら、見逃してはくれないだろう。

 貧乏人は逃げることもできず、骨までしゃぶられる。そんな日が間もなくやってくるのだろうか。

    ~終わり~

     ◇
『田中龍作ジャーナル』は読者の御支援により維持されています。↓

田中龍作の取材活動支援基金

■郵便局から振込みの場合

口座:ゆうちょ銀行
記号/10180 番号/62056751

■郵便振替口座

口座記号番号/00170‐0‐306911

■銀行から振込みの場合

口座:ゆうちょ銀行
店名/ゼロイチハチ・0一八(「ゆうちょ銀行」→「支店名」を読み出して『セ』を打って下さい)
店番/018 預金種目/普通預金 口座番号/6205675 口座名/『田中龍作の取材活動支援基金』

■ご足労をおかけしない為に

ゆうちょ銀行間で口座引き落としができます。一度窓口でお手続きして頂ければ、ATMに並んで頂く手間が省けます。印鑑と通帳をお持ち下さい。
記号/10180 番号/62056751 口座名/タナカリュウサクノシュザイカツドウシエンキキン

連絡先
tanakaryusaku@gmail.com
twitter.com/tanakaryusaku

政治