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「PB黒字化目標は民間赤字化目標 でしょ?!(前半)」三橋貴明 AJER2020.2.9

    

 

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安全保障という地政学が経済学を変えつつあるアメリカ 日本はどうする? [三橋TV第358回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/tSX7aktsNT4
 

 本日はチャンネル桜「Front Japan 桜」に出演します。11時からライブ配信です。

 

Front Japan 桜 - 令和3年3月3日号
https://youtu.be/1rSGMGOTkWM
 

 

 世界というか、我々が属する共同体を「少しでもマシ」な形に変えるには、どうしたらいいのか。
 コミュニケーションで、共同体に属する「同胞」の意識を変えていくしかありません。つまりは、言葉の戦いです。


 現在の我々が言葉で「同胞」を変えるには、正しいことを繰り返すしかない。すなわち、正しい貨幣観と共同体意識。
 

 経済力(供給能力)はともかく、政治面では(昨日のエントリーの通り)屑みたいな発展途上国と化した我が祖国を救うには、テロリストや革命家にならないならば、言葉で変えるしかないのですよ。


 そして、人類の歴史を見る限り、確かに人々は「言葉」により変わってきた。


 無論、価値観の話はそう簡単に変わらないでしょうが、貨幣観は違います。


 何しろ、「正しいか、間違っているか」の違いに過ぎないのです。

財務省は全否定「現代貨幣理論=MMT」は劇薬なのか 赤間清広・毎日新聞経済部記者
◆現代貨幣理論(MMT)を考える(1)
 日本の財政赤字(長期債務残高)は政府だけで1000兆円、地方も含めると1200兆円を超える。先進国では最悪の水準だ。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う支援策の拡充と国内経済の低迷で、財政赤字の増大は避けられない情勢だ。
 日本の財政は大丈夫か――。そう心配していたら「財政赤字なんて気にする必要はない。まだまだ借金は可能だ」という主張を耳にした。現代貨幣理論(MMT)と呼ばれる米国発の新しい経済理論だ。(後略)』

 大丈夫かも何も、現実にMMTの正しさ、すなわち、
「変動為替相場制の独自通貨国は自国通貨建て国債発行にインフレ率(供給能力)以外の制約はない」
 を証明しているのが現在の日本なのですが、ついに大手紙にも「MMT」の議論が載り始めました。


 毎日新聞がMMTについて書き始めたのは、高井崇志衆院議員のブログがきっかけのようです。
 

 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】


現在、特別コンテンツ 【信じがたい歴史的真実!フランス革命とMMT(現代貨幣理論)】の一部をYoutubeで公開中!

https://youtu.be/j-lLu2feXfU

 

『(引用)今年に入ってMMTが再び注目を浴びることになったのは、高井崇志衆院議員(国民民主・無所属クラブ)が2月6日にアップしたブログがきっかけだ。
 タイトルは「『MMT』に対する財務省のあきれた見解」。そこにはMMTをめぐる高井氏と、財務省の角田隆主計局次長の電話でのやり取りがつづられていた。
 高井氏「財務省はMMTについてどのように考えているのか?」
 角田氏「財務省はMMTをまともな理論だとは思っていない。『実験的にやってみて失敗した』では済まない」
 MMTを全否定する財務省の主張に、ネット上では賛成派・反対派双方の声が渦巻いた。議論が過熱したのは、MMTの理論そのものが、現在常識となっている従来の経済・財政学と真っ向から対立するためだ。
 現代貨幣理論は財務省などが主張する伝統的な財政論とは異なっている=東京都の同省で2016年6月7日、井出晋平撮影
 現在主流の経済・財政学では、政府の財政赤字は好ましくなく、歳入(税収)と歳出は可能な限り均衡すべきだと考える。
 財政赤字は「将来世代への借金のつけ回し」に過ぎず、過剰債務を放置すれば政府の財政はいずれ破綻する。そして消費や投資の減退、通貨の暴落、ハイパーインフレなど経済の大混乱を招きかねない、というものだ。』

 もう、いい加減に現実を認めよう。
 
【1872年-2015質残高(2015年基準)の推移(単位:億円)】

http://mtdata.jp/data_53.html#Seifusaimu
 

 日本政府の債務残高(2015年時点)は名目の金額で1872年の3740万倍!実質でも1885年の546倍!


 になっている。それでも「破綻」も「通貨の暴落」も「ハイパーインフレーション」も起きていないよね。


 消費や投資の減退が起きているのは確かですが、これはデフレのため。


 政府が「国の借金で破綻する」といった間違った「考え方」に囚われ、十分な財政出動をせず、総需要の不足が埋まらないためです。


 というか、総需要の不足を生めない限り、デフレが続き、結局は何だかんだと言って「財政赤字=政府の貨幣発行」が必要になり、政府の負債(過去の貨幣発行の履歴)が積み上がる。


 それを取り上げて、
「国の借金で破綻する!」
 と大騒ぎし、総需要の不足を埋められず、デフレが続き、結局は何だかんだと言って「財政赤字=政府の貨幣発行」が必要になり、政府の負債(過去の貨幣発行の履歴)が積み上がる。


 それを取り上げて、
「国の借金で破綻する!」
 と大騒ぎし、総需要の不足を埋められず、デフレが続き、結局は何だかんだと言って「財政赤字=政府の貨幣発行」が必要になり、政府の負債(過去の貨幣発行の履歴)が積み上がる。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。もういいよね。


 このバカバカしい悪循環は、いい加減に終わりにしよう。


 終わりにするためには、国民(政治家含む)の貨幣観を正さなければならない。


 最もスピーディーな手法は、高井議員のような「真っ当な貨幣観」を持つ政治家を応援し、そうではない緊縮派の政治家を攻撃することです。容赦なく。


 繰り返しますが、貨幣観の問題は「正しいか、間違っているか」の違いに過ぎません。


 我々が、どこかで正しい貨幣観に基づき発現する。それだけでも、確かに事態は「良い方向」に進むのですよ。


 わずかな一歩かも知れませんが、「勝利への一歩」であることに違いはない。それを、忘れないでください。
 

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