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「反グローバリズムの日本国民よ連結せよ!」(前半)三橋貴明 AJER2022.7.26
  

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第二次政治改革が起きる!? 90年代中盤の日本と現代の類似性[三橋TV第582回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/ZM7KGTiVjUQ

 

 

 以前のわたくしは(十年以上前ですが)、カロリーベース自給率に批判的でした。
「配合飼料が米国産だからといって、国内の畜産物を「国産」とみなさないのはおかしい。例えば、部品が外国からの輸入だからといって、国内生産の製品を国産とみなさないのと同じだ」
 といったレトリックだったのですが、つまりはわたくしは「配合飼料は必ず輸入される」という前提で考えていたわけです。


 グローバル脳でございました。まさか、穀物や肥料の原料が「輸入できない」時代が訪れるとは思ってもいなかったのです。


 国民の食を守る。国民を飢えさせない。食料安全保障を真剣に考えるならば、見るべきは「カロリーベース自給率」です。
 

 (主に)アメリカから配合飼料が入ってこなくなると、日本の畜産物の生産は困難になる。外国産の飼料に「依存」している食品は、カロリーベースで「自給」とみなしてはならないのです。

食料自給率、微増38% 生産額ベースは過去最低63% 昨年度
 農林水産省は5日、2021年度の食料自給率を発表した。カロリーベースでは38%で20年度の37%から微増した一方、生産額ベースでは63%で過去最低となった。ロシアのウクライナ侵攻を機に世界で穀物価格が高騰するなか、日本の食料の海外依存への懸念が高まっている。
 自給率は「国内で生産された食べ物の量」を「国内で消費された食べ物の量」で割った数字で、カロリーベースは私たちが生きていくのに欠かせない栄養価に注目し、カロリー(熱量)を基準に算出。1965年度には73%だったが、その後、「食の洋風化」などの影響で下がり続け、過去10年ほどは30%台後半で推移している。
 20年度はコロナ禍の影響で外食向けのコメ需要が減るなどし過去最低の37%だった。21年度は外食需要の回復でコメの消費が増えたほか、国内生産が増えた小麦の自給率が上がったことなどが影響して微増した。(後略)』

 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

第四十一回「皇統論 平将門の乱-新皇ー」「歴史時事 神がそれを望んでおられる」がリリースになりました。
ぜひ、ご入会下さい。

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 主要国の食料自給率をグラフ化しました。

【2019年 主要国食料自給率(カロリーベース、%)】


http://mtdata.jp/data_80.html#calorie

 日本国の食料自給率(カロリーベース)は、主要国最低レベルです。


 ロシア・ウクライナ戦争により、日本が輸入に頼っている小麦の国際価格が高騰しています。来月、10月以降の小麦売渡価格が改訂されます。どこまで上がるのか、不安しかありません。


 もちろん、配合飼料の価格も上昇。


 さらには、原材料の輸入が激減した肥料の価格も高騰。肥料が使えないとなると、日本の食料自給率は一気に下がる。


 記事の最後で、鈴木宣弘先生が、
『(引用)日本は先進国でも食料自給率が最低水準にある。これまではお金を出せば輸入できるという前提でいられたが、いくら払っても買えない状況になりつつある。肥料原料なども含め、真の意味での自給率の向上に今こそ本腰を入れるべきだ。』
 と語っていらっしゃいますが、食料危機が現実のものになった「今」こそ、配合飼料や肥料原料を含めた食料自給率の向上を「政府主導」で推進しなければならないのです。


 ことは、我々や我々の子供たち、孫たちの「命」に関わる問題なのです。
 

「政府主導で食料自給率の向上を推進しよう!」に、ご賛同下さる方は、

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