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「公共交通インフラの建設計画が必要だ!」(前半)三橋貴明 AJER2022.8.30
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9月16日(金) 20:00〜 saya×杉田二郎 配信ライブ
https://in.saya-ohgi.jp/sayalive220916?cap=yt38
どうなる日本のガス安定供給?競争と安全保障は両立しない[三橋TV第595回]三橋貴明・高家望愛
「戦争のプロは兵站を語り、素人は戦略を語る」
とは、戦史家の多くが語る所ですが、これはビジネスでも同じで、
「ピコーン! ひらめいた! これをやればいいじゃん」
系の人が、わたくしは嫌いです。いや「やればいいじゃん」とか簡単に言うけど、それを現実にインプリメントするために、どれだけ膨大な業務が必要だと思っているの?という話。
たとえば、「三橋TVで討論番組やればいいじゃん!」と、頻繁に言われますが、そのたびに、
「やればいいじゃん、って、今の設備では三人までしか同時収録できないけど、設備投資するの? 収録場所も改装が必要だけど、どうするの? カメラマンは何人必要なの? 彼らのギャラや、パネリストに出演料支払わなければならないけど、どうするの?(わたくしはYoutubeの広告を入れていないので、三橋TVからの収益はゼロです) いわゆるサブスク方式にするの? 登録画面や動画はどこのサーバーに置くの? 決済はどうするの? 個人相手のサブスクだと、コールセンターが必要だけど、誰がどこで電話受けるの? WEBシステムは誰が作るの? 価格は? 少なくとも1000人単位でユーザー集めなければならないと思うけど、プロモーションはどうするの? その費用は? パネリストの討論のスケジュールは誰が管理するの? まさか、わたくし?」
と、思うわけでございます。
それはともかく、どれだけ優秀な兵器や兵士がいても、兵站(ロジスティクス)が間に合わなければ、戦争には勝てません。
無論、戦時において兵站が崩壊することはよくある話ですが、まさか平時においてこの有様とは・・・・。
経済関連以外ではなかなか優秀な記事を書きますね、日経新聞は。
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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。
http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/
皇統論:第四十三回「天暦の治」、歴史時事:第四十三回「獅子心王対サラディン」がリリースになりました。
ぜひ、ご入会下さい。
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『防衛装備品、5割が稼働できず 弾薬など脆弱な継戦能力 防衛費を問う②
「稼働できる航空機が足りません。編隊を組む演習では規定の機体数が用意できないです」。航空自衛隊でこんな悲鳴が上がる。
陸海空の3自衛隊全てで同じ声がある。近年は航空機や戦車など装備品の稼働率が大幅に低下している。
防衛省は非公式に実態を調査した。全装備品のうち足元で稼働するのは5割あまりだった。稼働していない5割弱のうち半数は「整備中」だが、残りは修理に必要な部品や予算がない「整備待ち」に分類された。(後略)』
いや、自衛隊は優秀だ! とか、現実逃避していないで、きちんと予算を充て、兵站から立て直しましょう。
共食い整備を繰り返している自衛隊の戦闘機は、その多くが「整備待ち」。そりゃまあ、部品を抜き取られて飛べるはずがないですよね。
戦闘機をはじめとする航空機は、中国が3300機。日本は360機。もっとも、稼働率が5割であるため、実質は180機。
無論、中国の稼働率も100%というわけではないでしょうが、その差は圧倒的です。
さらには、精密誘導弾の不足。
「南西諸島で有事があれば数日も持たない」(自衛隊幹部)
弾薬全般の備蓄は、2か月分といわれていましたが、実は「賞味期限切れ」が一、二割あり、古くて使えない。
武器弾薬は「ソ連」が主敵だった時代の名残で、北海道に七割がある。肝心要の九州・沖縄地方には一割しかなく、弾薬庫の建設も進まない。
北海道から弾薬、糧食等を運ぼうにも、海自の輸送艦は1990年代に就航した老朽船が多く、数も限られている。
どうしろ!?という話なのですよ。
まずは、この現実を見据えましょう。財務省主導の緊縮財政は、日本をここまで弱体化させたのです。
以前も書きましたが、自衛隊に必要なのは下部構造(インフラ)の立て直しです。自衛官の処遇の改善と、定員確保、地下格納庫や弾薬庫の建造、そして武器弾薬、整備部品の確保。
まずは基盤から立て直そう。兵站が成立していない軍隊が、戦えるはずがないでしょう?
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