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「地方自治体も貨幣の発行者になれる」(前半)三橋貴明 AJER2020.9.13
    

 

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第49回総選挙総評 積極財政への転換は実現するのか? [三橋TV第463回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/DaQVr3jhaIk

 

 立憲民主党の枝野代表が、辞意を表明しました。正直、立派だと思いますし、同時に日本のためになると思う。理由は、今後、行われるであろう立民代表選において、「積極財政」の議論になる可能性が高いためです。一歩前進、です。

【速報】立民・枝野代表が辞意表明「ひとえに私の力不足」とおわび
 立憲民主党の枝野代表は衆院選での敗北を受けて、きょう午後の党の役員会で代表を辞任する意向を表明しました。
 「ひとえに私の力不足ということで、心からお詫びを申し上げる次第でございます。新しい代表のもと、新しい体制を構えて来年の参議院選挙、そして次の政権選択選挙に向かっていかなければならないということを決断いたしました」(後略)』

 枝野代表は、別に緊縮主義者ではないのですが、「ふらふらする」印象があります。何しろ、せっかくデータに基づく「アベノミクス検証」を行い、代表本人が、
「(財源は)そんなもの国債に決まっているじゃないですか」
 と、真っ当なことを言っておきながら、総選挙における公約は結局「ヘタレ」た。
 

 逆に、積極財政を貫いた国民民主党、れいわ新選組は勝った(躍進、というレベルではないかも知れませんが、とにかく「勝った」)
 

 さらに、総選挙のアンケート。

若い世代は財政再建より経済対策を優先
https://www.news24.jp/articles/2021/10/31/04966229.html

【歴史に魅せられて、myが聞いてみた〜皇統論編〜(前篇)】

現在、三橋貴明とmyによる特別コンテンツ「歴史に魅せられて、myが聞いてみる 皇統論編 (前編)」がご視聴頂けます。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

 

 また、ANNの調査によると、10代、20代の比例投票先は、確かに自民党も多いのですが、国民民主党も(恐らくれいわ新選組も)多い。30代から上は維新が増えていき、60代、70代は立憲民主党が多い。


 つまりは、野党に関する支持の「傾向」としては、
1.20代までは、国民民主党が多い(※一番というわけではないにせよ)
2.30代から40代は、維新が強い
3.60代以降は立憲が強い
 と、

「何となく、わかる~」

 な状況になっているのです。


 ちなみに、自民は10代が最も支持が高く、その後は年齢がいくほどに下がっていく(70代でなぜか回復しますが)傾向があります。
 要するに、「ネットによる情報発信」が関係しているのでしょうか。わかりません。(わたくしは、ネットの力を過大評価いたしませんので)


 ともあれ、立憲民主党が「若い世代」を取り込みたいならば、
1.国民民主党やれいわ新選組を超えるレベルの積極財政を打ち出し、自民党を「積極財政がぬるい。国民を殺す気か!」と、責め立てる
2.ネットでの露出を強化する
 この二つは、最低限必要。という考え方が、説得力を持つのではないでしょうか。(異論もあるでしょうが)

『「一丸となって党立て直したい」立民の馬淵氏
 立憲民主党の枝野幸男代表が2日、衆院選で惨敗した責任を取って代表職を辞任する意向を示したことを受け、立民奈良県連代表の馬淵澄夫氏は同日、「結党以来、党を率いていただいたことに心から敬意を表するとともに、議席大幅減についての責任を取られたことは、重く受け止める。全党一丸となって党勢の立て直しに取り組みたい」とコメントした。
 馬淵氏は衆院選の奈良1区で、自民前職や維新新人の候補を破り、選挙区奪還を果たした。一夜明けた1日には奈良県庁で記者会見し、党の選挙結果に危機感を示した上で、「私自身がリーダーシップを発揮し、どういう形で再生に歩み出せるか、仲間と話をしていきたい」と発言。立民の次期代表選があれば立候補する意欲を示していた。』

 例えば、馬淵さんや原口さんが立憲民主党の代表になれば、恐らくは上記の線に沿った党勢の立て直しに入ると思います。(別に、三橋TVに出演して欲しいから、言っているわけではありませんよ)


 これまでの立憲首脳部を取り巻いていた緊縮派の「ブレーン(明石順平や田中信一郎など)」を排除できるならば、これまた一歩前進です。


 立憲民主党がまともな貨幣観、国家観に基づき、政府の積極財政の「ぬるさ」を国民民主やれいわ新選組と共に責め立てる状況になれば、もう一歩前進。
 

 結局のところ、自民党が「緊縮財政+構造改革」という国民を苦しめる政策を続けることができたのは、野党もまた「グローバリズムへの競争」をやっていたためなのです。枝野代表の辞任は、この悪夢の構造が変わるきっかけになるかも知れない。そういう意味で、わたくしは枝野代表の辞意表明を「高く評価」するのですよ。皮肉ではなく。
 

「枝野代表の辞意決断を評価する」に、ご賛同下さる方は↓このリンクをクリックを!

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