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「もはや洒落にならない日本の食料危機」(前半)三橋貴明 AJER2022.11.8
   

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需要は経済的資源である!薔薇色の未来をもたらすために!?[三橋TV第630回]藤井聡・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/TQUoeI40MdY

 

 防衛省が「真面目」になり、国民を守るための予算がケチられ、年間3千件を超す「共食い整備」をしている状況であることをリークしていますが、財務省が「同じ手法」を採る場合はどうなるでしょうか。防衛省は、
「ここまで予算がない。国民を守るために、予算を増やさざるを得ない」
 とアピールしているわけですが、財務省の場合は、
ここまで財政が厳しい。財政破綻しないために、緊縮せざるを得ない
 と、声高に叫ぶことになります。


 改めて考えても、財務省って、いらない官庁ですね。
 

 先日の、自動車安全特別会計から一般財源に繰り入れた自賠責保険の保険料運用益5952億円について、
「返済できない! 賦課金(国民負担)増やします!」
 と、騒ぎ立てた件など典型です。


 財務省にとって、一番困るのは、
「国民の自賠責の賦課金を増やすだと! ふざけるな、財務省!」
 と、批判されることではありません。日本が財政破綻するなどありえず、国庫債券(国債)を発行するだけで、国民のための支出が「増税なし」で可能であることが知れ渡ることなのです。


 この真実を隠蔽するためならば、「財務省、ふざけるな!」と、批判される方がマシなのでございますよ。というか、何の痛痒もないのです。
 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

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皇統論第四十六回「刀伊の入寇」、歴史時事第四十六回「イングランド大内戦(ピューリタン革命)」がリリースになりました。ぜひ、ご入会下さい。

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独法資金を防衛費に 財務相が意欲、厚労相は慎重
 防衛費を増額するための財源をめぐり、政府内のせめぎ合いが表面化してきた。鈴木俊一財務相は25日の閣議後記者会見で、厚生労働省所管の独立行政法人の積立金を活用する案について「関係省庁と議論する」と踏み込んだ。一方、加藤勝信厚労相は「決定はしていない」とけん制した。
 厚労省所管の独法である国立病院機構に819億円、地域医療機能推進機構(JCHO)は675億円の積立金が2021年度末時点でたまっている。政府の「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」は22日の報告書で、防衛費財源の確保を念頭に、こうした積立金を早期に返納するよう訴えた。
 鈴木財務相は「防衛費は恒常的に必要となる経費で、歳出・歳入の両面から検討を進めて安定的な財源を確保していくことが重要だ」と主張。財源確保の具体策は決まっていないとしつつ、独法の積立金活用に意欲を示した。(後略)』

 これもまた、財務省の「カネナイプロパガンダ」の一部でしょうね。防衛増額のために、独立行政法人のカネを使わざるを得ないとアピールすることで、
「日本にはカネがない」
 を強調することができる。そして、緊縮に持ち込む。


 まあ、カネナイは当たり前で、何しろ貨幣とは「誰かが借りる」ことでしか発行されないのです。政府が国庫債券を発行し、負債を増やすことで、貨幣は生まれる。


 我々が銀行からお金を借りた瞬間に、貨幣(銀行預金)が生まれるのと同じです。


 ちなみに、未だに「貨幣は誰かが借りた瞬間に産まれる」という信用貨幣論を否定するバカ連中が蔓延っていますが、彼らに是非とも聞いてみてください。


「じゃあ、貴方が持つ銀行預金はどのように生まれたの?」
 

 その際に、「誰かが預金をしたとき」といった抽象論を潰すことがポイントです。


「預金? 預金って何? 現金紙幣を銀行に預けたってこと? じゃあ、その現金紙幣はどのように手に入れたの? 銀行預金を引き出したんじゃないの? じゃあ、その銀行預金はどのように生まれたの?」
 と、容赦なく畳みかけてください。「誰かが預金して」といった抽象表現を見逃さないのがコツになります。
 

 貨幣とは、貸借関係が成立した瞬間に産まれる。結局のところ、この貨幣の本質が周知されない限り、財務省のカネナイプロパガンダのパワーの方が上回ってしまうのかも知れません。


 それでも、諦めずにやるんですけどね。
 

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