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「安倍政権のレガシー(後編):前半)」三橋貴明 AJER2020.9.14

    

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。
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【一般参加可能な講演会のお知らせ】

令和2年10月16日(金) 2021年 日本経済の危機とは  日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞

https://zuuonline.com/seminars/detail/64

 

令和2年10月17日(土) 三橋経済塾第九期 第10回講義(会場:大阪)

https://ws.formzu.net/fgen/S30917843/

 

グローバリズムは我々の「祖国を愛する気持ち」までをも利用する [三橋TV第296回] 三橋貴明・saya
https://youtu.be/K_brhkr6Nfw

 

 来年度予算の概算要求が「各省庁から財務省様に」提出されましたが、興味深いことになぜか「地方紙」が一斉に膨らむ概算要求を叩いています。

信濃毎日新聞 膨らむ概算要求 「不要不急」は削らねば

秋田魁新報 社説:予算概算要求 財政再建に道筋つけよ

高知新聞 【概算要求】「緊要な経費」見極めを

西日本新聞 「規模の予測もできない」予算膨張“青天井”…財政規律を度外視

 いや、あのね。二度の補正予算を成立させているから、2020年度の一般会計歳出は、今のままでも160兆円規模になっているのですよ(予備費は使いきっていないですが)。


 さらに、どうやら第三次補正が(年明け早々)成立、執行の運びになりそうなので、最終的な2020年度予算の規模は200兆円に接近します。
 

 概算要求が「105兆円規模だ! 七年連続で100兆円を越えた!」などと騒いでいますが、万が一(政権が完全に狂い)、2021年度に補正予算が組まれないとなると、一般会計歳出は50兆~80兆円規模で「前年度より少ない」という事態になります。
 

 日本のGDPは軽く10%以上も、吹き飛ぶでしょう。つまりは、日本国民の所得が二桁減ります。


 無論、政府が「需要創出」を減らした分、民間が財やサービスの購入を増やしてくれれば、GDPは下支えされますが、そんな奇跡は起きません。
 

 というわけで、概算要求や当初予算がどうなろうとも、21年度も50兆円を越す補正予算は絶対に組まざるを得ないのです。


 さらに、コロナ危機を受け、税額が減る。

コロナで税収大幅減見込み 地方交付税 来年度予算編成の焦点に
 新型コロナウイルスの影響で、来年度税収の大幅な減少が見込まれる中、総務省は地方自治体の財政を支援する地方交付税について今年度と同程度確保したいとしていて、来年度の予算編成の焦点の1つとなりそうです。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、来年度の国と地方の税収は大幅に減ることが見込まれています。
 総務省は来年度予算案の概算要求で、地方自治体の財政を支援する地方交付税については今年度と同程度の16兆2000億円を要求しています。
 地方交付税は所得税や法人税などの一定割合が財源になっていますが、今年度予算に比べて1割以上落ち込む見通しとなっていることから、総務省はこれを補う2兆1000億円の特例加算を求めています。
 地方交付税の特例加算は3年ぶりで、総務省の要求がどこまで認められるか来年度の予算編成の焦点の1つとなりそうです。
 一方総務省は、来年度の地方の税収は今年度より3兆6000億円減ると見込んでいます。(後略)』

 大規模補正予算が必須で、さらに税収が減るとなると、PB赤字は拡大します(して構わないというか、しなければならないのですが)。

 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

※特別コンテンツ、近現代史研究家・林千勝先生【大東亜戦争の真実~奪われた勝利への道~】が視聴可能となりました。

 

【2020年7月版 プライマリーバランスの試算(金額)】


http://mtdata.jp/data_71.html#PB

 内閣府は、現時点で70兆円弱のPB赤字を、21年度には40兆円以上も削減するという「狂気のシミュレーション」を公表しています。


 そんなことを強行した日には、それだけで日本のGDPが8%吹き飛びます。失業者、自殺者激増、間違いありません。


 現実には、21年度も補正予算が繰り返され、PB赤字はリーマンショック期や東日本大震災期を軽く上回る規模で推移するでしょう。


 そして、
「それでも、何の問題もない」
 ことが、次第に日本国民に広まっていく。いや、広めなければならない。


 何しろ、日銀が国債無制限買取を宣言している以上、国債金利は上がらない。さらには、デフレギャップ(総需要の不足)が戦後最悪の規模に膨らんでいる以上、インフレにもならない。


「政府がPB赤字を拡大すると、国債金利が暴騰して破綻する!」
「日銀が国債を買い取ると、ハイパーインフレーションいなる!」
 と言っていた連中が、いかに嘘つきであるかが証明されることになるのです。


 もっとも、財務省が主導する財政破綻論者たちは、
二年連続でこんなにPB赤字を拡大して、破綻しないはずがない!財政再建が必要だ!
 とのレトリックで反撃してくるでしょう。


 日本国を亡国に追い込む、財政破綻論を駆逐できるか。天王山の戦いが続きます。
 

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