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「政治の本質ー中間組織の復活を」(前半)三橋貴明 AJER2020.8.9
    

 

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アメリカ「様」を見習え! 地方自治体の貨幣発行は可能だ [三橋TV第438回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/mUtNiTXhsxE
 

 本日はチャンネル桜「Front Japan 桜」に出演します。

【Front Japan 桜 - 令和3年9月6日号】
https://youtu.be/susBxsjqHYY


 チャンネル桜「【討論】菅総理とはなんだったのか?[桜R3/9/3]」で予想した通り、安倍元総理が高市早苗前総務相の支持に回りました。(ある程度、内情を知っていたんだろ、と言われれば、否定はしません)


自民総裁選 安倍氏は高市氏を支持
 菅義偉(すが・よしひで)首相(自民党総裁)の党総裁選(17日告示、29日投開票)不出馬表明から一夜明けた4日、「ポスト菅」を目指す動きが本格化した。出馬を表明している岸田文雄前政調会長と出馬の意向を示す河野太郎ワクチン担当相は情報発信に努め、石破茂元幹事長は対応を検討。一方、出馬を表明した無派閥の高市早苗前総務相をめぐっては、安倍晋三前首相が、出身派閥で党内最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)の幹部に支持する考えを伝えた。(後略)』

 ちなみに、未だに勘違いしている人が少なくないようですが、わたくしは今回の自民党総裁選挙、さらには総選挙において、いかなる政党、政治家も支持していません。ただ単に、「財政出動への競争」を実現したいだけです。


 とういか、高市早苗前総務相を三橋TVに招いたのが「支持」という話ならば、その少し前に原口一博・立憲民主党副代表をお招きしているのですが


 あるいは、稲田朋美衆議院議員を繰り返し三橋TVにご招待しており、未だに快諾(というか返答)がありませんが、稲田議員を招くと「稲田支持」になってしまうのですか?
 

 「誰」と、政治家個人を中心に思考を巡らせる人に聞きたいのですが、「貴方の理想の政治家」って、誰? あるいは、何?
 

 理想の政治家、あるいは「人格者」などいません。そんなことは、太古の昔から同じです。

 

 聖徳太子の十七条憲法は、以下の条項で始まります。

『第一条 和(やわらぎ)を大切にし人といさかいをせぬようにせよ。人にはそれぞれつきあいというものがあるが、この世に理想的な人格者というのは少ないものだ。それゆえ、とかく君主や父に従わなかったり、身近の人々と仲たがいを起こしたりする。しかし、上司と下僚がにこやかに仲むつまじく論じ合えれば、おのずから事は筋道にかない、どんな事でも成就するであろう。』

 「和(やわらぎ)を大切にし人といさかいをせぬようにせよ。」が、例の「和を以て貴しとなす」で知られる一文ですが、むしろ重要なのはそのあとだと考えていました。この世に理想的な人格者は少ない。というか、現実にはいない。

 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

※要望多数につき、評論家・中野剛志先生 【通貨論争史:イギリス編】【通貨論争史:日本編】が再掲となりました。

 

 さらには、第十条。

『第十条 心に憤りを抱いたり、それを顔に表したりすることをやめ、人が自分と違ったことをしても、それを怒らないようにせよ。人の心はさまざまでお互いに相譲れないものをもっている。相手がよいと思うことを自分はよくないと思ったり、自分がよいことだと思っても相手がそれをよくないと思うことがあるものだ。自分が聖人で相手が愚人だと決まっているわけではない。ともに凡夫なのだ。是非の理をだれが定めることができよう。お互いに賢人でもあり、愚人でもあるのは、端のない鐶のようなものだ。(後略)』

 わたくしも、貴方も、政治家たちも、みな凡夫なんですよ。この世には、聖人も愚人もいないのです。


 時に賢く見えた人物も、時には愚かになる。こう言っては何ですが、わたくしを見ていればよくわかるでしょ。
 

 聖徳太子の時代から(それ以前から)、我々はみんな凡夫でした。凡夫が集まり、何とか事態を改善するようあがくしかないのです。


 そのためにも、せめて正しい情報ができるだけ広まらなければならない。正しい情報なしで議論をしたところで、事態は悪化する一方です。
 

 そういう意味で、わたくしが(今後、事態がいかなる方向に転じようとも)一つ、高市早苗前総務相を「決定的に評価」するのは、
「自国通貨建て国債を発行している日本は財政破綻しない」
 を、堂々とオープンに発言してくれたことです。


 自民党総裁選挙という、このタイミングで、この発言は大きい。
 自国通貨建て国債では財政破綻しない。この情報さえ、国民や政治家に共有されれば、世界が変わる。
 まさに、議論の土俵がひっくり返る。

 

 恐らく、財務省はマスコミを利用し、総裁選挙を「派閥闘争」として描写し、「国債発行」といった政策に焦点を当てないようにするでしょう。


 政策論争を。別に、自国通貨建て国債は財政破綻する、と主張する政治家が登場しても構いません。
 

 堂々と、政治家や国民がオープンに政策について論争することで、初めて我が祖国は緊縮財政という呪縛から解放されると信じているのです。

 

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