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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

【耄碌力?】枝野代表「コロナ禍でのオリパラに意義はあるのか」 菅総理「57年前の東京五輪を鮮明に覚えている。バレーの東洋の魔女。さらにオランダの柔道のヘーシンクのことが印象に残っている」(笑)

2021年06月10日 | 自公政権の拙劣なコロナ対策

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 国会で2年ぶりの党首討論ということで、菅総理も相当準備してきたとのことだったのですが、こんな結果に終わるとは。。。。

 菅首相は2021年6月9日、立憲民主党の枝野幸男代表らとの党首討論に臨みました。

 

 

 この中で、枝野代表は、政府の分科会の尾身会長も問題にしていた「コロナ禍の五輪開催の意義」を聞いたのですが、これに対して菅総理は

「57年前の東京五輪を鮮明に覚えている。バレーの東洋の魔女。さらにオランダの柔道のヘーシンクのことが印象に残っている」

 男子マラソンエチオピア代表のアベベ選手に

「底知れない人間の能力を感じた」

「こうした素晴らしい大会を、ぜひ今の子供や若者が見て、勇気や希望を与えてもらいたい」

などと当時の思い出を語りまくりました(苦笑)。

 

 質問した枝野代表も

「2年ぶりの党首討論ということで、オリンピックを開催して、命と暮らしを守れるのかどうかが注目されている。

 総理のお話は、ここにはふさわしくないお話だったのではと、言わざるを得ません」

と呆れましたが、日本共産党の志位和夫委員長も記者会見して

「枝野氏は首相の五輪への思いを聞いたのではない。五輪を契機に国内で感染拡大するのではないかと聞いたわけだが、答えがなかった」

「他党のことだが、義憤を感じながらひどい答弁だなと思った」

と批判しました。

 菅さん、もうただのおじいちゃんじゃんwww

 

 いえいえ、これは野党全体で45分、共産党なんかうち5分しか与えられなかった党首討論からの、菅さん一流の逃げ方なんですよね。

 それにしても、志位さんの質問時間と同じ時間、思い出話に浸るとはねえ。

 議会での討論で、一国の首相がとぼけるんじゃなくて、いきなりボケちゃうとか、世界の恥さらしですよ。

 菅総理が達成したと豪語した1日100万回のワクチン接種も、私が昨日指摘した通り間違いだとわかったのですが、菅氏は

「毎日、過去の(報告分)が上がってくるからどこで100万回というのは分からない」

といいながら

「(累計の増加分が)正式に超えたからそう申し上げた」

というのですが、毎日のワクチン接種回数みたいな大事な数字がいつ100万回越えたかもわからないと堂々と言う内閣総理大臣なんて、もう替えないとだめですよ。

東京五輪バレーボール女子決勝でソ連を…:「東洋の魔女」河西昌枝さん 写真特集:時事ドットコム

 

どんな質問でも同じことを答えたり、別の質問用の回答書を読み上げたり、菅総理の答弁力はひどいもんですが、みんなが心配している東京オリパラとコロナ感染問題について、半世紀前の高校時代の思い出を語るとか、呆れますねえ。

心ある野党の諸君は早く内閣不信任案を出してくださいよ。

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枝野氏 菅首相「東洋の魔女」思い出トークに不快感「命失われたら政治責任取れない」

2021.06.09 デイリースポーツ

枝野幸男氏

 菅義偉首相が9日、国会の党首討論で1964年の東京五輪の思い出を約5分にわたって語り続けた。

 立憲民主党・枝野幸男代表の質問に、「オリンピックについての私の考え方を是非説明させていただきたい」と「安心安全の大会」の対策を行うと述べたうえで、「57年前の東京オリンピック大会は高校生でした」と思い出話がスタート。「東洋の魔女」「回転レシーブ」「マラソンのアベベ選手」「何よりも記憶に残っているのはオランダのヘーシンク選手です」と感動したことを列挙し、「こうしたすばらしい大会を今の子供や若者に見て、希望や勇気を伝えたい」と語った。

 なかなか終わらない思い出トークに、議場がザワつき、枝野氏は「2年ぶりの党首討論ということで、オリンピックを開催して、命と暮らしを守れるのかどうかが注目されている。総理のお話は、ここにはふさわしくないお話だったのではと、言わざるを得ません」と断じた。

 

 

 菅義偉首相が野党4党と初めて行った9日の党首討論。話題はコロナ対策と東京五輪・パラリンピックの開催判断に集中したが、首相は対策の不備やコロナ禍での開催意義について直接答えず、論点をずらす姿勢に終始した。45分間という限られた時間の中で、野党側も首相のガードを崩すことはできず、国民の疑問は解けなかった。(上野実輝彦、清水俊介)
党首討論に臨む菅首相(左手前)と立憲民主党の枝野代表㊨=9日午後、国会で(小平哲章撮影)

党首討論に臨む菅首相(左手前)と立憲民主党の枝野代表㊨=9日午後、国会で(小平哲章撮影)

◆怒りを込めて問い直すも…

 「答えていない。聞きたいのは、命をリスクにさらしてまで五輪を開催する理由だ」。共産党の志位和夫委員長は、怒気を強めて首相に問い直した。
 五輪を開催すれば観客の移動や関連イベントで、全国的に人の流れが増える。必然的に感染拡大の恐れは高まる。志位氏はこう指摘し、それでも五輪を開く理由をただしたが、首相が「(関連イベントなどを)全て行うかどうか決まっていない」とかわしたからだ。
 首相は再質問にも「国民の命と安全を守れなくなったら(五輪を)やれないのは当然だ」と論点をずらした。

◆1964年の思い出で応戦

 立憲民主党の枝野幸男代表との討論でも、正面から答えようとする姿勢は見られなかった。
 4都県に発令していた緊急事態宣言を3月に解除した後、1カ月後に再び発令せざるを得なかったことから、枝野氏は「解除が早すぎた」と反省を迫った。首相は「ロックダウン(都市封鎖)という厳しい措置を行った国でも収束できなかった」と論点をすり替え、ワクチン接種が進みつつある成果の誇示を始めた。
 枝野氏は、五輪に関して首相が言う「国民の命と安全を守る」に全国的な感染拡大防止も含まれるのかを確認したが、首相は唐突に立民が掲げる「ゼロコロナ」を持ち出し、実現性を疑問視。さらに1964年の東京五輪に話題を移し「東洋の魔女」と呼ばれたバレーボール女子の日本代表の活躍などを延々と話し「あの瞬間を忘れられなかった」などと情に訴えかけるような発言を続けた。

◆五輪開催へ自民からも注文

 テーマが五輪に集中するのは、国民が開いて大丈夫かという心配と疑念を強めていることの裏返しだ。だが、この日も首相は正面から向き合わず、むしろ楽観的な雰囲気さえ漂わせた。用意したメモを棒読みする場面も目立った。
 五輪取材の報道関係者の行動を管理する衛星利用測位システム(GPS)に関し、国民民主党の玉木雄一郎代表は実効性に疑問を呈したが、首相は「大丈夫だと聞いている。もう一度確認する」と答えただけ。
 枝野氏は討論後に「ゼロ回答だった。真剣さに欠ける」と首相を批判したが、30分の持ち時間で追及より自らの政権構想などの主張を重視したためか、質問は4回のみだった。
 首相は討論後、記者団に「国民の皆さんが最も関心があるだろうコロナ対策、五輪について私の考え方を丁寧に説明できた。これからもしっかり説明していきたい」と自画自賛したが、自民党幹部からは注文も付いた。下村博文政調会長は記者会見で、政府がコロナ禍で五輪開催を判断する数値基準を示していないことに「専門家からいろいろな提案がされてくると思う。(開幕)1カ月前、(それに重なる宣言期限の)6月20日に、どのレベルであれば国民の命と健康を守れるのかを目安として出すべきだ」と求めた。

 

 

党首討論に臨む菅首相(左)と立憲民主党の枝野代表

党首討論に臨む菅首相(左)と立憲民主党の枝野代表

 菅義偉首相と立憲民主など野党4党の代表が1対1で論戦を交わす党首討論が9日午後4時から開かれた。菅政権発足後初めて。持ち時間は立民の枝野幸男代表が30分、日本維新の会の片山虎之助共同代表と国民民主党の玉木雄一郎代表、共産党の志位和夫委員長が各5分で東京五輪・パラリンピック開催の是非や新型コロナウイルス対策などをテーマに論戦を繰り広げた。

◆討論開始「ワクチンは切り札」

 菅義偉首相と枝野幸男代表の党首討論が始まった。枝野氏は、政府のコロナ対策から口火を切った。今年1月から2度の緊急事態宣言の発令があり、法令に基づく自粛などがなかったのは3週間だと指摘。
「リバウンドを防ぐためには十分な補償がセットでないといけない。第5波を防ぐためにも、3月の解除が早すぎたという反省を明確にした上で、私たちのような厳しい基準を明確にすべきだ」と問いただした。
 菅首相は「緊急事態宣言やまん延防止等重点措置は専門家の委員にかけて決定している。世界どこでもロックダウンをした国でも簡単におさまっていない」と答えた。
 ワクチン接種が始まり1日100万回に達成していることを挙げ、「国民のみなさんの接種に必要なワクチンは既に確保している。ワクチン接種こそが切り札だと思っている」と成果を強調した。
 さらに枝野氏は、ニュージーランドやオーストラリア、台湾が感染防止に成功したことを例に挙げ「感染者を1日50人に抑えるために感染ルートを徹底的に遮断することが必要だ」と強調。
 また、首相が東京五輪開催をめぐって「国民の命と健康を守る」と発言していることについて、「開催を契機に国内で感染が広がるといった、国民の命と健康を脅かす事態を招かないことも意味するのか」と迫った。
 首相は「私権制限の強い国などと比較するのはいかがなものか」と反論。大会関係者の訪日数を半分以下に抑え、参加選手の8割以上にワクチン接種を行う方針をアピールした。

◆菅氏独演「子どもに見てほしい」

 続けて、菅首相は「57年前の東京五輪の時、私は高校生だったが、『東洋の魔女』の回転レシーブ、マラソンのアベベ選手、敗者に敬意を払ったオランダ柔道のへーシング選手など今も鮮明に覚えている。こうしたことを子どもたちにも見てほしい」と力説。
 さらに、前回の東京大会で初めてパラリンピックと名付けられたことを挙げ、「パラリンピックの開催が共生社会の1つの契機になった。素晴らしい大会をぜひ、今の子どもや若者に希望や勇気を伝えたい。さらに心のバリアフリーこうしたものもしっかり、大きな学習にもなるのではないか。世界の人たちに東日本大震災からの復興もみてもらいたい」と訴えた。
 菅首相は五輪の質問に対して、約6分45秒にわたって、とうとうと述べ続けた。枝野氏は「2年ぶりの党首討論。後半はここにはふさわしくない話だった」と話した。

 

 

党首討論 首相が57年前の東京五輪回想…野党が批判

党首討論に臨む菅義偉首相=9日午後、参院第1委員会室(春名中撮影)
党首討論に臨む菅義偉首相=9日午後、参院第1委員会室(春名中撮影)

立憲民主党の枝野幸男代表は国会内で記者団に「57年前の思い出話は十分わかったが、あのときは平時の五輪だった。このパンデミック(世界的大流行)下で国民の命と暮らしを守れるのか、全く回答いただけなかったのは残念だ」と述べた。

蓮舫代表代行は自身のツイッターに「党首討論は、思い出を語る場面ではない」と投稿した。

共産党の志位和夫委員長は記者会見し「枝野氏は首相の五輪への思いを聞いたのではない。五輪を契機に国内で感染拡大するのではないかと聞いたわけだが、答えがなかった」と指摘。「他党のことだが、義憤を感じながらひどい答弁だなと思った」と批判した。

首相は党首討論で、昭和39年の東京五輪について「いまだに鮮明に記憶している」と切り出し、「東洋の魔女」と称された女子バレーボール日本代表の活躍や、男子マラソンエチオピア代表のアベベ選手に「底知れない人間の能力を感じた」などと強調。「こうした素晴らしい大会を、ぜひ今の子供や若者が見て、勇気や希望を与えてもらいたい」と語った。

 

 

時間稼ぎに出た!?菅首相

 参議院の蓮舫議員が9日、ツイッターで党首討論での菅義偉首相の答弁を批判した。

 菅首相は9日、立憲民主党の枝野幸男代表との党首討論に臨んだ。

 この中で、枝野代表はコロナ禍の五輪開催の意義を問いかけた。これに菅首相は「57年前の東京五輪を鮮明に覚えている。バレーの東洋の魔女。さらにオランダの柔道のヘーシンクのことが印象に残っている」などと当時の思い出を語った。

 少々長めの思い出話に場内からブーイングが起きたが、蓮舫議員も党首討論中にツイッターで速報。「枝野代表に質問させない。一度質問を受けたら答えず、自分の思い出話や方針をただ長く話し続ける菅総理」と批判した。

記者団の質問に答える菅義偉首相=9日午後、首相官邸

ワクチン接種、秋完了目指すと菅首相 枝野氏、戦略の転換要求―党首討論

 首相官邸のホームページ(HP)によると、8日時点の医療従事者と高齢者に対する接種の累計は約1937万回となり、前日比で約102万回増えた。これを踏まえ、首相は「きのうは100万回を超えてきた」と明言した。

 これに関し、首相は「毎日、過去の(報告分)が上がってくるからどこで100万回というのは分からない」と認めつつ、「(累計の増加分が)正式に超えたからそう申し上げた」と説明。「私自身が予想したよりはるかに速いペースだ」と評価した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 政府は、各自治体がシステムに登録した接種回数を公表している。これに関し、加藤勝信官房長官は9日の記者会見で「接種記録を後日まとめて入力する自治体もあり、公表日以前の接種回数も含まれる」と指摘。増加分が厳密には「1日100万回」を示す数字ではないと説明した。

 実際、官邸HPで8日の接種回数を見ると、医療従事者と高齢者の合計は約64万回にとどまる。政府高官は「1日単位で正確な数字を把握するには時間がかかる」と釈明した。

 

 

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3 コメント

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Unknown (茶碗)
2021-06-12 09:31:44
お風呂屋さんでたまたまテレビニュース見ました。東京の学校の先生が子どもたちのオリパラ感染(観戦)の下見にやってきた。二人の先生にインタビューしてたが、開催・観戦に賛成の先生は堂々顔出しだったのが、「やや反対」を言う先生は首から下だけしか映らなかったのはなぜ? その先生が希望したのかもしれないけど、「反対派」は犯罪容疑者扱いみたいで、やっぱりテレビは要らんです。
蛇足:自分にとってオリンピック選手といえばベラ・チャフラフスカさん。
政治家なんだから (時々拝見)
2021-06-13 09:41:16
すこーーーーしは歴史の勉強してるんでしょ?
まず、東京オリンピックと言えば1940年でしょ。24年延期になった後のことだけ語ってどうすんの?で、何で24年延期になったか語らないと。
延期になって、史上2回目だったはずの聖火リレー、テレビ中継もだいぶ後になっちゃったけど、見るはず、出るはずだった人がたくさん亡くなったことに触れないと。政治家でしょ?
Unknown (怒りの日)
2021-06-14 13:54:16
こんにちは。
最早、オリンピックは日本の対応をことごとく誤らせてきた、災害と言うべきものになってきましたね。
いまやIOC会長は疫病神の銭ゲバという感じで、音楽好きとしてはあの名前がそのイメージで語られるのには耐え難いものがあります。
ビートたけしもそんなことを言っていたようですが、第二次世界大戦で国が壊滅状態になっても戦争を止められなかったのは、こういう人達がいたからなのだと思わせられます。
まあ、自民党とか維新とかその取り巻きで出世した役人などは当時の人々の末裔というべきものなので、暴走を止められないでしょう。
国民の命を守るのは政治の役割。当然の前提として語られ勝ちな言葉ですが、上記の人達はそんなこと本当は思っていませんね。
国民の命は国とか国の威信とかを守るためにある、真逆のことを考えているのが彼ら彼女らです。
実際、数十年前までそんな国でした。そして、それを否定しきらずに今日まで来てしまいました。
そろそろ、オリンピックに反対する人々を「非国民」とか呼び始めるでしょう。
自民党とか維新とかに、政治は国民の命を守れ、とか言っても馬耳東風なのはそのためでしょう。根本的に発想が違うのです。
命を守りたければ、自民党や維新に投票してはいけない。命を守りたければ、棄権せず自民党や維新や公明党が議席を獲れないように、彼らに反対する候補者に投票する必要がある。そういう教訓が日本人に残ればよいのですが。

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