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【新番組】「安藤裕と三橋貴明の日本経済論 第一話」(前半)三橋貴明 AJER2020.5.5

    

 

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日本史上最大のピンチ! 最悪にヤバイ! 日本企業を中国資本に売り渡す銀行法改正 [三橋TV第390回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/rJmWHSbvmwg
 

 まさしく狂気。
 財務省の諮問機関(というか、飼い犬)である経済財政諮問会議が、政府に2025年度PB目標堅持を提言しました。

25年度黒字化目標、苦肉の「堅持」 諮問会議で確認
 政府は14日の経済財政諮問会議で、財政の健全化目標について議論した。民間議員は国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を2025年度に黒字化するとの従来目標を「堅持すべきだ」と提言した。政府は6月にもまとめる経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)に盛り込むが、その実現性には険しさが増す。
 菅義偉首相は「財政健全化の旗を降ろさず、これまでの歳出改革努力を続けていく」と述べた。(後略)』

 経済財政諮問会議の提言は、こちら。

【経済・財政一体改革の推進 】
『財政面では、新型感染症による経済の落ち込みを下支えする観点から、機動的かつ大胆な財政出動を行ったこと等により、国・地方 PB は足元で一時的に改善軌道から大きく乖離する見込みである。引き続き、新型感染症の影響など経済状況に応じた機動的・弾力的なマクロ経済運営を行い、経済の下支え・回復を最優先に取り組む必要があるが、各国とも、財政出動を行う中でその財源を賄う措置を講じようとしていることも踏まえ、わが国も財政健全化に向けしっかりと取り組んでいくべきである』

 政府の失政により始まったコロナ禍が、政府の失政(緊縮財政)により収束せず、負担を民間に押し付け、補償なき緊急事態宣言を連発し、かつ9都道府県に宣言が出ている状況で、「財政健全化」を主張する。
 現実に、コロナ禍や所得激減・喪失により国民が苦しみ、死んでいく状況で、有害無益なPB黒字化の堅持を訴える。


 まさに、国民殺し宣言です。
 

 経済財政諮問会議だけではありません。
 

 自民党側も、財政再建推進本部が何と来年度以降、三年間の歳出改革(=歳出削減)目標の設置を提言。

『来年度以降3年間の歳出改革目標策定を 自民・財政再建本部提言案判明
 自民党の財政再建推進本部(本部長・下村博文政調会長)の政府への提言案の骨格が12日、判明した。新型コロナウイルス対策のための財政出動を重視しつつ、コロナ収束後を見据えて令和7年度の国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)黒字化の従来目標を堅持するとともに、来年度以降3年間の歳出改革目標の策定を求めた。党内議論を踏まえ、政府が6月に策定する経済財政運営の指針「骨太の方針」への反映を目指す。(後略)』
 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

お待たせいたしました。【三橋貴明×関良基】歪められた「開国」の歴史 後編〜日本が清・インドのように植民地にならなかった本当の理由 が公開になりました!

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

 

 諮問会議や財政再建本部から、政府に緊縮財政の堅持を提言し、同時に菅総理大臣の周りを財務官僚でガッチリとガード(財政拡大派とは接触させない)。


 同時に、2020年度の補正予算についても、
1.昨年度の、一年債増発により、借換債が激増したことを受け、国債発行予定額の大きさをアピールし、国債発行を妨害
2.昨年度の予算の未執行分の巨額さ(2月末時点で約35兆円)をアピールし、補正予算策定を妨害
 と、やってきておりまして、このままでは冗談でも何でもなく、補正予算が組まれないことになりかねません。


 さらには、来月、閣議決定される予定の骨太の方針2021に、25年度PB黒字化目標が書き込まれる。
 

 国民はさらに困窮し、貧困化が進み、コロナ禍の支援も十分ではないため、中小企業が苦境に陥る。


 となると、昨日の「垂直統合モデル」という禿鷹ビジネスが一気に立ち上がる
 

 というストーリー立てになっているわけです。


 今年は、自民党総裁選挙、総選挙など、重大イベントが続きますが(その前に、東京五輪があるわけですが。今のところ)、とりあえずは来月の骨太の方針にPB黒字化目標を「書き込ませない」ことが重要です。
 

 皆様、是非とも政治家(特に与党政治家)に「悲鳴」をぶつけ、同時に菅内閣の支持率を引き下げるための声を上げて下さい。
 

 菅内閣の支持率が一定以上で推移する限り、緊縮路線も、中小企業「淘汰」路線も、絶対に終わりません。
 

「菅政権の内閣支持率を引き下げよう」にご賛同下さる方は↓このリンクをクリックを!

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