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令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。

また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!
 
三橋TV第212回【そして、令和恐慌へ・・・】
 
 チャンネル桜「日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」」に出演しました。
 
【討論】観光立国という亡国[桜R2/3/21]
 
 昨日は三橋経済塾第九期第三回講義開催日でした。インターネット受講の皆様は、しばらくお待ちください。
 ゲスト講師は浜崎洋介先生でした。
 
 浜崎先生のお話の後半、都会でコミュニティから切り離され、貧しきデラシネ(寝無し草)と化した国民。政治とのルートを絶たれ、孤立化し、労働を買い叩かれ、富裕層に奉仕し、同時に消費者として富裕層の所得に貢献する人々。
 「前回」の大恐慌期、ドイツでは「旧・軍隊」を核にデラシネが組織化されていき、ナチス・ドイツとなりました
 現代、デラシネ糾合の核になるのは何なのでしょうか。今のところ、最大の候補は「インターネット」ですね。
 
「“消費税ゼロ”緊急鼎談」令和恐慌で中国が一人勝ち?メディアが言わない消費税の真実
 の視聴があっという間に13万を突破し、吃驚しています。
 
 鼎談で話していますが、日本の政治家、官僚は元々がエリートのエニウェア族(どこでも暮らせる人)でございまして、会う人、話す人も全てエニウェア族。国家、地域、家族に「属する」ことで安定するサムウェア族の気持ちなど全く分からないでしょう。(あるいは「分からないふり」をする)

 ましてや、非正規雇用で月の手取りが15万円、都会で家賃を支払い、コミュニティから孤立し、孤独の中で数十年を生きるデラシネの気持ちなど。
 
『経済対策で赤字国債の発行検討
 新型コロナウイルスの感染症拡大に伴う緊急経済対策で、政府が必要となる財源として、新たな借金となる赤字国債の発行を検討していることが21日、分かった。』
 
 ちなみに、プライマリーバランス黒字化目標を維持した状況で赤字国債を発行すると、
「後で他の支出を削り、帳尻を合わせるか、増税する」
 ということになります。実際、東日本大震災の際は、まさにPB目標があったからこそ、復興増税という狂気の政策が通ったのです。
 
【歴史音声コンテンツ 経世史論】

http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※お待たせしました! 「歴史に魅せられて、myと辿る邪馬台国への道」の後編が視聴可能となりました。

 

 財務省側の勝利条件を改めて考えてみましょう。1から数字が大きくなるにつれ、敗北になります。(国民にとっては、逆)
 
1.小規模、短期、単発の対策を予備費から支出する(貸付含む)
2.中規模、短期、単発の少額給付金+ポイント還元
3.大規模、短期、単発の大型給付金(国民一人10万円)
4.大規模、長期、継続的な消費税減税(あるいは税率0%)
 
 4は、PB黒字化目標破棄が前提になります。現時点で最も可能性が高いのが、2で、良くて3です。
 多くの国民が死にます。自殺します。

 とはいえ、エニウェア族としか付き合ったことがない政治家、官僚の多くは、「え? 何で?」という感じでございましょう。 

 第二次世界恐慌の中、人々は次々に都会で孤立したデラシネと化していき、富裕層のサービスを提供し、安い賃金を得て、全てを消費し富裕層の所得に回す。

 富裕層は普通に結婚し、子供をたくさん作る(東京23区で最も出生率が高いのは、何と港区)。

 貧困層は結婚できず、子供も家族も持てず、貧困なまま孤独な人生を過ごす。

 こんな国、長続きするはずがないでしょ!

 というわけで、日本国は存続のためのピボットを図らなければならないのです。国民が富裕層とデラシネに分断されていく国は、最終的に存続不可能になります。

 エニウェア族を気取っている連中も、確実に悲惨な状況になるのでございますよ。その時、彼らは本当に「エニウェア」族として、日本国の外で生きられますかね。無理だと思いますよ。世界はそれほど甘くはありません。

 むしろ、世界は残酷です。しかも、浜崎先生のお話にもありましたが、日本人は歴史的に「所属する」ことで安心感を抱く民族です。元々、孤立し、他者を騙し、出し抜いてでも生き抜いてきた中国人とは違うのです。

 PB黒字化目標を破棄できず、消費税減税、廃止路線に踏み出せない場合、デラシネを先頭に、絶望した国民が次々に自殺していくことになります。

 最終的には、自分がエニウェア族であると「勘違いしていた」人々を含み、全ての国民が地獄に突き落とされることになります。

 地獄を回避するためには、「通貨発行権」を含む国家の力を思い出し、政治が動くしかありません。具体的には、大規模、長期、継続的な財政政策です。

 国民殺しの緊縮財政路線を転換する。これ以外に、我々「全員」が生き延びる道はないのです。

 

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