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愚かなる選択と集中」(前半)三橋貴明 AJER2020.4.27

    

 

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5月15日(土) 三橋経済塾第十期第五回講義(会場:札幌)

https://ws.formzu.net/fgen/S25732536/

 

日本の「いわゆる保守派」の皆さん、MMTに右も左もないからね [三橋TV第384回] 三橋貴明・高家望愛

https://youtu.be/QxExd0wo0Gw

「【激論!】財政破綻論の大嘘 (田原総一朗×藤井聡×三橋貴明)」の鼎談の視聴数が25万を突破しました。

https://youtu.be/cKsxHVCH6G4
 

 本動画が100万視聴に至れば、相当に影響力を発揮するように思えます。(単なる「勘」ですが)
 三橋TVで100万突破は二回ありますが、なぜ、そこまで伸びるのか。アルゴリズムが今一つ分からないんですよね。


 それはともかく、田原総一朗氏と藤井聡氏との対談が報じられました。

『日本の借金1200兆円…それでも「日本は絶対に破綻しない」と言えるワケ こうすれば日本経済はよくなる
 コロナショックから1年が経過した。日本はコロナによる経済の落ち込みは比較的軽微だったにも関わらず、先進国で最も回復の速度が鈍い。理由の一つはワクチン接種の遅れだが、米国などが大胆な経済対策を実施しているのに対し日本は残念ながら財政支出の規模で大きく見劣りすることも事実だ。
 安易な財政出動は国の借金を増やすため無責任だ。将来世代に付け回しをしていいのか、という意見もあるが、「それは間違いだ」というのが元内閣官房参与の藤井聡氏。藤井氏によれば、国はどんなに借金が増えても破綻しない、と断言する。その根拠はどこにあるのか。ジャーナリスト、田原総一朗氏が鋭く迫った。(後略)』

 内容的には、アスコムの書籍を再構成したものですが、最も重要なのは(個人的には)以下の部分かと。

『(引用)藤井 「借金総額が200年300年と増え続けるのは、よくない!」なんていっても、まったく無意味なことは、誰でもわかるでしょう。最初に産業革命をやって七つの海を支配したイギリス、戦後世界をリードし依然としてGDP世界一のアメリカ、ついこの間まで世界第二位の日本の歴史が、明らかにそうだからです。3国ともつぶれかかったことすらない、世界に冠たる豊かな先進国ですよ。
田原 うん。この歴史的事実は、事実として受け入れるしかない。
藤井 では、なぜこうなっているのか? なぜ例外なくどんどん債務残高を増やしていけるのか?
 それは、日米英が国家だから、政府だからです。ただそう名乗っているだけでなく、政府がカネを作り出して供給できる機能を持っているからです。
 これがMMT(Modern Monetary Theory)、直訳すると「現代貨幣理論」と呼ばれる理論の最大のポイントです。とはいえ、別にMMTなどを持ち出さなくても、そんなことはマクロな金融に関わっているプロの金融マンたちからすれば、当たり前の事実なんですが。
田原 日米英は150年200年300年と借金を増やしつづけ、しかも借金でつぶれてない。借金でつぶれるなら、とっくに財政破綻していなければおかしい?
藤井 はい。日米英3国とも「中央銀行」を持ち、それぞれ円・ドル・ポンドという通貨を発行しています。だから中央銀行を持つ政府は、任意に、いつでもいくらでもカネをつくり出すこと(貨幣の創出)ができる能力と権限を持っているのです。
 だから政府はつぶれません。政府が「自国通貨建て」の借金によって破綻や破産をすることは、考えられないんです。』

 政府は貨幣の創出ができるから、自国通貨建て国債では破綻しないというか「破綻しようがない」(※変動為替相場制の国は)。


 これを、一般の方に分かりやすく説明する際のレトリックは、やはり「王様の金貨」なのではないかと考えているのですが、皆さま、どう思われます?

 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

お待たせいたしました。【三橋貴明×関良基】歪められた「開国」の歴史 後編〜日本が清・インドのように植民地にならなかった本当の理由 が公開になりました!

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

 

(参考動画)【RE:明るい経済教室 #27】「王様の金貨」で解る、「国の借金」への根本的誤解[桜R3/4/23]

 中世欧州で、国王は金貨や銀貨といった貨幣を鋳造し、国民に支払っていました。
 その場合、国民は資産が増え、同時に国王の「負債」がバランスシート上で増えます。(誰かの資産は、誰かの負債なので)
 

 だからといって、国民が金貨を国王の所に持ち込み、「おら、金返せ!」とやりますか? やりませんよね。 
 

 ところが、日本では上記と全く同じ(※政府が支出すると、国民の資産が増え、政府の負債が増える)国債という「貨幣発行」について、
「国の借金で破綻する~っ!」
 と、やっているわけです。アホかっ!、という感想以外にないですよ。


 無論、国債には償還期限がありますが、基本借り換えですし、さらには日本銀行が買い取れば終わりです。というか、実際にそうしています。
 

 中世欧州の国王にしても、戦時には「将来の税金」を担保に、銀行家などからおカネを借りていました。これは確かに、「国の借金」と言っても構わないでしょうし、将来世代へのツケの先送りです。


 とはいえ、
「国王による貨幣鋳造による支払い」
 と、
「銀行家から将来の税収を担保に借りたカネによる支払い」
 をごっちゃにする人はいないですよね。
 

 日本で言えば、世界銀行からの「外貨建て負債」を返済し終わったのが1990年。それまでは、確かに「国の借金」(※将来に渡り実質的に返済を求められる負債)はあったし、実際に返済していました。
 とはいえ、1991年以降、我が国に「国の借金」はない。


 最低限、「自国通貨建て」と「外貨建て」の区別をつけよう。という話なのですが、田原総一朗氏はその点には完全に納得されているわけです。
 

 というわけで、「王様の金貨」のレトリックがベター(ベストではないでしょう)なのかどうか、現在、試行錯誤を続けています。皆さまのご意見を募集しております。 

 

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