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「財政破綻のプロセス」(前半)三橋貴明 AJER2022.1.4
    

 

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三橋貴明先生×藤井聡先生 オンライン記念対談 「コロナ禍でいかに中小企業は生き残るべきか」
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飲食産業の魂の叫びを聴け! 戦うシェフ、山下春幸氏登場! [三橋TV第491回]山下春幸・三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/ydYoM4QSr2w

 

 

 

 本日はチャンネル桜「Front Japan 桜」に出演します。11時からLive配信です。
 


 さて、先日の桜の討論で話題になった、「日本の経営者の中国詣(もうで)」も、デフレによる経済的困窮、マクロで言えば国内市場の停滞が主因であることは言うまでもありません。あるいは、日本の困窮した飲食店や宿泊業が、中国資本に、
「喜んで事業を買ってもらう」
 のもまた、経済的な困窮が理由です。


 改めて、スイス政府の「民間防衛」から引用します。


もっとも経済効率の高い戦法、つまり、最も安上りのやり方は、常に、あらゆる方法で、その国を経済的沈滞-不景気に陥れることである腹のへった者は、パンを約束する者の言うことを聞くのだから。(中略)経済も武器である。全体戦争の今の時代においては、経済は、政治と戦争の基本的武器である。』


 別に、日本のデフレ化を推進する財務省やグローバリスト(構造改革主義者)の背後の中共がいると断言する気はありませんが、少なくとも「赤い資本」にとって日本のデフレ継続は実に都合が良い。


 何しろ、北海道などで中国資本が土地や不動産を買うと、地元の住民から、
「ありがとうございます!」
 と、感謝されるわけで、これほど経済的侵略が容易な国もないでしょう。何しろ、デフレの上に、外国資本による土地購入の規制も「ザル」なのです。


 また、少子化の問題にしても、少子化対策白書などに掲載されているデータを見れば、「主因」は明らかです。
 

【歴史に魅せられて、myが聞いてみた〜皇統論編〜(後編)】

現在、三橋貴明とmyによる特別コンテンツ「歴史に魅せられて、myが聞いてみる 皇統論編 (後編)」がご視聴頂けます。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

 

【日本の合計特殊出生率(右軸)と有配偶率・有配偶出生率(左軸)】


http://mtdata.jp/data_66.html#yuhaigu

 日本の有配偶出生率は、別に落ち込んでいません。日本の少子化の主因は「結婚の減少」なのです。
 それでは、なぜ婚姻率が下がったのか。データを見れば、理由は明らかです。

【男性の従業上の地位・雇用形態別有配偶率】


http://mtdata.jp/data_66.html#haiguuritsu

【男性の年収別有配偶率】


http://mtdata.jp/data_78.html#yuhaigu


【未婚者(18~34歳)のうち「いずれ結婚するつもり」と答えた者の割合】


http://mtdata.jp/data_78.html#wariai

 未婚者の八割九割が「いずれ結婚するつもり」と回答しているにも関わらず、有配偶率が下がっている。
 そして、30-34歳正規社員男性の六割がすでに結婚しており、非正規になると二割に下がる。
 年収900万円以上の30代は八割九割が結婚しており、年収200万円未満だと三割に下がる。
 この現実を目にしておきながら、
「日本で結婚が少なくなってきたのは、価値観が変わったせい」
 とか、抽象論で語るのは、もうやめにするべきです。日本の少子化は、デフレによる雇用環境・所得の悪化(及び東京一極集中)により引き起こされているのです。


 雇用環境、所得、東京一極集中を全て解決したにも関わらず、それでも少子化が続くならば、それは何らかの「価値観」が関係するのでしょ。とはいえ、それ以前の問題を、まずは片付けましょうよ。


 そして、片付ける方法はあるのです。緊縮財政を終わらせ、積極財政へと転換する。日本の少子化解消のためには、積極財政への転換が必須なのです。


 さらには、経営者が「中国様~」とやるのを止めるためにも、積極財政によるデフレ脱却が必要です。自民党は最近「経済安全保障」というキーワードを好んでいますが、ならばなおのこと「積極財政への転換」を主張しなければなりません。


 そういえば、先日の討論のコメント欄で、わたくしが「データ」「データ」とやっていたためなのか、
「データを知らなければ、意見を言ってはいけないのか?」
 と、書かれていたのですが、いや「価値観」や「思想」はともかく、「事実」をデータ無視して語ってはいけないでしょう。例えば、
「日本の少子化は、若者が結婚する気が無くなったせいだ」
 との主張は、完全な「嘘」です。上記の「データ」を見れば分かるでしょ。


 わたくしは、価値観や思想についてまで、「普遍的に正しい何か」が存在するとは微塵も思いません。人それぞれ、意見があるのでしょ。
 

 とはいえ「事実」は普遍的というよりは、単に現実として「正しいデータ」があるわけです。だからこそ、価値観や思想はともかく、「事実」について語る際は、データを知っていなければならない。知らないならば、語ってはいけないと思っているわけですが、もしかしてわたくしの方がおかしいのでしょうか?

 

「データを知らずして「事実」を語ってはならない」に、ご賛同下さる方は、

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