安倍首相追放の次は菅政権を打倒!
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前回の
日本学術会議の会員推薦名簿。菅総理「推薦名簿は見ていない」→加藤官房長官「推薦者が全員添付されてたが詳しく見ていない」→菅総理が事前に全員の名前を見て判断←今ココ。やはりアホだった(笑)。
で初めてこのブログに出てきた杉田副官房長官の経歴について、ちょうど私も同じテーマで記事を書こうとしたら、元BLOGOS編集長で私の面倒を見てくださっていた安藤健二さんが移籍したハフィントンポストで書いてくださっていたので、さっそくご紹介。
杉田和博・官房副長官はどんな人?日本学術会議の「6人排除」に関与と報道
警察庁出身で危機管理のプロ。副長官としての在職日数は歴代2位
科学者の代表機関「日本学術会議」が推薦した会員候補105人のうち6人を菅義偉首相が任命しなかった問題に、杉田和博官房副長官が関与したという報道が相次いでいる。杉田氏はどんな人物なのか調べてみた。
■「6人を選別」「首相に報告」と報道される
菅首相は10月9日の報道各社インタビューで、会議側が提出した105人の推薦リストを「見ていない」と発言。6人を除外した99人のリストを見ただけだと説明した。6人の排除に関与しなかったかのような言い回しだった。
続けて共同通信社も同日、政府関係者からの情報として「杉田和博官房副長官が内閣府の提案に基づき、任命できない人が複数いると、菅義偉首相に口頭で報告していた」と報じた。
これを受けて13日、立憲民主党の枝野幸男代表は「誰が6人を推薦リストから外したのか。報道では、官房副長官の名前が出てきている。周囲がサポートするところまではわかるが、菅総理大臣が判断しないで、ほかの人が判断したということであれば、そのこと自体の適法性が疑われる」と述べた。野党ヒアリングなどの場で、政府に説明を求める構えだ。
■杉田和博氏とは?警察庁出身で危機管理のプロ。副長官としての在職日数は歴代2位
官邸公式サイトによると、杉田氏は1941年4月生まれの79歳。埼玉県出身で、1966年に東京大学法学部を卒業後、警察庁に入庁した。1982年の中曽根内閣では、同じく警察庁出身の後藤田正晴官房長官を「秘書官事務取扱」として出向して支えた。
その後は警察庁で出世し、鳥取県警察本部長、神奈川県警察本部長、警察庁警備局長を歴任。1997年の橋本内閣で、情報機関「内閣情報調査室」の室長に就任。2001年に小泉内閣では「内閣危機管理監」となり、2004年に退官するまで内閣の危機管理を担っていた。
退官後は、シンクタンク「世界政経調査会」の会長を務めていたが、2012年12月の第2次安倍内閣発足に伴い内閣官房副長官に就任。菅内閣でも続投したことで、約8年間にわたって務めている。副長官としての在職日数は歴代2位。2017年からは中央省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局長も兼ねている。
安倍内閣時の2017年7月13日、朝日新聞デジタルは杉田氏について次のように報じていた。
<杉田氏の執務室は官邸内で首相と同じフロアにあり、各省庁幹部が政策の説明や人事案の相談で頻繁に出入りする。歴代の事務副長官は旧自治省、旧厚生省の出身者が少なくないが、杉田氏は警察庁出身。情報収集を得意とする「警備畑」を長年歩んできた。その経験を生かして霞が関ににらみを利かせ、首相や菅氏の意向を踏まえて差配する。>
杉田氏はこれまでも、学術界の人事に介入しようとしてきたという報道もある。AERA dot. が10月4日に掲載したインタビュー記事で、元文部科学省事務次官の前川喜平氏は、学術会議の問題について「菅政権で起こるべくして起こった」と指摘。次のように語っていた。
<私が事務次官だったとき、文化審議会の文化功労者選考分科会の委員の候補者リストを官邸の杉田和博官房副長官のところにもっていきました。候補者は文化人や芸術家、学者などで、政治的な意見は関係なしに彼らの実績や専門性に着目して選びます。それにもかかわらず杉田さんは「安倍政権を批判したから」として、二人の候補者を変えろと言ってきました。これは異例の事態でした。>
一方、元文科相事務次官の前川喜平氏は、2020年10月13日の野党のヒアリングでこう言っています。
前川氏は次官在任中の平成28年、文化審議会の文化功労者選考分科会の委員候補を杉田氏に提示したところ、安全保障関連法に反対していた学者など2人について
「『こういう政権を批判するような人物を入れては困る』とお叱りを受けた」
と述べ、学術会議人事で任命されなかった6人についても
「安保法や特定秘密保護法などに反対する姿勢が拒否の理由ではないかと強く推定される」
と言っていますが、これは普通の法律家から見たら、ごく普通の当然と言える推論ですね。
これらの違憲の法律に反対する研究者は多数いて、今回任命された人の中にもいますが、目立つ人を排除したというのが今回の任命拒否事件の実態でしょう。
ただ、前川氏も
「杉田氏の一存で決めるはずがない」
とも強調しているとおり、杉田氏が主導でこの6人を排除しましょうと菅総理に提案して、菅総理が了承したという構図だと思ったら大間違いです。
これらの法律を強行採決するときに安倍首相とともに矢面に立っていたのは菅氏ですから、菅氏が主犯で杉田氏は従犯、幇助犯に過ぎず、主犯をそそのかした教唆犯でさえありません。
前川氏は
「学術会議が推薦する新会員候補105人の名簿を受け取った杉田氏が、警察か内閣情報調査室に身辺調査を指示し、政府批判の言動が判明した6人の任命拒否を一次的に判断。その報告を受けた官房長官が了解を得た。当時は自民党総裁選前で、長官は菅氏ではないかと想像する」
という見立てを披露したのですが、その通りかどうかは別にして、この問題で何とか逃げようとあがいている菅氏が杉田氏に責任をおっかぶせて、杉田氏の首一つでことを収めようとしたら、これは猛批判しないといけません。
それにしても、警察出身者を官僚人事の中心に据えて各省庁ににらみを利かせる安倍・菅専制支配。杉田氏は2017年からは中央省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局長も兼ねています。
これって、ロシアでいうならKGB出身者が内閣府のNO.2に8年間も君臨し続けているのと同じですから、民主国家としては実に恐ろしいことです。
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杉田副長官、審議会人事に介入 前川元文科次官が証言
2020年10月13日18時14分 時事通信
菅首相、「6人排除」事前に把握 杉田副長官が判断関与―学術会議問題
前川氏によると、16年8月ごろに委員のリストを杉田副長官に提出したところ、1週間ほど後に呼び出され、2人の差し替えを命じられた。前川氏は「杉田氏から『こういう政権を批判するような人物を入れては困る』とお叱りを受けた」と証言し、実際に別の人物を選び直したと説明した。
立憲民主党など主要野党は13日、政府による日本学術会議の新会員候補6人の任命見送りに関する合同ヒアリングを国会内で開き、前川喜平・元文部科学事務次官から意見聴取した。前川氏は文科省の審議会委員の任命をめぐり、政権に批判的な候補の差し替えを杉田和博官房副長官に指示されたと発言。学術会議人事に関しても同様の理由で6人が外されたのだろうと「推測」した。
前川氏は次官在任中の平成28年、文化審議会の文化功労者選考分科会の委員候補を杉田氏に提示したところ、安全保障関連法に反対していた学者など2人について「『こういう政権を批判するような人物を入れては困る』とお叱りを受けた」と述べた。
その上で、学術会議人事で任命されなかった6人についても「安保法や特定秘密保護法などに反対する姿勢が拒否の理由ではないかと強く推定される」とし、「学問の自由、表現の自由、思想・良心の自由に対する侵害だ」と菅義偉(すが・よしひで)政権を批判した。
一方、「杉田氏の一存で決めるはずがない」とも強調。「学術会議が推薦する新会員候補105人の名簿を受け取った杉田氏が、警察か内閣情報調査室に身辺調査を指示し、政府批判の言動が判明した6人の任命拒否を一次的に判断。その報告を受けた官房長官が了解を得た。当時は自民党総裁選前で、長官は菅氏ではないかと想像する」-という見立てを披露した。
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