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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

菅内閣の「6月7日、ワクチン接種1日100万回を達成しました!」がまたデータ捏造で大嘘!加藤官房長官「公表日以前の接種回数も含まれている」。さらに月曜日には土日の分も足していた。本当は66万回(笑)。

2021年06月09日 | 自公政権の拙劣なコロナ対策

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 菅義偉首相は2021年6月4日、坂本哲志少子化相と官邸で会食し、新型コロナウイルスワクチンの1日100万回接種の実現について

「目標までいけそうだ」

と述べました。

 そして、首相官邸は6月8日、新型コロナウイルスワクチンの接種回数が6月7日月曜日時点で1834万8184回に上ったと発表しました。前日比109万3504回増で、菅義偉首相が目標に掲げた

「1日100万回接種」

に達したことになります。

 

 でも、これが

「発表ベースで」

と注釈が入るのがミソ。

 私のニュースアプリだと7日は67万回弱しか増えていなくておかしいと思ったんです。

 

 

 さっそく、加藤官房長官が100万回は未達成だと記者会見で白状しました。

「接種記録を後日まとめて入力する自治体もあり、公表日以前の接種回数も含まれている」

というのですが、それに加えてワクチン接種回数は土日の分は月曜日に算入していますから。

 そして6月7日は月曜日。

 菅総理はその7日の参院決算委で、

「総接種回数が毎日80万回前後増えており、1700万回を超えております」

と言っていたのですが。

 

 「味方」のフジテレビにも

「実際、官邸HPに掲載されている8日午後時点での日別集計では、7日接種分は医療従事者等が23万9337回、高齢者等が43万0656回の合計66万9993回に留まり、100万回には及ばない。

 高齢者接種85万回増、合計109万回増という数字には、土日両日の高齢者接種分が「合計しての公表」としてカウントされている可能性が高いことがわかる。」

と報道されています。

 すぐにばれるような嘘つくなよ。

首相が目標を口にしたら、それが実現したかのようにデータを作る。

もう安倍政権以来、ずっとこんなことをやっているから、有権者が政府の言うことを全然信用してくれなくなるんですよ。

安倍さんが、森友事件に昭恵が関わっていたら、国会議員も辞めるって言ってしまったら、赤木さんの事件が起きたのを思い出しました。。。。

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ワクチン接種「1日100万回」は未到達 累計1800万回超

記者会見する加藤勝信官房長官=首相官邸で2021年5月25日午前10時34分、竹内幹撮影

 加藤勝信官房長官は9日午前の記者会見で、国内の新型コロナウイルスのワクチン接種について「総接種回数が1800万回を超えた。あらゆる手段を講じ自治体や国民の協力で、着実に回数が伸びてきた」と述べた。

 一方で、菅義偉首相が目標として掲げた「1日100万回の接種」には達していないとの認識を示した。

 首相官邸は8日、医療従事者と高齢者向け接種の累計が、7日時点で1834万8184回となり、前日比で109万3504回増えたと発表した。

 この増加分に関し、加藤氏は「接種記録を後日まとめて入力する自治体もあり、公表日以前の接種回数も含まれている」と説明した。

 首相は5月に「1日100万回」の接種目標を掲げ、「6月中旬以降」に達成できるとの見通しを示していた。【高本耕太】

 

 

 

ワクチン接種、発表ベースで「1日100万回」達成

6/8(火) 22:37配信 産経新聞

首相官邸は8日、新型コロナウイルスワクチンの接種回数が7日時点で1834万8184回に上ったと発表した。前日比109万3504回増で、発表ベースで菅義偉首相が目標に掲げた「1日100万回接種」に達したことになる。

 

 

なぜ?菅首相「ワクチン1日80万回超えた」も政府の日別集計とズレ ナゾを追跡取材 官邸は100万回目標達成に強い手応え

坂本大臣との面会での首相発言「いま80万回くらい。目標までいけそうだ」

記者「ワクチンについて、菅総理は6月中旬に100万回いけそうだっていうことはおっしゃいましたか」

坂本一億総活躍相「今80万回くらいまでなったと。目標までいけそうだというようなことを言っておりました」

6月4日、菅首相と昼食をとりながら面会した坂本大臣が明らかにした菅首相の発言が、永田町で物議を醸した。首相官邸のホームページの集計を見ても、その時点での1日あたりの接種回数実績は50〜60万回で推移していたにも関わらず1日80万回という数字が飛び出したからだ。これを受けて、この菅首相と坂本大臣の“80万回発言”の真相を取材したが、「菅首相が勘違いしているのではないか」と語る政府関係者もいた。

それでも週明け6月7日の参院決算委で、菅首相はワクチン接種に関し、次のように明言した。

「総接種回数が毎日80万回前後増えており、1700万回を超えております」

やはり「80万回」と言及したのだ。しかし当日の首相官邸のHPにもそのような記載はなく、SNS上には、「どこを見れば80万回なのか」といった投稿も見受けられた。

一体、どんなデータに基づいて、「80万回」と根拠を示したのだろうか。その真相を追跡した。

日々大幅に増加する過去の実績
 

首相官邸が毎日HP上で公表しているのは、「医療従事者等」と「高齢者等」それぞれのカテゴリでの、最新の集計日(基本的に前日)までに報告された接種回数の合計だ。ただし医療従事者と高齢者の接種記録システムが異なるため、若干集計方法が異なっている。

高齢者については、ワクチン接種記録システム・通称「VRS」を使っていて、土日祝日の接種もその接種日ごとに集計しているので、特定の曜日が極端に増えることはない。一方で、医療従事者はワクチン円滑化システム・通称「V-SYS」を使っているため、土日祝日の報告は、次の平日の報告の際に合計して集計しているので、月曜日の接種数(火曜日に公表)は多めになる。この時点ですでに「一日当たりの接種数」のカウントは曖昧になっている面があるのだ。

さらに、高齢者接種の実績については、接種日よりも後に報告された場合、遡って当該接種日の接種回数に計上される。つまり、最初に発表される「○月○日の1日の接種回数」は全容を表していない速報値であり、その後もカウントされる接種回数は増え続けているのだ。河野太郎規制改革相は会見で、「1週間後には大体1.5倍の数字に膨らんでいる」と説明する。つまり、首相官邸のページといくらにらめっこしていても、何日経過すれば正しい数字になるかは誰にも分からないのだ。では、どの数字が1日の実績に最も近いのだろうか。

「増分」に注目!菅首相の発言は「総接種回数が、日々○万回増加」

そこで政府関係者が強調し始めているのが官邸HPに表記されている「増分」、つまり「プラス○○回」という数字だ。これは、最新で公表した総接種回数と前回の公表での総接種回数の差を表している。1日の正確な接種回数は厳密には分からないため、それに変わる数字として、説明のつくものが「増分」だという認識だ。

この「最新で報告された総接種回数は前日までより○万回増えた」という表現を政府は使い始めていて、先日の国会での菅首相の「毎日80万回前後増えている」という発言もこのような考え方に基づいている。ただし「1日80万回接種できている」こととは似て非なるものなのだ。

例えば6月8日(火)午後の時点では、6月7日(月)時点でのワクチン総接種回数として、「医療従事者等8,494,017回(+239,337)、高齢者等9,854,167回(+854,167)」という数字が掲載されているが、このプラス何人という「増分」を足すと109万3504回となり、菅首相が目標として掲げていた「1日100万人」を超えているように見える。

首相官邸HP

ただ、これはあくまで数字が膨らむ火曜日(土日分をまとめた月曜の報告数が含まれる)ということで数字が増えている面があるのに加え、それ以前の接種の事後報告の数字が含まれている数字とみられる。そのため「1日100万回以上接種が行われた」ではなく、あくまで「前日までの公表数(報告数)より今日の公表数は100万回増えた」というのが正確だということになる。接種数ではなく公表数であるのがポイントだ。

加藤官房長官も、9日の記者会見で、公表した総接種数が前回より100万回以上増えたことを示しつつ、1日100万回接種は達成されたかとの質問に対しては明言を避けた。

実際、官邸HPに掲載されている8日午後時点での日別集計では、7日接種分は医療従事者等が23万9337回、高齢者等が43万0656回の合計66万9993回に留まり、100万回には及ばない。高齢者接種85万回増、合計109万回増という数字には、土日両日の高齢者接種分が「合計しての公表」としてカウントされている可能性が高いことがわかる。

もっとも、先述した事後の報告が大量に届けば7日接種分も最終的に100万回に到達する可能性も考えられる。いずれにせよ、メディアにとって、ワクチンの1日の接種回数について「○月○日に、○回接種された」と報道しづらい公表の形式になっていることは確かだ。となると、菅首相が目標に掲げた「1日100万回の接種」がいつの時点で明確に達成されたと言えるのかは、数日後にしかわからないこともあり得る。

ただ、これはそれほど悲観的に捉えることではないかもしれない。事後報告分があるにせよ、1日ではなく数日間の増分の平均を見れば、接種のペース自体は把握できるため、この「増分」のトレンドを見ていくことで、1日100万回に近づいているか、達成できているかは、概ねわかることになりそうだ。菅首相は6月9日に行われる党首討論で、この6月6日から7日にかけての増分をとりあげ「1日100万回接種」がほぼ現実のものになってきていることを強調するとみられる。数字の発表方法は別にして、接種数が確実に増えているならそれ自体、喜ばしいことと言えるだろう。

首相周辺「波にのってきた」目標達成に手応え

政府関係者は、先週末から今週にかけての接種実績の顕著な伸びに「やっと波に乗ってきた」と手応えを感じていて、1日100万回を達成するという目標が明確に達成できる日が近いとの見通しを示している。

目標を掲げた当初は、「総理の強い意向だ。唐突だった」と語った関係者も、今は、「道なき道を切り開くのが官房長官時代からの流儀だ」として、実現に向けた手応えを感じていて、“7月末までの高齢者の接種完了”目標の前倒しの可能性も示唆した。21日からはじまる職場や大学の接種で、さらにどれほど接種が加速するのか、引き続き注目だ。

(フジテレビ政治部 阿部桃子)

 

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