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今週は検察庁法改悪案が強行採決されるか、という山場とともに、アベ友・スガ友の河井克行元法務大臣、もしかしたら、六月に国会が終わると不逮捕特権がなくなるので、克行・案里議員の夫妻二人ともが逮捕されるという空前の山場が待ち受けています。
黒川東京高検検事長が、同法案では矢面に立っているということで、アリバイ作りの面もあると思いますが、検察当局は東京地検特捜部の検事を広島に派遣するなど捜査態勢を拡充していて、現金提供の事実関係や趣旨などについてさらに実態解明を進めるものとみられます。
広島側からしたら、政権のスパイに見えているかもですが。
さて、河井案里議員が初当選した２０１９年７月の参議院選挙をめぐっては、安倍自民党執行部から、他の候補の１０倍、１億５０００万円もの政治資金が出されていることが明らかになり、下村博文元文科相など安倍首相側近もビックリしてました。
そのお金の一部が陣営の資金が買収に使われた疑いがあるとみて、広島地検は公職選挙法違反の疑いで複数の県議会議員や市議会議員の関係先を捜索するなど捜査を進めているわけです。
さて、この事件で夫の河井克行前法務大臣ら陣営側が、案里議員が立候補を表明した２０１９年３月以降、地元の地方議員や後援会幹部など数十人に対して合わせて2000万円を超える現金を渡していた疑いがあることが、NHKの取材でわかりました。
金額は１人数万円から数十万円とみられます。
中国新聞は一千万円説。
安倍信者のフジサンケイグループや東京MXのテレビやインターネットテレビで青山繁晴議員や高橋洋一氏、ラジオのニッポン放送の飯田某というキャスターが、盛んに、そもそも公職選挙法で認められている選挙での支出額が少ないんだ、などとトンデモ解説をしています。
しかし、そもそも、選挙における二大要請は自由のみならず、その公正性。
みんなが一律に無報酬を原則とする選挙活動をしているのに、運動員に決まった額以上を出すと有利に決まってるから厳格な規定があるのです。
他の有償が原則の勤務と比べるのがナンセンス。
しかも、２０００万円の選挙買収なんかが認定されたら、初犯でも即実刑ですよ。
案里議員の陣営側からは、現金の配布先を記載したとみられる一覧表などが押収されているということです。
さらに、克行氏が現金配布を指示してるLINEのやり取りまで押収されています。
パーティ会場の隅っこに連れていかれて、何十万円もの札束を克行氏に懐にねじ込まれた地方議員もいます。
河井夫妻は、自分たちが安倍さんや菅さんのお気に入りだということに胡座をかいて安心しきっていたのでしょう。
これが東京地検の事件なら。。。
現職の国会議員であり大臣である甘利茂元経済産業相が、自分の大臣室で、口利きの謝礼として現ナマを受け取っても、まだ不逮捕不起訴ということが起こるから、東京高検検事長の黒川氏は安倍政権の守護神などと言われるわけです。
広島の河井克行・案里事件は、今の稲田検事総長最期の抵抗とも言われていますね。
必然なのか偶然なのか、検察庁を政権が牛耳るための検察庁法改悪案採決と、安倍政権を揺るがす疑獄事件が同時並行するという異常事態。
自分の任期の終わりが近づいて来たからこその、安倍政権乾坤一擲の勝負が検察庁を改悪なのかもしれません。
安倍政権にはカジノ疑獄もあります。
アベノマスクの費用が当初予算よりどんどん下がってるのも非常に不透明。
なんだか、この政権のおかしさのステージが上がった気がします、
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選挙違反事件 河井前法相ら陣営側 県議らに2000万円超提供か
2020年5月16日 17時29分
自民党の河井案里参議院議員の陣営による選挙違反事件で、夫の河井克行前法務大臣ら陣営側が去年３月以降、地元の県議会議員や後援会幹部など数十人に対して、合わせて2000万円を超える現金を渡していた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。検察当局は現金提供の事実関係や趣旨などについてさらに実態解明を進めるものとみられます。
河井案里議員が初当選した去年７月の参議院選挙をめぐっては、広島地方検察庁などが陣営の資金が買収に使われた疑いがあるとみて、公職選挙法違反の疑いで複数の県議会議員や市議会議員の関係先を捜索するなど捜査を進めています。
この事件で夫の河井克行前法務大臣ら陣営側が、案里議員が立候補を表明した去年３月以降、地元の地方議員や後援会幹部など数十人に対して合わせて2000万円を超える現金を渡していた疑いがあることが関係者への取材でわかりました。
金額は１人数万円から数十万円とみられます。
案里議員の陣営側からは、現金の配布先を記載したとみられる一覧表などが押収されているということです。
検察当局は東京地検特捜部の検事を広島に派遣するなど捜査態勢を拡充していて、現金提供の事実関係や趣旨などについてさらに実態解明を進めるものとみられます。
河井前大臣の事務所は先月６日、「関係者に対する捜査が行われているところであり、現時点でのコメントは差し控えさせていただきます」としています。
河井克行前法相、数十人に1000万円超か 検察当局、買収疑い立件へ調整
5/16(土) 7:00配信
71
中国新聞デジタル
案里氏の立件も視野
河井克行前法相、数十人に1000万円超か 検察当局、買収疑い立件へ調整
河井前法相（左）と妻で参院議員の案里氏
昨年7月の参院選広島選挙区で初当選した自民党の河井案里氏（46）＝参院広島＝と夫の克行前法相（57）＝衆院広島3区＝の買収疑惑で広島地検などの検察当局が、克行氏が参院選前に広島県内の首長や地方議員、後援会幹部ら数十人に総額で1千万円を超える現金を渡していたとして、公選法違反（買収）の疑いで立件する方向で調整していることが15日、関係者への取材で分かった。
案里氏の立件も視野に入れているもようだ。
【図解】河井夫妻の買収疑惑の構図
関係者によると、各地に支持基盤を持つ議員や首長、後援会組織を束ねる幹部にはそれぞれ数万～数十万円を渡した疑いが持たれている。
いずれも案里氏の立候補が決まった昨年3月以降に克行氏が現金を持参しており、検察当局は票の取りまとめを依頼する趣旨だったと判断したとみられる。
企業回りなどを担った複数の陣営関係者に対しても、公選法は原則無報酬と定めているのに、克行氏が数十万円を違法に渡すなどした疑いが強まったとして立件する方針。
現金を渡された総数は数十人に上るとみられ、地元政界を巻き込んだ大規模な選挙違反事件となる様相が強まった。
県内を選挙区に2議席が改選される参院選広島選挙区では、自民党本部が2議席独占を狙い、党県連が推すベテランの現職の溝手顕正氏に加え、県議だった案里氏を擁立。無所属現職の森本真治氏を含めた激戦となり、溝手氏が落選した。
党本部は参院選前に1億5千万円を河井夫妻側に提供。溝手氏陣営の10倍の額を投入して後押しした。克行氏は安倍晋三首相に近いとされ、地検は、資金援助を受けた夫妻側が現金を配り、支持拡大を図った可能性があるとみている。
中国新聞のこれまでの取材では、一連の疑惑で100人以上が地検の聴取を受けている。そのうち県議や広島市議、後援会幹部ら27人が、河井夫妻が現金を持参したなどと証言している。
関係者によると、河井夫妻は任意聴取に買収行為を否定しているという。国会議員には国会開会中の不逮捕特権があり、現国会は6月17日に会期末を迎える。
検察当局は国会への逮捕許諾請求もにらみ、立件の時期を慎重に検討しているとみられる。
＜河井案里氏の陣営を巡る公選法違反事件＞参院選広島選挙区で法定を超える報酬を車上運動員14人に払ったとして、広島地検が3月に案里氏の秘書ら3人を公選法違反（買収）の疑いで逮捕。同月下旬、うち2人を同法違反罪で起訴した。地検は、案里氏の秘書が連座制の対象に当たるとして、迅速に審理する「百日裁判」を広島地裁に申し立てており、禁錮以上の刑が確定すれば、案里氏は失職する可能性がある。地検は起訴後、河井夫妻が地方議員らに幅広く現金を配った疑いがあるとして議員や首長らを一斉に聴取し、捜査を進めている。
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