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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

大阪の「良心」はかく戦えり。当ブログ常連“茶碗を洗う人”さんによる「大阪市廃止住民投票、反対派勝利報告」1

2020年11月04日 | 野党でもゆ党でもなく第2自民党の悪党維新

安倍首相追放の次は菅政権を打倒!その時は大阪から維新、テレビから橋下氏もいなくなれ。

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 大阪市を解体し廃止し、地上から消して無くそうとした大阪維新の会。

 彼らは市民の血税を使いたい放題使って大阪府市を挙げて自分たちに都合のいい「広報」=広告をし続けました。

 関西のテレビ番組のほとんどは維新押し。市民に人気の吉本芸人のほとんどが維新寄り。

お笑い界ではこの方々は本当に良くしてくださったのですが、大阪へのインパクトとなると。。。

 

 

 5年前の住民投票では反対派だった公明党が裏取引をして賛成に回る。

 同じく反対派のはずの大阪自民も維新の選挙での強さに動揺して内部分裂。

 そして、維新創始者の橋下徹氏はテレビなどに出まくって出まかせを言いまくり、コロナ対策でやったふりの吉村大阪府知事は大人気。

 

 これでは、それでなくても前回の住民投票でも僅差だったのに、今回は勝てるわけがない。。。。と最初は多くの良識派も半ば覚悟を決めていたと思います。

 しかし、結果は、前回より投票率が下がったのに得票差は広げての反対派の勝利。

 これはもう、ほかでもない、良心に従って誠実に運動した反対派の方々のお力、正義が勝った大逆転勝利と呼ぶしかありません。

 

 

 大阪市を存続させて維新に大打撃を与えただけではなく、菅政権にも痛打を浴びせたのは大阪の一人一人の市民。

 というわけで、このブログが誇る常連コメンテーターさんで、今回の住民投票では身体を張って反対運動をしてくださった「茶碗を洗う人」さんに、お願い申し上げ、今回から数回にわたってレポートを連載していただきます。

 茶碗さん、お疲れの中、貴重な玉稿、あらためてお礼を申し上げます!

 では、既成のマスコミでは決して読めない迫真のご報告をどうぞ!

 


(その1)

 まず、浪速姫様の文楽の記事を改めて読ませていただきました。

 私は文楽には造詣がなくてお恥ずかしい限りですが、遠い親戚が協会事務局長を務めたことがあったとか、また、40年ほど前にアルバイトをしていた医院に吉田蓑助さんが足指のけがで来院され、プライベートにもかかわらず格調高い立派な立ち居振る舞いに圧倒された思い出があります。

 ここでも何か、縁のようなものを感じた次第です。

 さて、私の立場。

 普通のおばさんですが、ここ10年ほど、主に地方自治体の議事の書き起こしを仕事にしております。京都や奈良、四国地方の自治体を担当することが多いです。

 地方では公明党にも人間的にちゃんとした議員さんがいますが、やはり共産党議員さんの能力の高さ、仕事量・質ともに突出しているのを、仕事を通じて実感、痛感してきましたので、共産党支持です。

 めっちゃ頑張りはった日本共産党大阪市議団幹事長の山中智子さん(真ん中。私もFacebookで仲良し)、右はご存じ芸人出身?!の清水忠史衆議院議員(同じくFacebookでお友達)。ごめんなさい、左の方、存じ上げません!!

 

 

 戦争法のときに近所の共産党後援会の人と親しくなり、時々お手伝いをしてきました。今回の反対運動も、後援会の方々と一緒に行動させてもらいました。

 また、このたびは、私以外にも何人か普通の主婦やそのご主人、若いお母さんなどが、いろいろな交友関係から参加され、後援会メンバー顔負けの奮闘をされました。

 さまざまな団体、グループのほか、一人でも立ち上がった、名もなき一市民、一人の人間として奮闘された人々がおられることは、宮武先生、皆様もご存じのとおりだと思います。

 

 住民投票が現実味を帯びて、総選挙もありうるということで、猛暑の中、路地裏宣伝を始めました。

 コロナ禍と黒川・検察庁人事事件のころだったので、当初はアベ批判、イシン批判(批判ではありませんね、事実を言っているだけよね)が半々でしたが、次第に的を絞り、「住民投票よりコロナ対策、カジノよりくらし」を訴えました。

 反応はまずまずでした。

 次に、公示日前後1カ月の具体的な行動を書きます。(その2)に移らせていただきます。

5年前の反対運動での、平松前市長とわたくし。何回も言うけど肥えてたなあwww

 

 

(その2)

 公示日前後1カ月の具体的な行動は、出勤時・帰宅時の駅頭宣伝(スピーチ、ビラ渡し、声かけ)。

 午前・午後の路地裏宣伝(スピーチ・ビラ渡し、声かけ)、スーパーマーケットや商店街での大きな宣伝のお手伝い(ビラ渡し、声かけ)、全戸ビラのポスティング(これが大変です。3つの小学校区の全戸配布を計3回やりました)、手づくりミニ新聞の作成・配布など、私にもできる範囲でお手伝いしてくださいということでしたが、できる範囲とは言いながら、後援会メンバーは皆さん私より年配で、私が一番の若手?なので、できる範囲以上に頑張らねばと、仕事のほうをかなりセーブして、この1カ月、大阪市廃止阻止に没頭しました。

 

 連日のことで、体力的にきつかったですが、メンバーが明るく楽しいのと、SNSを通してわかる、たくさんの人がそれぞれに頑張っているのが励みでした。

 もちろんエブリワンで取り上げてくださるのもほんとにうれしかったです。


 【ビラ・チラシについて】私たちの場合、ビラは手作りしなくても、共産党さんからさばき切れないくらい、ミニビラなども次々とおりてきましたが、あちこちで「自分もまきたいからほしい」と言って何十枚も持ち帰ってくれる人もあり、何とかまき切れました。

 自腹で何千枚ものチラシを作成した若いお母さんもいます。

 文章を書いてコピー用紙に印刷しただけのいかにも素人作のビラがポスティングされていたこともありました。

 大阪市への思いを切々とつづった文章を後援会に持ち込まれたご老人もいました。

 


 私も、自作のポスターをたくさん、家の壁いっぱいに貼り出しました。周りからはさぞ、けったいなオバハンと思われていたでしょうが、意外にもお隣のご主人が声をかけてくれ、話をした結果、反対するわと言ってもらえて、涙が出るほどうれしかったこともあります。

 チラシといえば、絵本作家・長谷川義史さんのイラストチラシが大評判で、そのイラストを拡大したプラスターを投票日当日のスタンディングに持ち込みましたが、報道陣が写真を撮りにきたということでした。

(で、見回りに来たイシンにいちゃもんつけられて撤去したという報告もあり、よほど効果大のイラストだったようです)。(その3へ)

 

茶碗さん、ありがとうございます!

ううう、このコロナ不景気のご時世に、お仕事時間削って運動に投入してたんですか!!!!

前回、ちょびっと集会に行っただけなのにリアルで反対運動しました的なことを言ってる自分が恥ずかしいですm(__)m

それにしても、これは勝つべくして勝ったんやなあ。

今や大阪の既得権益者の維新シンパなんてここまでせえへんやろ。。。

次回以降もお楽しみに!!

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3 コメント

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茶碗さん、お疲れ様でした。そしておめでとうございます。 (sound_moon810)
2020-11-04 08:22:08
 私自身は北区に住んでいますが、空気としては「今大阪市をつぶすのはまずいんちゃう?」という感じでした。これは維新を支持している人の中にも確実にいたと思います。

 異口同音に「こんな時期にわざわざ住民投票する必要ない」というわけです。維新は「ワン大阪」を謳いました。結果は死屍累々のバラバラ大阪です。ノーサイドなどありません。これは尾を引きます。よく会社の買収で投機家が株式投資を駆使して手に入れた会社をバラバラにして売り飛ばすというのがあります。まさにこれが維新が10年の間にやったことです。大阪市をバラバラにして悪徳商人たちに売り飛ばしたのです。 

 公明党はぶざまでした。自民党は自信を失いました。共産党だけが気炎を吐いていましたがどうにも支持が伸びません。橋下イズムで民衆の側に立つ政治勢力というものが見事に分解され売り飛ばされてしまったのです。そこで暮らす人々の生の声はかき消されました。橋下徹は金持ちです、とんでもないくらい。全然庶民の味方ではないのに庶民は騙されました。まさに詐欺師でした。その思想を受け継いだ松井、吉村両名は架空の吉村人気にあやかって住民投票を画策しました。庶民を思考停止状態にして戦いを挑み破れました。それだけコロナ禍が深刻だったのです。あのイソジン会見でガクッと神通力は崩れたと思います。敵ながらあっぱれなんてもんではない。この人らに任せたら大阪は完全にダメになる、と私はあのとき確信しました。

 茶碗さんらの草の根の奮闘で辛うじて大阪は守られました。私もほっとしています。大阪が急に良くなるとか悪くなるとかいうのはないです。もともと少数派の坩堝のような街です。東京よりもずっと歴史が深い。あえて言えば東京を育て支えたのは上方大阪だったのです。今は経済の規模だけで語られていますが、今回のことで東京資本が撤退してくれた方が大阪は落ち着きます。無理にまとめる必要のない街なのです。誰でも歓迎されます。食い道楽で安くておいしいものをだべて一晩仲良く暮らす。これで明日も気分よく働けます。そういう街です。他人にやさしい。だから誰かが粗相をすればすぐに「あかんやないか」と声をあげるから警察も忙しい。それはその粗相で迷惑がかかった別の他人のことを思いやるゆとりがあったからです。勉強のできないやつをそのまま認める空気がありました。そこに笑いがありました。吉本新喜劇の基盤です。いたずらは派手でしたが陰湿ないじめは少なかった。すぐに漫才のような怒鳴り合いです。大体学校ではみ出した奴が出世する、そういう事実を受け入れていたからです。それが維新のような新自由主義経済の影響で圧迫されました。東京のようになればいいと思う人が増えた。吉本も変質しました。

 そんなに東京がいいですか? 維新のようなのが蔓延れば大阪は東京の植民地になるだけです。

 繰り返しますが茶碗さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
身に余るお言葉、ありがとうございます。 (茶碗)
2020-11-04 18:23:16
sound moom810様。

温かいお言葉、ありがとうございます。

大阪はいま何とか立ちどまれたけれど、まだまだこれから。
人情があって、どろくさくて、弱いもんには、「まあええやん」とやさしい懐の深い大阪に戻ってほしいです。

おっしゃるとおり、今は変質してしまったけど、本来の吉本新喜劇の笑いってそういう笑いだった。昔のように「私ら吉本で育ってん」と胸を張って言えるような大阪、大阪の笑いを取り戻したいですね。
[参考になる] (バードストライク)
2020-11-06 10:26:11
「自分で手作りビラを作って配る人もいた」

これがいい。
これでいいのかも。
あまり「運動」って好きじゃない(たまにデモぐらいは行くけど)し、周りに同調したい議員も居れへんわ。

以前、すぐ近所に住んでいた人が世田谷区に引っ越し、茶碗さんと全く同じように、同調できる良い共産党の議員さんが近くにいたので その人にくっついて行動、さらにその議員のシンパの女性たちと独自に活動を始めた(平和教育の紙芝居を作って上演)と聞いて、いいなあと思いましたが ……

うちの自治体の共産党は大のアホで、都市無産者階級の味方みたいなフリをしながら、私たちの住むエリアの住民自治に介入・妨害し、私たちの意志や生命財産を軽んじる暴挙を振るいました。
共産党は国会レベルでは非常に優秀ですので、国会議員選挙で応援することはやぶさかではありませんが、地方ではもうこいつらアウト!

まあ自治体レベルの議員は報酬が少ないためやり手も少なく、毎回おんなじ人が立候補し、その属性は時間の自由がある自営業者が多いですし(共産党は女性が多いが、これも男性に引受け手が少ないからか?)、どの党もレベルが低いのでしょう。
あ、自民党は自治体〜国政までこぞって低レベルですけどね。

それに辻立ちしている共産党候補者の周りでビラを配っている人と何度か話をしたことがありますが、ウチの自治体ではほとんどが「東京土建」の組合員のようです。
言い方を変えれば一般市民は少なく、東京土建の人たち(もはやおじさんおばさんというより、お爺さんお婆さんという年代)を無料でこき使っている様子です。
寒い中動員されてお気の毒。
でも話をしてみても、あまり何も考えておらず、ただ党から動員をかけられたので来てる、という印象を受けました。
話が合わなそう。
なお隣の自治体では市民参加が盛んなようです、たぶん。

ええヒントもらいましたので、もう政党なんかに期待せず、今度何かあれば自分で作ったチラシをコピーし(エブリワンの記事を剽窃すれば私にだって作れるぞ)、今日は10枚配ったら終わり、みたいにやろう。

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