Everyone says I love you !

弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

原発新増設でついに牙を剥き出しにした岸田文雄首相。統一教会との癒着がミエミエだった山際大志郎経済再生担当大臣を再任したのも、原子力ムラ住人の甘利明氏の一番弟子と言われる原発推進派だからだ。

2022年08月31日 | ダメよダメダメ岸ダメ政権

「当時の資料が発見できず、私自身も明確に覚えていなかったので『出席を確認できなかった』と答えていたが、報道を見るかぎり、出席したと考えるのが自然だ」

と答える夢遊病の山際大臣。

コメンテーターか!

これからも一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へにほんブログ村

社会・経済ニュースランキング

Amazon 社会・政治・法律

Amazon Kindle ベストセラー

 

 

 本日、2022年8月31日、岸田首相がコロナ感染明けの記者会見を行なう予定ですが、記者たちが本当に質問しなければいけないのは

1 問題山積なのに、なぜ臨時国会を開かないのか。憲法53条違反であり、議会制民主主義の破壊ではないのか。

2 統一教会との癒着の根源的存在である故安倍晋三氏の国葬を強行しながら、本当に統一教会との手を切る気があると言えるのか

そして

3 原発新増設という安倍・菅政権でもしなかった超原発推進路線になぜ舵を切ったのか

です。

岸田首相は自分のコロナ感染を利用してアナログオンライン会見を選び、自分自身と統一教会との関係やコロナ全数把握放棄ばかりか、原発推進派の安倍元首相でもできなかった原発新増設を言ってしまった。

 

 

 岸田首相は8月24日、第2回GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議にオンライン出席し、各方面に原発の積極活用策に舵を切るよう指示しました。

 そして岸田首相は第一に、足もとの電力需給ひっ迫に対応するため、

「特に、原子力発電所については、再稼働済みの10基の稼働確保に加え設置許可済みの原発再稼働に向け、国が前面に立ってあらゆる対応を採ってまいります」

といいだしました。

 

 しかし、その中身を見ると、半径30キロメートル圏内におよそ94万人が住んでおり全国で最も周辺地域の住民数が多い「首都圏の原発」の異名を持つ「日本原子力発電・東海第2発電所」や、事故隠しで有名になった「東京電力・柏崎刈羽原子力発電所」を再稼働する方針まで盛り込まれています。

 東海第2の再稼働には、この住民全員について広域避難計画を作る必要や、地元自治体の再稼働への同意を取り付ける必要がある。しかし、計画の策定を終えた市町村は30キロ圏内にある14自治体のうち5市町村にとどまっていますし、そもそも、水戸地裁は2021年年3月の判決で、この広域避難計画の策定の遅れなどを理由に運転差し止めを命じています。

 この東海第2は東京駅から120キロしか離れていないんですよ?

 岸田首相はよくこんな原発の再稼働を計画に入れたものだと呆れます。

 

 

 さらに、岸田首相は

「新たな安全メカニズムを組み込んだ次世代革新炉の開発・建設など、今後の政治判断を必要とする項目が示されました」

「年末に具体的な結論を出せるよう、検討を加速してください」

と、新しい型の原発を新設・増設するとまで言い出しました。

 これは、経済産業大臣の諮問機関「総合資源エネルギー調査会」が次世代の原子力発電の技術開発や商用化を謳う「カーボンニュートラルやエネルギー安全保障の実現に向けた革新炉開発の技術ロードマップ」(以下、工程表)をまとめ、その第一に「革新的軽水炉」を据え、「2030年代半ばから2040年代」にかけて1号機の商用運転を開始するとしたことを受けての発言です。

 この革新的軽水炉とやらが、今復活を期している「原子力ムラ」の切り札的存在なのですが、現在ロシア軍が欧州最大のザポリージャ原発に立てこもって要塞化し、ウクライナ軍と激しい戦闘をしていて非常に危険な状態にあり、IAEA(国際原子力機関)が調査のためにウクライナ入りしたという危機的な事態の中、なんてお花畑な構想だろうと呆れるほかはありません。

ロシアが占領している欧州最大のザポリージャ原発を盾にロシア軍がウクライナ軍を攻撃し、ウクライナ軍がこれに反撃する双方の狂気。核兵器も原発も戦争も世界から廃絶するしか人類が生き残る道はない。

 

 

 このような岸田首相の原発推進姿勢が現れたのが、西村康稔くんの経済産業大臣への就任であり、山際大志郎経済再生担当大臣の留任です。

 特に、統一教会隠しのために岸田首相が内閣改造に踏み切る段階で、山際大臣は自己と統一教会の関係について調査中とのことでしたが、すでに統一教会系の各イベントに参加していたことは明らかでした。

 案の定、山際氏は萩生田政調会長や下村元文科省もビックリの統一教会っ子ぶりで、ネパールまで出かけてイベントに参加していたことまで明らかになっているのですが、山際氏は自民党の中でも原子力ムラ最大の住人と言われる甘利明元経産相の秘蔵っ子として知られる存在。

山際大志郎経済再生相が「野党の人から来る話はわれわれ政府は何一つ聞かない」発言について撤回せず。「誤解を招くような発言になった」。野党の言うことは何一つ聞かないのが政権の本音だから撤回しないのだ。

統一教会隠しをしようとした岸田政権が内閣改造で統一教会関係者が増え、第2次岸田「ド壺」内閣に(笑)。統一教会と手を切れない岸田政権は安倍氏を統一教会合同葬にした後、一緒に解散せよ。

 

 

 まず、甘利氏についていうと、まだ福島原発事故から一か月も経たない2011年4月5日、自民党内で原発を推進するために作られたエネルギー政策合同部会で、先ほど出てきた岸田首相が再稼働の対象とした柏崎刈羽原発などについての2002年の東電の事故隠しについて

「私の予想をはるかに上回って改ざん件数が多かった (300 案件以上) 事も残念でしたが、臨界 (ウラン燃料が連続的に反応をする運転状態になる事) にかかわる事故が 2 件隠蔽されていた事は極めて遺憾な事でありました。

 行政命令・行政指導に加え、厳重注意を行い再発防止体制の構築を指示いたしましたが、これを構築した後には世界一安全・安心な原子力発電所になります(現状でも安全性は世界一だと確信していますが)。」

と言い切っています。

 臨界にかかわる事故2件の隠蔽と300件以上の改ざんがあったのに、福島原発事故後に、安全審査の改善前でも、日本の原発の安全性は世界一だと確信できるんだから、話になりません。

甘利氏は東電事故隠し・福島原発があっても「現状でも日本の原発は世界一安全」という原子力ムラの住人。 - Everyone says I love  you !

甘利氏は東電事故隠し・福島原発があっても「現状でも日本の原発は世界一安全」という原子力ムラの住人。

 

 

 そして、山際経済再生担当大臣は、「甘利氏の一番弟子」と言われ、総裁選でも岸田氏の推薦人に名を連ねていますが、国会で

「原発を使い倒さなければ、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)はできない」(2021年2月の衆院予算委)

と述べるなど、原発推進の急先鋒なのです。

 岸田首相が甘利氏を最初の幹事長に据えた時から、岸田首相の原発推進姿勢がひどすぎると書いてきたのですが、岸田氏は危険な原発の再稼働や果ては原発新増設まで言い出し、完全に牙を剥き出しにしたと言えるでしょう。

岸田首相が堂々と「原子力も一つの選択肢として用意しておくべきだ」。原発の新増設さえ求める甘利明幹事長の原発推進姿勢が岸田政権を支配する。福島原発事故1か月後に甘利氏「現状でも日本の原発は世界一安全」。

 

今西憲之+週刊朝日編集部 
住民工作、思想調査、マスコミ・政界対策、選挙……。 
原発推進のために「原子力ムラ」が水面下で繰り広げてきた暗黒の活動の数々を、
謎の死を遂げた旧動燃幹部が遺していた門外不出の機密資料で詳細にあぶりだす。
週刊朝日大反響連載を大幅加筆したスクープ・ノンフィクション。
 
 
 

 

「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか
開沼 博  (著)
青土社

“大文字” 言葉で書かれたものばかりの 「原発本」 の中で、福島生まれの 著者による本書は、郷土への愛という神が細部に宿っている。―― 佐野眞一 

原発は戦後成長のアイコンだった。フクシマを生み出した欲望には、 すべてのニッポンジンが共犯者として関わっている。
それを痛切に思い知らせてくれる新進気鋭の社会学者の登場!―― 上野千鶴子 

原子力ムラという鏡に映し出される戦後日本の成長神話と服従のメカニズム。
本書の刊行はひとつの奇跡だ。―― 姜尚中

 

 

山際氏の口を濁す様子で、内閣改造前から絶対に山際氏と統一教会の関係がズブズブだとミエミエだったのに、どうして岸田首相が山際大臣を留任させないといけないのか、当時本当に不思議だったのですが、甘利氏直系の原発推進派である山際氏を置いておく理由がここにあったんだなと今になると得心がいく次第です。

となると、岸田首相には統一教会との関係排除より、原発推進の方が何倍も大切だという事もわかります。

これからも一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へにほんブログ村

社会・経済ニュースランキング

Amazon 社会・政治・法律

Amazon Kindle ベストセラー

 

 

ウクライナ侵攻
2022年8月28日 16:39 (2022年8月28日 19:52更新) [有料会員限定] 日本経済新聞

ロシア国防省は砲弾4発がザポロジエ原発の核燃料貯蔵庫の屋根を直撃したと発表した(ザポロジエ原発)=ロイター

【ドバイ=福冨隼太郎】ウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所を巡る緊張が続いている。ロシアのタス通信は27日、同原発の核燃料貯蔵施設に4発の砲弾が着弾したと報じた。ウクライナ側は28日、同原発で事故が起こればロシア領にも放射性物質が拡散すると警告した。

タス通信は、ロシア国防省報道官の話として「ウクライナの攻撃によって原発に17発の砲弾が撃ち込まれ、4発が核燃料貯蔵施設の屋根を直撃した」と伝えた。同国防省は28日、過去24時間で原発に2回の攻撃があったと発表した。いずれの攻撃でも原発の放射線レベルに異常は出ていないという。

ウクライナ国営原子力企業のエネルゴアトムは28日、原発事故が発生した場合の放射性物質の拡散予測をSNS(交流サイト)に投稿した。29日の風向きを考慮すると、放射性物質はウクライナ南東部からロシア南西部ロストフ州などにかけて広がるとした。ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島などにも拡散する。

ロシアが占領する同原発には、8月に入って攻撃が相次いでいる。ロシアとウクライナは互いに相手側の攻撃だと非難している。

国際原子力機関(IAEA)は近く調査団を派遣し、使用済み核燃料の貯蔵プールや原子炉の冷却システムなどを点検する考えだ。

東部や南部で両軍による戦闘が続いている。ウクライナ軍参謀本部は28日、東部スラビャンスクやバフムートなどでロシア軍による攻撃があり、ウクライナ軍が撃退したと発表した。ウクライナメディアは東部ドニエプロペトロフスク州で27日夜、ニコポリなどをロシア軍が砲撃し数棟の住宅などが被害を受けたと報じた。

英国防省は28日、ロシアのプーチン大統領が25日に同国軍の兵力を約14万人増強する大統領令に署名したことについて「戦闘力増強に向けた実質的な前進の可能性は低い」との分析を公表した。ロシア軍が多数の兵士を既に失っているためと説明している。ウクライナ軍は28日、これまでにロシア兵4万6000人以上が死亡したと発表した。

 

 

旧統一教会との関係をめぐり、山際経済再生担当大臣は、ネパールなどで開かれた関連団体のイベントに参加していたことを新たに認めたうえで、今後は関連団体も含め一切関係を持たないように行動すると述べました。

旧統一教会との関係をめぐって、山際経済再生担当大臣は、関連団体が平成28年にネパールで、また、令和元年に東京都内で開いたイベントに参加していたと報じられていました。

山際大臣は、25日の会見で「当時の資料が発見できず、私自身も明確に覚えていなかったので『出席を確認できなかった』と答えていたが、報道を見るかぎり、出席したと考えるのが自然だ」と述べ、参加していたことを新たに認めました。

そのうえで「イベントに出席することで、その団体の活動にお墨付きを与えているという批判は真摯(しんし)に受け止めて反省しなくてはならない。今後一切関係を持たないように行動していく」と述べました。

山際大臣は、これまでに平成25年3月に関連団体に会費を支払っていたことや、平成30年10月に関連団体のイベントに出席していたことを明らかにしていました。

 

 

旧統一教会関連イベントへの参加 断言せずとも認めた形の山際大臣


8/25(木) 18:24配信


テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 旧統一教会と岸田政権の閣僚を巡る問題で、ネパールで行われた関連団体のイベントへの参加が指摘されていた山際大臣が「出席したと考えるのが自然だ」と関係を認めました。

 2016年、ネパールの首都カトマンズで、旧統一教会系UPF=天宙平和連合が主催した「国際指導者会議」の映像です。参加者リストには、山際大志郎、現・経済再生担当大臣の名前がありました。

 なぜ、日本から5000キロも離れたネパールの会議にわざわざ参加したのでしょうか。

 経済再生担当・山際大志郎大臣:「私の記憶では前年(2015年)に大変、大きな地震がネパールでありました。大変な被害に遭っている現状を見たという記憶は残っているんですが、それ以外の記憶は定かではないものですから、報道に出ているものを見る限り、私が出席したと考えるのは自然だと思います」

 山際大臣のフェイスブックでは2016年8月3日、「政治経済勉強会を開催(中略)。ネパール出張等、最近の活動報告も致しました」などとしっかり更新され、会合が行われた期間ともほぼ合致します。

 国際会議の場でスピーチまで行っていたとしたら、覚えていないのでしょうか。

 経済再生担当・山際大志郎大臣:「どのようなものだったかを、事務所に資料が一つも残ってないんです。ただし、ネパールに行った記憶はあるんですね。今後は一切、関係を持たないように慎重に行動していく。このことを改めて申し上げたいと思います」

 山際大臣はこれまで、旧統一教会について関連団体に会費1万円を支出したほか、2018年のセミナーに参加した2点を公表。ただし、内閣改造で留任が決まった後にでした。

 ところが、新たに2016年の「ネパール会議」と、2019年に都内で行われた南米などに入植地を建設する団体の会合に参加した疑惑が相次いで浮上したのです。

 経済再生担当・山際大志郎大臣:「2019年の方は後追いですけれど、どのようなものであったか調べました。調べた結果ですね、この会議を開いた団体の事務所が私の地元(川崎市)にあるということ、そして、会議を主催している方々の中に私の先輩議員がいるということ、あるいは大使だった方の名前が連ねられていることから、恐らくそういうことから判断して、出席を決断したのではないかと」

 教会を巡り、様々な疑惑が浮上する山際大臣は「岸田総理にもう一度、しっかり申し上げないといけない」と任命権者に説明する考えを25日、示しました。

 そこへ記者から、さらに別の会議に参加したとの質問が及びます。

 経済再生担当・山際大志郎大臣:「(Q.2010年2月に韓国で旧統一教会の関連団体が主催した会合で、HPに『開会の辞』ということで大臣の名前が掲載されている。2010年2月に韓国へ行った経緯は?)正直に申し上げますね。2016年、2019年のものですら定かではないわけですね。そこからさらに前のものに対して、よほど強烈な印象に残っているイベントでない限り、なかなか今の段階でその記憶をたどれと言われても、正直申し上げて難しいです。ただし、もしそういうことがHP等に載っているのであれば、今回のことと同様に、何もHPに嘘の情報を載せる必要はないでしょうから、そういうものに出席したというのは、そこに載っているのであればそうなのではないかと思います」

 

 

これからも一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クローズアップ現代に、安倍... | トップ | 【岸田首相会見】G7首脳か... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ダメよダメダメ岸ダメ政権」カテゴリの最新記事