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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

大村愛知県知事リコール署名偽造事件。維新から来て河村たかし市長が高須院長に紹介した田中事務局長逮捕。高須院長の秘書も不正署名作りをしたことを高須氏自白。首謀者高須・河村両氏と維新の責任は免れない。

2021年05月20日 | 歴史修正主義に反対する

必ず来る菅政権崩壊のその日には、維新とも減税日本ともさよなら。

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高須院長と極右による大村愛知県知事リコール運動の投票のうち8割超が不正。彼らが「トランプは不正選挙で負けた」と主張するのは、世の中には本当に不正投票が存在することをよ~く知っているからだった(笑)

【新自由主義、無能、極右が共通】大阪市廃止住民投票にうつつを抜かした維新に続いて、大村愛知県知事リコール運動ばかりしてた河村市長の名古屋市がコロナ医療崩壊。いらんことすな。市民の命を守る政治をしろ。

ネオナチの高須院長による大村愛知県知事へのリコール運動に加担する吉村大阪府知事。でも、大阪は人口比で愛知の3倍の感染者で死者数だって知ってました?人は見かけが9割じゃダメ!笑笑

 

 地方自治におけるリコール制度は、政治の原則である間接民主制を補完する直接民主制的制度の中でも最も重要な制度で、民主主義政治の柱の一つです。

 ですから、そのリコール署名を偽造するなんてことは言語道断ですから、地方自治法には署名偽造罪が規定されており、リコールの署名には有権者の氏名、住所、生年月日、署名した日付と押印が必要で、偽造に対する罰則は3年以下の懲役か禁錮、または50万円以下の罰金という刑罰が科される、れっきとした犯罪になっています。

 さて、大村愛知県知事が天皇制や従軍慰安婦制度などに異議を申し立てる内容の展示を含む「表現の不自由展・その後」に対して、後援をしたことなどがけしからんとして始められた、大村知事へのリコール署名。

 

 2020年8月、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が100万人分を目標に集め始め、約43万5千筆が集まったとしてこれを提出したのですが、内部告発などがあり、愛知県選挙管理委員会が2021年2月、約83%にあたる約36万2千筆に無効の疑いがあるとの調査結果を公表しました。

 リコール成立には86万7千票が必要で、その半分は集めた形を整えたのですが、実際には7万票余りしか本物のリコール票はなかったというお粗末。

 愛知県警は2月中にすべての署名簿を押収し、同法違反容疑で捜査していましたが、2021年5月19日、愛知県議でリコール活動団体事務局長の田中孝博容疑者とその家族合計4人を逮捕しました。

 ちなみに、田中容疑者はもともと河村たかし名古屋市長率いる減税日本などにいましたが、今年2月にこの事件が発覚するまで、日本維新の会の愛知5区支部長をやっていて、次の衆院選には日本維新の会からの出馬が決まっていました。

 冒頭の吉村府知事によるリコール運動推しといい、今回の事件は維新そのものの事件でもあります。

 

 ところで逮捕前、田中容疑者は新聞社などに、

「署名が思ったように集まらず、高須院長に恥をかかせることになるので焦った」

というような動機を語っていました。

 まさか、86万票集めないといけないのに、7万しか集めてなかっただなんて、そりゃ高須院長も河村市長も大恥もいいところです。

 それにしても、田中事務局長は逮捕されてからは完全黙秘を貫くようですが、そりゃタカスだのの名前を出さなければ、外に出てきてから美味しい多額の報酬もあるかもですからね。

 不正が暴かれて数カ月の間に相当口裏合わせや作戦は練ったでしょうが、でも田中家ご家族全員が一斉に完全黙秘なんてできるのかどうか。

潔いように見せかけて、お互いに罪を擦り付けあう首謀者の高須氏と河村氏。

 

 

 そもそも、田中事務局長自身には、リコール票を偽造するまでの利害関係はこのリコール運動に対してありません。体面を気にするという意味では一番利害があったのは高須氏でしょうが、政敵という意味では大村氏の評判を落として最も得するのは河村氏。

 だいだいその偽造に使った1千万円ともいわれるお金の出どころかどこからか、まだはっきりしませんが、そんな大金を右から左に、しかもこんなくだらないことに出せる人なんてめったにいないでしょう。

 そして、今日はとうとう、高須院長自ら、自分の秘書が指印を押しまくってリコール票偽造をやっていたことを認めました。

 まあ、もう常識的には心証は真っ黒になりますよね、これ。

 大好きな安倍前首相と同じで都合が悪くなると体の調子が悪くなるのが高須院長の常なので、またがんが再発しないか心配ですね。

 

高須院長は見栄っ張りのお金持ちという点では、zozoタウン前澤氏といい勝負ですからね。

熊本地震の時に救援物資を運ぶのに、わざわざ自家用ヘリで物資を運んで、地上に降り立って手を振って見せたのには、本当に辟易したもんです(笑)。

そりゃ、あれだけ順調にリコール賛成票が伸びていると何度も言っていたのに、必要な票の1割も取れていなかった、なんてことにするわけにはいかなかった気持ちは、それはよ~~~~くわかりますwww

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逮捕されたリコール活動団体事務局長の田中孝博容疑者

逮捕されたリコール活動団体事務局長の田中孝博容疑者

 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、愛知県警は19日、地方自治法違反(署名偽造)の疑いで、元愛知県議でリコール活動団体事務局長の田中孝博容疑者(59)ら男女4人を逮捕した。県警は田中容疑者が主導して事務局の一部が組織的に大量の署名を偽造したとみて全容解明を進める。
 
 
 ほかに逮捕されたのは田中容疑者の妻のパート従業員なおみ(58)、次男の塗装業雅人(28)、事務局幹部のアルバイト渡辺美智代(54)の3容疑者。逮捕容疑は、田中容疑者ら4人は共謀して昨年10月下旬ごろ、県外でアルバイトを動員し、県知事リコールの署名を偽造したとされる。県警は4人の認否を明らかにしていない。
 
 本紙の取材では田中容疑者が名古屋市の広告関連会社に依頼して、昨年10月20~31日の間、佐賀市内で署名偽造のためにアルバイトによる名簿の書き写し作業が行われていた疑いがある。
 
 田中容疑者は運動の実務の責任者を務め、渡辺容疑者は名簿管理や金庫番を担っていた。なおみ、雅人の両容疑者は頻繁に事務所に出入りし、街頭活動などを手伝っていた。
 田中容疑者は19日朝、滞在先の静岡県伊豆市で逮捕された。県警は愛知県内の田中容疑者の実家など関係先の家宅捜索を始めた。
 
 リコール活動団体は同年11月、約43万5000人分の署名を各選管に提出したが、83・2%に当たる36万2000人分が無効と判断された。同一の筆跡や指印が多数確認されたほか、故人の署名も含まれており、県選管は2月、被疑者不詳で県警に刑事告発した。
 その直後、本紙などの報道で署名偽造疑惑が発覚。アルバイトを雇った大規模な偽造は過去に例がなく、県選管が偽造防止策を踏まえた改善案を総務省に提出するなど制度のあり方も問われる事態となった。
 
 田中容疑者は当初、不正への関与を否定していたが、逮捕前の本紙の取材に広告関連会社に署名の書き写しを依頼したことは認めた。ただ、「違法性の認識はなかった」などと話していた。
 
 県警は選管に提出された全署名を押収するとともに、名古屋市東区のリコール活動団体の旧事務所を家宅捜索。アルバイト動員に関与した広告関連会社元社長や事務局幹部らから任意で事情を聴くなどして捜査を進めてきた。

◆「法律や制度の隙を突き、極めて悪質」

 明治大の牛山久仁彦教授(地方自治論)の話 今回の署名偽造は、法律や制度の隙を突いたもので極めて悪質だ。捜査で事件を明らかにすることは当然だが、リコール運動を主導した人たちは自らの潔白や無関係ばかりを主張するのではなく、何が起き、金銭の動きはどうだったのか徹底して真相を明らかにするべきだ。
 その説明を尽くさなければ、運動の趣旨自体も汚すことになりかねない。そもそもリコールなどの直接請求は住民のための政治参加の制度であり、善意を前提にして成り立っている。不正防止でルールを厳格化してしまうと住民が取り組みにくくなるため慎重に考えるべきだ。ただ悪質な事件が起きた以上、住民参加に配慮しつつ不正に歯止めをかける検討も必要になるだろう。

 愛知県知事のリコール運動 2019年の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」で、昭和天皇の肖像を使った創作物を燃やす映像作品や、慰安婦を表現した少女像が展示されたことに抗議し、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長らが実行委員長だった大村秀章知事のリコール(解職請求)を主張。名古屋市の河村たかし市長も「応援団」として加わり、昨年8月から一部の市町を除いて10月まで署名集めを実施した。

 活動団体は約43万5000人分を県内の各選管に提出したが、解職の賛否を問う住民投票に必要な法定数約86万6000人分には届かなかった。

 

 

高須院長の女性秘書が大量の署名に指印押す不正に関与か 高須院長「何百人もいたそうでその中の1人です」

高須院長の女性秘書が大量の署名に指印押す不正に関与か 高須院長「何百人もいたそうでその中の1人です」

高須クリニックの高須克弥院長

(東海テレビ)

 愛知県の大村知事へのリコール運動を巡る署名偽造事件で逮捕された事務局長の次男が、アルバイトに署名の書き写しを直接指導していたとみられることが分かりました。

 リコール団体の事務局長・田中孝博容疑者(59)、妻のなおみ容疑者(58)、次男の雅人容疑者(28)ら4人は去年10月、佐賀市でアルバイトを動員して大量の署名を偽造した疑いで逮捕され、20日朝送検されました。

 警察は4人の認否を明らかにしていません。

 その後の関係者への取材で、田中容疑者の指示を受けた次男の雅人容疑者が佐賀市でアルバイトに署名の書き写しの方法を指導し、妻のなおみ容疑者も立ち会っていたとみられることが新たにわかりました。

 また、雅人容疑者が名簿の原本などを愛知県から車で運んだとみられます。

佐賀県でアルバイトをした男性:
「次男の方は私が座ったすぐ左前の席に座っていらっしゃったのかな。『これは行政の指示でやってるから大丈夫ですよ』みたいな」

 一方、関係者への取材で、リコール団体のトップで高須クリニックの高須克弥院長の女性秘書が、大量の署名に指印を押す不正に関与したとみられることがわかりました。

高須院長:
「『(田中)事務局長の要請だから』と言ってやったんだそうですけど、何百人もそういうこと(指印)をしている人たちがいたそうでして、その中の1人です」
 
 
 

高須克弥氏秘書も指印を不正に押していた 愛知県知事リコール署名偽造事件

高須克弥氏秘書も指印を不正に押していた 愛知県知事リコール署名偽造事件

高須克弥氏秘書も指印を不正に押していた 愛知県知事リコール署名偽造事件

(CBCテレビ)

 愛知県の大村知事のリコール運動を巡る署名偽造事件で、運動を主導した高須克弥氏の秘書も、署名に指印を押す不正に関与していたことがわかりました。

 リコール団体の事務局長で元愛知県議の田中孝博容疑者(59)や次男の雅人容疑者(28)ら4人は、大村知事のリコール運動を巡り去年10月、佐賀市内でアルバイトを動員し署名を偽造した、地方自治法違反の疑いがもたれていて、20日朝、送検されました。

 また運動を主導した高須克弥氏の秘書が、署名提出直前の去年10月から11月にかけて、田中容疑者の指示のもと、アルバイトが書いたとみられる署名に指印を押したことが新たにわかりました。

 「秘書に聞いたら『おっしゃる通りです』と。大勢に混ざってやったそうです。(Qそこに田中容疑者はいたか?)知りません」
 (高須克弥氏)

 一方警察は、アルバイト集めの依頼を受けたとみられる名古屋市内の広告会社などの家宅捜索を行っていて、金の流れや指示系統を調べる方針です。

 

 
 

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1 コメント

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[安岡力也 ……] (バードストライク)
2021-05-27 12:22:33
よっ!
刑事が取ってくれるカツ丼、美味いか?

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