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国連で紛争下の性暴力問題を担当するパッテン事務総長特別代表は報告書をまとめ、2023年10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃した際に、複数の場所で性暴力が行われたことを示す根拠が見つかったと発表しました。
報告書は、パッテン特別代表ら調査チームが2024年2月14日までの17日間、イスラエルを訪問してとりまとめて3月4日に発表しました。
この調査では、イスラエル側の目撃者や医療従事者などへの聞き取り調査や映像や写真の分析を行なったということです。
そして報告書では、
「2024年10月7日、音楽祭が行われていた会場など少なくとも3か所で、性暴力が行われたと信じるに足る合理的な根拠が見つかった」
などと指摘しました。
さらに、ハマスに拘束されている人質も性暴力の被害を受けている可能性があるとしています。
一方、事実とは異なる情報が報道などで伝えられていたケースも確認されたということで、真相の解明には数年かかる可能性があり、完全には明らかにならないおそれもあるという見方を示しています。
いずれにしても、赤ちゃんや外国人も含む1200人もの人間を無差別殺戮し、240人もの人間を拉致したハマスの戦争犯罪は決して許されるものではなく、まして性暴力=強姦行為など正当化されるわけがありません。
「10月7日の攻撃中、紛争関連の性的暴力が複数の場所で発生したと信じるに足る合理的な根拠があることを、チームは突き止めた」と指摘する報告書を発表した、国連で紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表を務めるプラミラ・パッテン氏
ハマスに襲われた「スーパーノヴァ」音楽フェスティバルの会場
BBC『ハマスの性暴力疑惑「信じるに足る合理的根拠」=国連報告書』より
子どもを殺し外国人を殺し拉致したハマスは全世界を敵に回した。パレスチナ人とハマス、イスラエル人とイスラエル政府は全く別のものであるということをわきまえて、報復の連鎖を断ち切ろう。
しかし、何度も繰り返し述べてきたように、その後ガザ地域の市民を3万人以上も殺しているイスラエル軍のガザ地域への無差別攻撃はもはやジェノサイド=民族皆殺しの域に達しています。
もちろんこの無差別殺戮はハマスの攻撃に対する自衛権行使の範囲などとっくに超えており、正当化できる要素は全くありません。
ハマスの残虐行為はイスラエル軍による無差別殺戮の免罪符には決してなりません。
そして、イスラエルのネタニヤフ政権はいまだハマスに捕らえられている人質を取り戻すため、さらにはハマス殲滅のために必要な攻撃だと強弁していますが、子どもたち1万数千人を殺している以上、これが戦争犯罪であることは明らかです。
イスラエル軍の攻撃でガザ地区の1万数千人の子どもたちが死亡。イスラエル軍の攻撃と包囲でガザに飢餓が蔓延し人口の4分の1が飢餓状態。3月に国連安保理議長国になる日本は死に物狂いで即時停戦決議をまとめろ。
また、今、イスラエル軍はガザ北部から、そして南部からもパレスチナ人が逃げ込んだラファへの攻撃を始めていますが、WHO(世界保健機構)はもうイスラエル軍が攻撃していないはずのガザ北部で飢餓状態が発生していると警告しています。
WHOのチームは先週末、ガザ地区北部のアル・アウダ病院とカマル・アドワン病院を訪れ、3月4日にテドロス事務局長がソーシャルメディアに投稿したところによると、食料不足により子ども10人が死亡するなど、
「深刻なレベルの栄養失調」
が見られたそうです。
ガザ保健省は3月3日、ガザ北部のカマル・アドワン病院で少なくとも子どもたち15人が栄養失調と脱水症状で死亡したと発表しました。
これはすべて、イスラエル政府の過剰な検問による流通阻止のせいで、もはやガザ地域外部からの支援がガザの市民に届かない状況に陥っています。
武力攻撃だけではなく、食料・水・エネルギーのすべてを止めてしまう。
これがイスラエル政府によるパレスチナ人ジェノサイドの実態です。
ICJ(国際司法裁判所)がイスラエル政府に対してガザでのジェノサイド(集団殺戮)行為を防ぐ「全ての手段」を講じるよう仮保全措置(暫定措置)を命令!イスラエル軍の即時撤退を要求しよう!!
その民衆が飢えているガザ北部で、イスラエル軍が悲惨な「事件」を起こしました。
ガザ地区の保健省は2月29日、ガザ北部の食糧配布地点で食料や支援物資を待っていた住民にイスラエル軍が発砲し、少なくとも112人が死亡し760人が負傷したと明らかにしたのです。
この事件について、イスラエル国防軍の報道官は、イスラエル軍の発砲は支援車列の周辺に集まっていた群衆を解散させるためにイスラエルの戦車が警告射撃を行なったものだと説明し、その前に群衆の中の人が踏みつけられて死者が出たとか、支援物資を積んだトラックに市民が轢かれたなどと説明しています。
しかし米CNNによると、現場に居合わせた地元ジャーナリストや目撃者は、混乱が起きたのはイスラエル軍が発砲した後だということです。
イスラエル軍のガザ攻撃開始から3か月。住宅の7割が破壊され2万数千人が死亡。ガザ市民220万人のうち190万人が避難し「ガザにいるすべての人が空腹だ」(国連)。イスラエル軍は即時無条件に完全撤退せよ。
そして、イスラエル軍がの発砲を受け、国連のチームは3月1日、負傷者が搬送されたシファ病院を訪問し、負傷者の体に
「多数の銃創」があるのを確認したと報告しました。
食料配布地点でイスラエル軍がパレスチナ市民に発砲をして多数の死者を出したのに、イスラエル軍がそれを誤魔化すために亡くなった方たちが市民同士で踏みつけられたとかすぐわかるような嘘を言っていることは明らかです。
これは偶発的な「事故」なのか。
むしろ民衆を食料配給の場所から遠ざけてさらに飢えさせようとするイスラエル軍による確信犯的な犯罪なのかもしれません。
イスラエル政府・軍はICJの「ジェノサイド行為を防ぐ全ての手段を取れ」という命令通りに即時撤退せよ。国連パレスチナ難民救済事業機関の一部職員への疑惑を理由に日米などが支援を全面停止したのは許されない
この事件が起こったため、3月初めからエジプト・カイロで行われている停戦交渉にハマスは代表団を送っているのに、イスラエル政府は代表団も送らないというふざけた態度をとっています。
その理由はハマスが生きている人質の名簿を出そうとしないからだというのですが、そんなことは停戦交渉に代表団を送らない言い訳にはなりません。
また、ハマスは条件で折り合えば名簿は出すと言っているのですから、イスラエル政府が言っていることにはまったく理がありません。
さらに、ハマス幹部は3月3日に中東の衛星テレビのアルジャジーラに対して、ガザからのイスラエル軍の「完全撤収」を求めていると述べていますが、これも当然の要求です。
イスラエル軍が今やっていることはジェノサイド以外の何物でもありませんし、イスラエル政府が停戦を約束しても、イスラエル軍がガザ地区にいる限り、今回の発砲「事件」のような戦闘行為が止むわけがないからです。
イスラエルのネタニヤフ首相がガザへの無差別攻撃について「我々が対峙しているのは怪物」「イスラエルだけでなく文明世界と野蛮人との戦い」と強弁してクリスマス休戦さえ拒否。「怪物」はイスラエル政府と軍だ。
この理屈は、侵略しているロシア軍がウクライナの占領地から撤退しないと、ロシア軍による拷問や強姦や処刑や子どもたちの強制連れ去りなどの戦争犯罪は止まず、停戦の名に値しないのと全く同じです。
ハマスの2023年10月7日の凶行・蛮行は許されませんが、いまだに延々と戦争犯罪を続けて何万人も殺しているのはイスラエル軍であり、双方の言い分を突き合せれば今合理性があることを言っているのはハマスです。
国際社会はイスラエル政府にこそ即時停戦、そしてイスラエル軍の完全撤退を求めていかなければなりません。
3月の国連安保理議長国日本はなにをしているのか。
アメリカ合衆国が、国連安保理でのガザの即時停戦を求める決議案に4度目の拒否権を行使して否決。イスラエル軍のジェノサイドに加担する米国政府。日本共産党は日米安保条約廃棄の綱領を高く掲げ続けるべきだ。
イスラエル軍によるガザ攻撃での死者が2万5000人を超える。岸田文雄首相は石油危機で米国の言いなりにならなかった田中角栄首相の独自外交に学び、イスラエルとパレスチナの2カ国共存を強く主張すべきだ。
ぼくの村は壁で囲まれた パレスチナに生きる子どもたち
国連安全保障理事会は3月1日、食料を求めて集まった住民にイスラエル軍が発砲した問題への「深い懸念」を示し、イスラエルに「安全で迅速な人道支援の実施」を認めるよう要求する報道声明案をまとめました。
しかし、ロシアが「即時停戦」の文言を追加する修正を求め、発表できないまま現在に至っています。
国連安保理が法的効力のある決議を上げられないのは常任理事国であるアメリカ合衆国が拒否権を行使するからです。
そして、安保理が苦肉の策で出そうとした声明文にロシアが即時停戦の文言を入れようとしているのは、その動機はともかく一見正当なのですが、そのためかえって人道支援のための声明も出せなくなっているわけです。
それにしても、ウクライナに絶賛侵略中のプーチン政権がネタニヤフ政権に即時停戦を求めるというのがブーメラン過ぎてお笑い種です。
イスラエル軍のガザ侵攻から100日。追い立てられるパレスチナの民「自分たちが先に立ち退いてしまえば次は隣が襲われる」「土地を追われるのは体から魂を奪われるようなもの」。「たかが領土」論の傲慢を知れ。
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(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の保健省は2月29日、ガザ北部で食料や支援物資を待っていた住民にイスラエル軍が発砲し、少なくとも112人が死亡したと明らかにした。当初の発表から死者数を上方修正した。
760人が負傷したとも明らかにした。
パレスチナのマンスール国連大使は29日遅く、記者団に対し、死者は122人に上るとの見解を示した。
CNNはこうした数字を独自に確認できていない。
マンスール氏は支援現場での「非道な虐殺」を非難。ガザ地区での即時停戦を改めて呼び掛けた。
イスラエル軍と目撃者の証言は相反する内容になっている。
イスラエル国防軍の報道官は、支援車列の周辺に集まっていた群衆を解散させるため、イスラエルの戦車が警告射撃を行ったと説明。その前に群衆の中の人が踏みつけられる様子を目撃していたと述べた。
一方、現場に居合わせた地元ジャーナリストや目撃者は、混乱が起きたのはイスラエル軍が発砲した後で、負傷者の半数以上は逃げようとして支援トラックにひかれたと証言している。
安保理筋によると、ロシアは、イスラム原理主義組織ハマスの壊滅を目指すイスラエルを支持して「一時的停戦」しか認めない米国に修正案を拒否させ、米国が安保理で孤立することを狙っているとみられる。
声明案は、犠牲者の遺族に弔意を示し、負傷者の早期回復を祈念。ガザ住民220万人が食料不足で生命の危機にさらされているとして、ガザへの人道支援の大規模実施を手助けするようイスラエルに求めている。
ウクライナ侵略を続けて安保理で孤立するロシアは、ガザへの対応でイスラエルに擁護的な米国を非難し、パレスチナへの連帯を示すアラブ諸国に秋波を送っている。
ガザでは3日も各地でイスラエル軍の攻撃が続き、南部ラファでは夜も救助活動が行われていました。
こうした中、イスラエルメディアはイスラエル当局者の話として、戦闘停止や人質解放をめぐる交渉のため、ハマスの代表団や仲介するアメリカなどがエジプト・カイロを訪れているものの、イスラエル側は代表団を派遣していないなどと報じました。
イスラエル側が求める生存している人質のリストの提示をハマスが拒否しているためだということです
一方、中東アルジャジーラによると、ハマスの代表は「イスラエル側が来ているか否かは関係ない。私たちのビジョンを説明しに来ただけだ」などと話しています。
ハマス幹部はイスラエル軍の「完全撤収」を求めていて、交渉の先行きは依然、不透明です。
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は4日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区で、子供たちが餓死していると述べた。
WHOのチームは先週末、ガザ地区北部のアル・アウダ病院とカマル・アドワン病院を訪れた。テドロス事務局長によると、昨年10月初旬以来の視察だという。
テドロス氏は今回の視察での「ぞっとする調査結果」をソーシャルメディアに投稿した。
それによると、食料不足により子供10人が死亡するなど、「深刻なレベルの栄養失調」が見られた。また、複数の病院が破壊されていたという。
ハマス運営のガザ保健省は3日、カマル・アドワン病院で少なくとも子供15人が栄養失調と脱水症状で死亡したと発表した。
ガザ地区南部ラファの病院では3日、子供1人が死亡したと、 パレスチナ自治政府の通信社WAFAが4日に伝えた。
「ぞっとする調査結果」
テドロス氏は、アル・アウダ病院とカマル・アドワン病院の視察で、「深刻なレベルの栄養失調や子供の餓死、燃料・食料・医療品の深刻な不足、破壊された病院の建物」が確認されたと報告した。同地区北部では推定3万人が食料やきれいな水がほとんどない中で暮らしている。
「食料不足により子供10人が死亡した」と、テドロス氏は投稿した。
WHOは「ガザ北部への定期的なアクセスを確保しようとしているものの」、前回から数カ月たっての訪問となったと、テドロス氏は述べた。
また、「アル・アウダ病院の状況は特にひどく、建物の一つが破壊されている」と付け加えた。
飢餓は「ほぼ避けられない」
国連の人道問題調整事務所(OCHA)の高官は先週、ガザ地区での飢餓は「ほぼ避けられない」と警告していた。
この高官によると、同地区全体で少なくとも57万6000人(人口の4分の1)が壊滅的なレベルの食料不足に直面し、北部では2歳未満の子供の6人に1人が急性栄養失調に苦しんでいる。
国連児童基金(ユニセフ)の中東・北アフリカ地域事務所代表のアデル・ホドル氏は、「栄養不良がガザ地区を襲い子供が亡くなるという、我々が恐れていたことが現実に起きている」とした。
「このような痛ましく悲惨な死は、人為的なものであり、予測可能であり、十分に防ぐことができる」と、ホドル氏は3日の声明で述べた。
ハマスは昨年10月7日にイスラエル南部を奇襲し、約1200人を殺害、253人をガザ地区へ連れ去った。イスラエルは報復としてガザ地区への大規模な空爆と地上作戦を開始した。
ハマス運営のガザ保健省によると、同地区ではこれまでに女性と子供を中心に3万500人以上が殺害された。
(英語記事 Children starving to death in northern Gaza - WHO)
イスラエル、代表団派遣見送り 休戦交渉、見通し不透明―ガザ情勢
ロイター通信によると、関係筋は人質の生存者リストの提出をハマスが拒否しているため、イスラエルは3日始まった交渉に参加していないと述べた。ハマスは、条件で折り合った場合に初めて情報を公開できるとしている。また、エジプト関係筋はイスラエルと連絡を取り続けていると明かした。
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ネタニヤフはハマス掃討でさえ埒が明かなくなってるのに、最近のナスララ師の言動に触発されてヒズボラとの戦闘も拡大したいようです
レバノンは財政破綻後の貧困拡大の最中にあり、中東全体をガザ化しかねないその動きは何としても封じないといけません
だから、フーシ派とかヒズボラとか勝ち負け度外視して戦争仕掛けてますよね
そのうちイラン本体ともことを構えそうです
自分が政権を維持するために国民を犠牲にして戦争拡大
こんな恐ろしい指導者はいませんよ